公開初日の土日、キャスト登壇の舞台挨拶が催されることが最近増えた。
そしてそのキャストに著名な俳優、ジャニーズアイドルなどがいる場合、そのチケットの倍率は上がるし、都内や都内近郊の各地で一日かけてあらゆる土地で行われることも多い。
そんな場合、必ず争点になるのが、「本人たちと同じスケジュールで行動し、映画を見ずに舞台挨拶だけ見て回る」ことに対しての賛否だ。
例えどんなにつまらない内容でも、その作品が出来上がるまでには本人、スタッフ、企画者、あらゆる人の苦労が乗っている。その集大成である作品を見てもらうための舞台挨拶だろう。
賛成派は、「舞台挨拶はその瞬間しか聞けないからハシゴする」「生で本人を見るためにチケット代を払っている」「ハシゴできないスケジュールが悪い」と言っているらしい。
ハシゴできないスケジュールなのは当たり前だろう。例えば4箇所で挨拶付き上映をするとしたら、1人が4回聞くために売っているんじゃなくて4人が1回ずつ聞くために売っていると考えるのが妥当だからだ。
催されている1回のイベントを最初から最後まで(つまり映画上映も含めて)楽しむことができない自分勝手なおたくを、本人たちはどう思うのだろう。
まあ極論、ハシゴしたって別にいい。好きにしろ。私はしないという話だから。