小泉のときの「自民党をぶっ壊す」などの改革イメージで若者の支持率がグンと上がったのを
安倍は間近で見ており、第二次安倍政権では実行、改革をアピールしてきた。
今やってる人づくり革命やはたらきかた改革なんかも、そういう意図が明確だし
他の政策だってわかりやすいフレーズを作って「何かやってる」感じを出すのが上手い。
とにかく、それでかつては無党派だった層が自民党に流れているし、左派に入れていたタイプの一部も自民に流れているだろう。
一方で野党とくに左派政党が(打ち出したいイメージほど)若者に支持されていないのはなぜか。
彼らがアピールしている政策は「安定」と「平均化による平等」だ。革命的な要素がなくなってしまった。
それに彼らの言っている安定は結局高齢者や弱者の生活を守ろうというブルジョワのノブレス・オブリージュであり
その上、何をしてくれるのかは明確じゃない。
支持者からすれば、いろいろと反論はあるのだろうが、少なくとも明確には見えない。
これらについて「こうなったらいいな」ではなく「こういう法案を実行します」と断言できるようなものを
しっかりとアピールすべきだ