世の中に死にたい人間が沢山いるのであれば、血液検査済ませて臓器銀行に登録しておいて、いざ必要な事態になったらその登録者のものを使えば良い。ついでに血液も全部抜いておけば献血代わりにもなる。
人道的にダメなのかもしれないけど、数年前からどうして「生きたい」って人がいるのに死にたい人がこんなにいるんだって思うから。自殺は百害あって一利なしだけど、このシステムにすれば少なくとも五分五分くらいにはなるはずだ。ちゃんと表社会で管理してやれば裏社会の臓器売買を目的とした人身取引は減るんじゃね。オランダの売春・大麻合法化と同じ…っぽい理論。
臓器銀行に登録した人は臓器銀行保養センターみたいなところで三食風呂付きで簡単な労働を伴う生活を送れるようにすれば良いのでは。そしてちゃんと弔うことも条件にしてさ。施設の裏にお墓があって、そこが綺麗ならみんなも安心して臓器を預けられるだろう。もう死にたいって思う人って死に様を気にする余裕もないかもしれないけど、やっぱりちゃんと弔いをしてくれるっていうのは大事だと思うし。
臓器自体に値段をつけてもいいけど、これから死ぬ人がお金を貰ってもどうしようもないよね。献血でも売血が問題になったし「最悪臓器銀行で借金返せばいいや」って人が増えるのも困るし。「自己破産して臓器銀行行こう」って人は増えそうだけど。
最大の問題は、臓器銀行保養センターの生活があまりにも快適すぎると死にたくないって人が出てくるところかもしれない。なんやかんやって人間はちゃんとした生活してれば命を守る本能が蘇ってくると思うから。