今日パスタを作ったら茹でる時の塩が足りず完全な失敗作が出来上がった。まずかった。塩振って食べたけど。こないだ作ったパスタの塩が少しきつかったので今回は控えめにしたのが敗因。
大学生の頃に付き合ってた彼氏はパプリコさんのブログに出てくるモラハラハイスペ男そのものだった。バリバリの体育会系、飲み会の盛り上げはお手の物、顔はそんなに良くないが女慣れしてる(+学歴良し、家柄良し)の人で、就活では超人気企業の内定をいくつも貰っていた。
私は内向的な人間なのでこんなに社交的な人に好きになってもらえるなんて、と感激してめちゃくちゃ惚れていた。奴は自己中でわがままで常に自分を第一に優先する人間だったが、偶に私だけに弱味を見せてきたり、一途だとアピールしてくるのが(今思えば)上手かったし、自分よりランクが上の人だと思っていたので束縛されるのも嬉しかった。小中高とクラスで一番の人気者だった(と勝手に思っていた)ような人と、昼休みは図書館で本を読み教室の片隅でひっそりと暮らしていた自分が付き合えることに感激していた。
ある時奴にパスタを作ってあげることになったのだが、全く手伝わないのに口だけ出してくる。しかも「母親がこう言っていたからこうしろ」と偉そうに。奴はマザコンで母親には頭が上がらず、進学先も就職先も母親の意見に従っていた。「パスタを茹でる時には塩をいっぱい入れて。…もっと。もっと」etc…言われた通りに入れたらめちゃくちゃ塩辛いパスタができた。ちゃんと食べてくれたけど。
今日のパスタを食べながらあのマザコンのことをずっと思い出していた。なんで未だに思い出してしまうんだろ。もう思い出したくないので今度から茹でる時の水と塩はきちんと計ろうと思う。
ほんのり塩味つけるとか沸点上げてアルデンテに茹でやすくするとか いろいろ理屈つけるけど、本来パスタ茹でる時塩は要らんのやで。