ふむ。
迷ったら、とりあえず、今までのやり方を真似するという方法と、
新しいやり方に挑戦するという方法がある。
あなたは、どちらを選ぶか。
これは、仮の判断ですよ、あとから変えられますよ、という意味。
深く考えず判断を下そうという、
悪くいえば「思考停止」。
ただ、この「とりあえず」という言葉。
どちらにもつけられる。
「とりあえず、今までのやり方を真似しよう」
「とりあえず、新しいやり方に挑戦しよう」
試しに一方を選んでおいて、問題があったら変更しようということ。
実は、「今までのやり方」と「新しいやり方」を無意識に選択している。
「今までのやり方」と「新しいやり方」。
個人のクセではなく文化的な慣習ではないだろうか。
「とりあえず、今までのやり方で行きましょうか」と
今までと同じような選択をしているだけ。
「とりあえず、新しい方法でやりましょか」と、
なるような気がするけれど(想像です)、
これも、今までと同じような選択をしているだけ。
これって、何かに、勝手に決めさせられているっていうことだよね。
自分たちできちんと考えているのではなく、
多分こういうふうに決めておけば、
それに合わせるようにしているだけ。
実は出ないかも知れない。
出るかも知れないけど、何とかなるかも知れない。
「よほどの理由がない限り、迷ったら、新しい方法を試す」というのは
えっ!
変えられるけど、とりあえず、今回は変えない?
だとしたら、いつ変えるだろうか。
1年後には変えるだろうか。
5年後なら変えるだろうか。
10年後なら。
今の状況変化の早さを見ていると
いつかは、きっと新しい方法を試すよね。
だったら今、変えない理由はあるだろうか。
試しに今回、やってみたらどうだろう。
どうしても変えないのなら、その理由を考え抜いて明確にしよう。
そうすれば、変えるべきでないものも、はっきりするはずだ。