2017-10-18

悪魔の手前

今朝、夢の中で母が復活した。

生前見られなかったグラマラスな格好に巨根を付けて復活されていた。

本来ならそこで悪夢認定して目を覚ますべきなのだが、母が復活した嬉しさからそのインモラル状態であっても再会を喜んでしまった。

「でもこれちょっとサイズが小さいのよね」などと言う母らしきもの言葉に「その大きさで小さいだと…」などと自身の陰茎と見比べながら目が覚めてしまった。

目を覚まして、何故こんな夢を見たのか考えてしまった。

最近は変な夢を見ることが多い、そしてそのどれにも理由がある。

多分、今朝見た夢も何かしらの理由がある。というか、十中八九「母を失ったこと」と「それでも性的衝動が治らない自身矛盾する精神」について悩んでいたのだろう。

性的衝動を治めたがるのは自身眠る野生的な部分が暴れ出すのを抑える為に毎朝欠かさず行っているが、それはどう取り繕っても無様だ。

母の亡くなる手前ですら行っていた異常行動だ。

吐き気を催すことすら許されない侮辱だ。

だが、そうしなければその重責から逃れられなかったのかもしれない。

自身を慰めることで、身体的にも精神的にも安寧を求めようとしていたのかもしれない。

母が亡くなって、その安寧ですら無意味になった。

それが、形を変えて夢になって現れた。

どうだ、俺よ。なんてイカれた精神構造してやがる。

夢の中でかーちゃんが淫魔になって現れるだなんて凶悪だぜ。しか男性型のな。

でも、それですら、そうなってもいいから、帰って来て欲しかった。

兄弟には俺から言っておくよ。「俺が変な夢みたらかーちゃんこんなになって帰って来たよ」って。

親父も絶句するだろうな。でも今の白けた面よりかはマシかも知んねえ。

結局、アンタが亡くなったことでここまで生きる意味がわからなくなるなんて思わなかったんだ。ダメだなー。

でも、そこから覚めて、やっぱり母の居ない現実に帰って来てしまった。

何にでもなれる夢の世界から、何者にもなれない現実へ。

母と歪な再会の出来る夢の世界から、母とは二度と会えない現実へ。

目を覚ましてしまえば、下腹部が苛立ちを申し付けてくる。

嗚呼役に立たない息子よ、朝から元気だなお前は。

どちらが現実であって欲しいか、どちらが夢であるべきか。

目を覚ます度に過去に戻りたがる俺には現実の方が悪夢じみているのかもしれない。

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