海賊版漫画サイトの「漫画村」がネットだけでなく国会やNHKで話題になる中で、タイムリーなことに、今週号のヤングマガジンの傑作SFロボット漫画「ORIGIN(オリジン)」で、作中の近未来日本で大人気となっている漫画サイトが描かれていた。
・「コラセウム」という、その漫画サイトは、加入している作家の数はおよそ400万人。
・世界中から漫画をアップでき、AIで自動的に全世界の言語に翻訳される
・作者は読者数による広告料の分配や有料購読費で収入を得られ、人気漫画なら早ければアップ後30分で入金される
・サイトではディープラーニングによって過去の漫画家3千人の絵柄を再現できるAIが備え付けられているので、アイデアだけ入力すればAIが自動で漫画を作成してくれる。画力もストーリーもネームもいらない。
・一方で、AI作成漫画は読者人気がなく収入にならない。「コラセウム」でランキング上位にいる漫画は全部作家が自分で描いた作品
ディープラーニングの自動漫画作成はともかく、現実でも今後10年以内には、漫画家になりたい人は週刊誌で連載を獲得するのではなくて、こういうサイトにアップすることが普通になるのだろうな。新都社なんかが「なろう」みたいにもうちょっと商売っ気が上手ければ、今、もっとでかい漫画ポータルサイトになれてたのかな。
「なろう」はそんな商売っ気ないけどな。Pixivのほうがまんまでしょ。