もうすぐ、元SMAP3人がジャニーズ事務所を辞めて独立する日が近付いている。
私はSMAPヲタクでもなければ、ジャニヲタでもない、某女性アイドルがだいすきなアイドルヲタクだけれど、SMAP5人の行く末が気になって仕方がなく、ずっと情報を追っていた。
とにかく、私はTVや舞台の上で虚構と現実を行き来するアイドルという存在がだいすきで、数年前のSMAPの27時間TVで本気で感動した。正直年上すぎてSMAPのことを「テレビタレント」としか思っていなかったけれど、認識が変わった。
彼らは日本一のアイドルだった。彼らがノンストップライブをする姿を見て、私が推しのアイドルの子に立ってほしい未来そのものだと思った。
SMAPの公開処刑には絶望したし、もう日本の芸能界って本当に駄目だなあと絶句した。
現実と虚構の境界線が曖昧な芸能界。あの瞬間、現実と虚構の線引きがハッキリしてしまい、2016年、長い長い夢の終わりが来てしまった。
でも、芸能界という虚構と現実が曖昧な世界を生き続けるために、彼らがいつかまた夢を見させてくれたら、それはそれで私はものすごく感動する。デビュー曲の「素敵な夢を見させておくれ」って歌詞が愛おしい。
キムタクはいい加減「キムタク」を卒業すべきって論調あるけど、キムタクがキムタクを卒業したら何が残るのだろう。
むしろ、キムタクは木村拓哉を卒業すべきだと思う。完全なる国民の公共物になるか、スターを辞め等身大の妻子持ちオッサンになるかの選択を迫られている。