母親が死にかける夢だった
母親はいつもは安全運転なのだが、その夢の中では荒々しい運転だった
とにかく急いでた。他に走ってる車がいるのに、速度は出てるし、日本なのに右の車線走ったり、歩道を走ったりするし、かなり急いでた
母親の尋常でない運転をなだめるよう、矢継ぎ早に言葉をかけていた
その度に母親は「大丈夫、大丈夫」と言って、険しい顔で真正面を見据えていた
そして、「体調悪かったら病院に行こ?」と言ったら、
「無理!! 間に合わないかもしれないの!!!!!」と、母親が激しく反応した
何かの病気で、発症してたから急いでたんだ、とその時に分かった
でも夢だから、そんな劇的な場面の直後、運転中だっていう事実がどっかに行った
立体駐車場みたいな所で二人で立ってた。でも母親は苦し気に背を折って、まだ吐血していた
自分はかなり驚愕していたけど、母親にこれ以上ダメージを与えないように、
なるべく穏やかに「大丈夫、大丈夫」とか言って母親の肩を抱えて、血で気道が塞がらないように横に寝させた
そして通りすがりの二人の男女を指さして「すみません! 救急車! 090……じゃぁない、901!」とか、てんで合ってない番号を叫んだ
それからは、まあ夢の中だから、現実的じゃぁない事を交えつつ進んでいった
母親は口と心臓だけになるようなドロドロの液状になったり、そんな状態になっても生きていたり、
救急車の描写もなく病院の中に場面が移ったり、ノンタイムで父親が何故か隣にいて、
手術台には口と心臓の母親が乗ってて、「よろしいですか?」って手術医が自分に訊いてきたり
それで、手術医が母親の気道に何故か刺さってた針を抜いた所で、さっき目が覚めた
それだけでも不吉な夢なんだけど、
なおさら不吉なのは、今日は実家から母親が車に乗って、アパート住まいの自分に会いに来る日なんだ
悪夢はむしろ良い兆候とか聞くけど、流石にタイミングが悪すぎる