2016-06-04

[]よくある質問

真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。

Q.構成などに穴があったり、論理的微妙な、粗の多い作品が好かれることがあるのはなぜですか。

まあ、受け手感性絶対的価値判断ではないという前提はもちろんある。

誤解している人も少なからずいるが、「論理的にみて妥当ではない」ことと「面白くない」はイコールではないからさ。

逆も同じことで、「論理的にみて妥当であることと「面白い」はイコールじゃないだろう?

まり、話の整合性であったりとか、論理的にみた妥当性とは「面白さ」を判断する要素の一つでしかないということさ。

構成要素にはなりえるけれど、必須要素ではない。

論理的にみて妥当ではない=面白くない」が基準ではない以上、その他の要素で「自分面白くない」と言っているのと、本質的には同じなのだよ。

では、なぜ誤解している人が多いかというと、「論理的に見た妥当性」は人に自分の考えを理解させるのに効果的だからだ。

例えば、「ガルパンはいいぞ」というだけでは、共感できない他人はなぜ面白いのか分からないだろ?

それをストーリーや展開であったり、設定やキャラの造形であったりなどを様々な要素を説明していけば、「なぜ面白いと思ったのか」を理解してもらうことは可能なわけだ(共感するかは置いておくにしても)。

これは逆も然りだが、「面白くない」という感情は負の側面が強く反感を持たれやすい。

なので主張に正当性を持たせるために、より普遍的であろう要素を用いる。

それが「論理的にみた妥当性」によって作品批判されやす理由というわけだ。

まあ、非論理的で話にならないよりはマシだとは思うが。

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