2018-08-16

怖い話

さっきシャワー浴びて出るとき、いつもはしないんだけど結露落とし?みたいなワイパーやってたら、シャワーの水が出しっぱなしになってた。

すぐ寝たかったのでシャワー温度を下げるべく、いつものお湯蛇口に加えてちょろちょろの水蛇口をおひねりしたからなんだけど。

うっかり忘れてて、いつもどおりそのまま浴室を出てたら、一晩中、なんなら一日中出しっぱなしになるところだった。

危ない危ない。いったい何リットルの水を無駄にするところだったんだろう。一分間にペットボトル1本分としても、1時間で60本。

6時間360本、12時間で720本、24時間で1440本。やべえやべえ。とんでもない量だ。浴室にためたら天井との隙間はどれくらいになるだろうか。

確実に重みで死ねる。崩れたペットポトルの山の下敷きになったら死ねる。想像だけでも圧倒的な存在感重厚感。

それを無駄にしてしまうところだった。

いつもどおりの行動でうっかりに気付けなかったら思うと、とてつもなくもったいないというか、オカルト的な恐怖を感じた。

そもそも人間にとっての恐怖とは、命を守るのに必要本能的な感情で、日本在住の現代会社員の俺には持て余すものだ。

駅のホームうつらうつらしてしまってハッとする恐怖や上司ミスを暴かれる恐怖や飲みすぎて怒られるから家に帰りたくない恐怖とは別物だ。

バーンってきてドーンってなってウワー!っていうのも恐怖だけど、隙間からにゅるって入ってきて気付いたら足元に絶望がいた、みたいな恐怖。

一度でも体験してしまうと、二度と思い出したくない感情。雪を見てフラッシュバックしたり、体が震えたり。

から、そういう「タグ」を作っておく。幽霊とか、妖怪とか。

水のもったいないお化けがいたんだ。

そのお化けが、いつもはしない結露落とし?みたいなワイパーをやらせたんだ。

お盆だしな。

  • 水道蛇口にもフェイルセーフ機構がほしいとこやね 200リットル連続で出したら一旦止まるとか

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