自民党も野党も人材の劣化が甚だしくて悲しくなる。そして何よりも辛いのが、それぞれの党内でも議論できる政治家ではなく姑息な政治家こそが権力の座につきやすくなっていること。何でかなーと思ったけど、これはアメリカと同様に反知性主義の現れなのだと思う。
ご飯論法はけしからんという話が出ているけれど、ちゃんとリサーチして準備した質問こそが「知性主義」のかたまりということで毛嫌いされる原因であって、それを小馬鹿にしてかわす答弁のほうが支持されてるだけ。とっくに頭がいい人や誠実な人が尊敬された時代は終わっていて、自分と同じバカが立ち回りのうまさだけでエリートを愚弄する構図のほうが支持されてるわけです。もしかすると小選挙区制になったことで、馬鹿な大衆を味方にしたほうが有利な構造に拍車がかかっているのかもしれない。
石破じゃなくて安倍
日本国民全体が失われた20年のなかで活力をなくし、ロジックや知性に疲れちゃったんでしょ。これからもっとポピュリスト、耄碌大臣、低IQ政治家が活躍する時代が来るぞ。地獄に備えよ。