俺に出来るのは俺が関与することによってプロジェクトに生まれる影響を最小限にするため亀のように縮こまっていることだけだ。
下手に前に出ようものなら関係者から「おたくの担当者が何を言っているのか分からない」「担当者に確認は取っている」と言い切られてどんどんプロジェクトが捻れていく。
だから仕事を覚えるまでは限界まで自分の仕事を減らして最小限にするしかない。
社内マニュアルや業務関連の書籍は既にだいぶ読んだが(というか仕事してる時間の大部分は社内マニュアルを読んでいるがまだ半分も読み終わらん)未だに何をやっているのかがよく分からん。
ググって答が見つかるのならまだいいが、自分の会社のやり方も相手の会社のやり方も結構特殊なのか、意味不明な部分ほどネット上に答はない。
答に至る材料程度であればネット上に答があるモノも少なくはないが、うちの会社は事務所でネットをやるのは禁止されているので家に帰ってから調べることになる。
先輩や上司に聞けという事なのだろうが、上司や先輩は「社内マニュアルを読んでからにしろ」しか言わない。
そんな訳で社内マニュアルを読んでいると「そんなの社内マニュアルなんて読んでも答は出ねえよ!なんで早く聞きに来なかった!」とキレてくる。
凄まじい。
設問を組み立てることができれば問題は解けるというが、逆を言えば設問を組み立てようがない問題を前にした時、人間は極めて無力だ。
言語化の不完全な指示の、不明瞭な部分を質問するために言語化を試みては、言語化が不十分な質問をするなと言われ、言語化の足りない指示を何とか噛み砕くために社内マニュアルを読み漁り、そうして無為な時間を過ごしたことに対して罵倒がやってくる。
うーむ。
実にクソゲーだ。
とりあえず今も放置された時限爆弾が刻々と命の灯を燃やして週末への導火線を焼き尽くし続けているが、さて、こいつをどうしたものか。
正直、もう全部がどうでもよくなってきた。
責任感?
アホくさ。