さすがにそれはない
自分のイジメ体験がちょっと特殊だったから、そうかもしれない。自分はとある僻地の高校に通学しているときにイジメられたのだが、そのイジメっ子だった連中と偶然にも同じ小さな地方大学の同じ学部学科に進学した。ただ、環境が変わったおかげで、そいつらにイジメられることはなくなったのだが、今度はそいつらが高校時代の仲間内でいつも一緒にいて、遠巻きに見るだけの自分でも明らかに分かるほど周囲と馴染めていないような感じになっていき、そのうちの何人かは大学を中退してしまった(と聞いた)。
何が言いたいかというと、イジメは人々が閉鎖的な空間に適応した結果として生じる現象だと思うのだが、その空間に過剰適応してしまった人たち、言い換えればイジメっ子たちも環境が変わるとかえって不適応を起こすということ。つまり、被害者はもちろん、加害者も環境に強い影響を受けた被害者の一種ではないのか、と年を取って感じるようになったわけ。
全国的に話題になるイジメ問題も、都市部というより、中途半端な田舎(滋賀とか山形とか)で起こる。これもある程度人がいるけれど(ド田舎の全校生徒10名以下の学校にイジメは起こらないと聞いた)極めて閉鎖的な環境であるからこそなんだろう。おそらく地域住民も含めてイジメをイジメとして認識する感覚すらない。なぜならそういう閉鎖的地域に住む人々全員が環境に過剰適応してしまっているから。
自分も元イジメられっ子なので、昔はイジメっ子たちを恨んでいたが、年を取ってから思うにイジメは加害者も被害者も悪くなくて、学校という閉鎖的で濃厚な人間関係を強制される環...
学校という閉鎖的で濃厚な人間関係を強制される環境であれば、誰にでも加害/被害者になってしまうリスクのあるものなのだ そうかもね イジメは加害者も被害者も悪くなくて さ...
さすがにそれはない 自分のイジメ体験がちょっと特殊だったから、そうかもしれない。自分はとある僻地の高校に通学しているときにイジメられたのだが、そのイジメっ子だった連中...