昔のインターネットって、インターネットとはほぼ無関係の文化圏で凄いことやってる人がネットに繋いだことで有名人になることが多かった。
お絵かきとかDIYとかも今でこそインターネットでチヤホヤされるツールに成り下がりつつあるけど、それでも元はインターネットとは無関係の場所で発達していくはずの技能だった。
それが最近はインターネットの文化圏に色んな物が囚われてしまっている。
目的がその文化の元々あった場所でそれを極めることや楽しむことではなく、インターネットで有名になる事へと変わってしまっている趣味嗜好がかなり増えてるように思う。
それって勿体無いと思う。
確かにネットでチヤホヤされる事目当ての蛮行や商業ライターのアクセス稼ぎ企画によってそれまでにない活動が行われる機会はある。
だけどそれってどれもネタとしての方向に特化しすぎて本来その文化圏が持っていた物からズレてしまっている。
どこもかしこもネットに染まりすぎて不純物濃度が高くなりすぎている。
そうなるとそれぞれの特徴が薄れてしまう。
インターネット上に表出するそれぞれの文化がもう少しネットから離れた状態であって欲しい。
これはあくまで個人的な意見だが、ネット発祥の物は正直もう見飽きたんだ。
自分は今のお手軽承認欲求集めにせいを出す人だらけのインターネットに対して強くそう思う。
吾輩はそういう物を所望しておるのじゃ。