2016-11-08

ユーザエクスペリエンスデザインするという傲慢

ユーザエクスペリエンスという言葉人口膾炙して久しい。

しかしたら、変化の早い業界であるから、今はもっと広い意味包含する何かがあるのかもしれない。

それはそれとして。

我々は、ユーザインタフェースデザインすることにより、間接的にユーザエクスペリエンスを実現している。

なお、ここでのユーザインタフェースとは広義のユーザインタフェースを指しており、画面上の視覚要素の配置には留まらない。

ユーザエクスペリエンス計画ユーザインタフェースへの反映は、人間が親しみやすデザインをするために、大いに役立つ。

役立つはずなのだが。

つの間にか、ユーザエクスペリエンスという名の絵空事ユーザインタフェース計画されるようになってはいないだろうか。

ユーザーエクスペリエンスの名の下に、ユーザーが望みもしない体験押し付けられる事例が、多過ぎやしないだろうか?

ユーザインタフェースは、ユーザエクスペリエンスの実現手段である以前に、使用者との接点なのである

あなたがぶち上げた高尚な経験は、もしかすると、それはそれは素晴らしいものかもしれない。

しかし、それはまず、ユーザインタフェースとして適切かどうかを判断してからそれから実現すべきなのである

そのユーザインタフェースは、使用者ストレスを与えるものでないか

そのユーザインタフェースは、過度に装飾的でないか

そのユーザインタフェースは、過度にシンプルでないか

そのユーザインタフェースは、そもそも使用者が正しく使用できるものか?

そのユーザインタフェースは、ユーザとの接点として機能するか?

夢を語るだけでなく、ちゃんと求められているサービス提供する。

色水で割ったようなお酒を出す居酒屋ですら出来ていることが、なぜ出来ないのか、不思議に思う。

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