29のときに話題になっていた某マッチングアプリで知り合った人と付き合っていた、と思う。
同い年で同業同職種で、こうした出会い系的なのが一般的になったんだなと思った覚えがある。
初めて会った時にはあまりいい印象がなく、というか普段出不精なので人と頻繁に会うということがだめで、今週だめなら来週は?といわれることに疲れた。
もう色々めんどくさくなって、さっさとやって終わりにしようと思っていたが、何度も会いたくなってしまい、結局半年くらい続いた。
3か月目に好きな人ができたけどフラれたから、もうやめようなどと不可解な別れ話が出て、5か月目に再度別れ話が出た。「将来が見えないから」らしい。
引き留めるにも無理かと思い、4日連続で好きなアイドルのコンサートに行く当日にOKを出した。そうでもしないと落ち込んでばかりになるからだ。
半年が経って、ふと連絡を取ってみた。
もう結婚とかいいやと思い始めたけど、でも妙に忘れられなかったからだ。
どうせなら、新しい恋人でもできていて、婚約してます~な展開になってくれたら嬉しかったが、そんなことはなかった。
既読スルーされることは多々あれど、普通にラインをして、たまに向こうから連絡もくることもあった。
やつが住んでいる地域の近くに行くことがあり、おいしいランチの場所を聞いた。
教えてもらった後、向こうからこう続いた。
「夜だったら飲みに行けるのにな~」
しょうがないので、酒を持って家に行った。その後はお察しである。
そこから、あれやこれやと関わりをもとうとしている。不発だけど。
デートとかそういうんじゃなくて、ただ話がしたい抱きしめてほしいという、ありきたりな元彼とセフレになるパターンである。
けど、途中でお酒買っていくって言ってるのに、わざわざゴム買いに暑い中コンビニ行く姿とかかわいいじゃないですか。
だからさっさと彼にはいい人を見つけて、さっさと結婚して、私に諦めさせてほしい。
私が幸せにできないなら、幸せになる人とさっさと出会って欲しい。
そうでもしないと、亡霊になってしまう。
やらせろ
やらせなくていいよ
よく出来た怪談話だな
うんちマダー?