某アイドルの件で、男性が親子ほど年の離れた未成年の異性を家に招く、ということについての話を結構見たのだけど、こういう問題に年の差や性別はおおいに関係はあるけども、根本的な問題が年の差や性別にあるわけではないよな、と思うんだけど。
年が離れているから、男性から女性だから、問題になる。という表面的、常識的な理解では足りないんじゃないのかな、というか。年齢や性別はおおいに関係あるんだけど、それは社会における力関係が年齢や性別に関係してるからだよな、と。
今の社会の現状で、全体で見れば男性が未成年の女性を自宅に招くことには問題がある、というのはそれでいいと思うんだけど、個別に見ればそれに当てはまらないけど問題のあるケースは結構あるんじゃないかなというか、そもそもそこに非対称な力関係があるというのが重要なので、というか。
優位な立場にあって、相手が断れないような関係であって、他の人の目に触れない個人的な領域に招き入れるというのは、たとえ同性だろうが、問題になりそうな行動がなかろうが、慎重であるべき。たとえ成人同士でも、キスや身体的接触を無理にやればそれはハラスメントである。
これには性別や年齢がおおいに関係してるが、必ずしも力関係が典型的であるとは限らないので、女性から男性へとか、若年者から高齢者へ、とか、そういうことは確実にある。しかし全体的には中高年の男性から女性へ、というのが現状圧倒的に多いと思う。
未成年者が弱い立場にあるのはそうそう覆らないと思うんだけど、16〜19あたりの未成年男性と成人女性とかなら未成年男性の方が身体的に優位であることが多いので… お互いの立場とか、場合によりけりではある。基本子供は弱い立場にあるというのは変わらない。大人に責任があり、大人が慎重になるべき。
女性も加害者になりうるからといっても、全体として非対称な現状は変わらないので、こういうことについて考えるとき、そこらへんをなかったことにしてしまうみたいな危うさも感じてはいる。