2017-05-17

横領開き直りバカ会見を見て発達障害当事者が感じたこと

我が子がADHD療育なのだが、私自身も診断こそないものの、これまでの生きにくさから考えると何かしらの障害を抱えていると思う。

先日のニュースを見て、自分だって一歩間違えばこのての人間になっていたかもしれないと感じた。

我が子も、接し方次第ではそんな大人になりかねない。

メディアでの批判の嵐を見て、まるで自分批判されているかのように心が痛んだ。

あの人に障害あるかないかはさておき、あの人が「横領しなければ死んでいた」と言うならそれが事実なのだろう。

あの人が清々しいほどのバカ大人に育ったのは、決して本人だけの責任ではないと思う。生まれもった性質や、生きてきた環境自分ではどうしようもないのだから

能力のない人、常識からずれている人というのは、なにかしら生きにくさを抱えていると思う。

その生きにくさは、あたりまえの事をあたり前にできる人間には理解できないのだろうし、あたりまえのように常識ある行動を求めてくる。

周りの常識に合わせようともがき苦しみ続けるか、開き直るか。

この人は開き直った、それだけのこと。

横領しなければ死んでた?じゃあ死ねば?」なんて言われるような人間存在していて、その意見もっともだと思われている現実

この人だって、悪いこととわかってて横領に走るくらいなら、死んでた方が楽だったろうにと思うけど。

それでも死なずにいたのは、この人に「死なないで」という誰かがいたからではないのか。

「お前みたいなろくでなし死ねばいい」という人がいる。「死なないで、がんばって」という人がいる。

発達障害当事者は、その狭間でもがいている。

「何をやっても怒られる。自分なんかいない方がよい」などと思いながら、「自分死ねば悲しむ人がいる。なんとかがんばらなければ」ともがく。

もがけばもがくほど、世間迷惑をかけたりする。

いっそみんなで「ろくでなし死んでよし」って言ってくれた方が楽なのにって思う。

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