俺も「彼女欲しい!」「彼女欲しい!」ってタイプで、デートをしては振られてばっかりだったけど、フィナステリドっていう薬を飲んだらそういう気持ちがなくなった。
フィナステリドっていうのは、ハゲの薬。
抜け毛が激しいので、善は急げということで服薬を始めた。
一日300円、一か月1万円ほどかかると聞いて尻込みしたが、女性の化粧品代だと思えばそんなもんかと割り切って飲み始めた。
抜け毛は減ったし、自分ではハゲではないと思っていたが、頭頂部の改善をみると、やっぱハゲは始まってたんだなと反省した。
性欲が減退したかと言われると、オナニーは相変わらず楽しいし気持ちいいので、よくやってる。
女性にだけ興味がなくなった。
正確には「彼女欲しい!」
という欲求だけがなくなった。
服薬以前は、自分が誰にも好かれない欠陥人間であるような、彼女さえできれば自分が無価値ではない証明になるような、変な錯覚があった。
今は、彼女がいようといまいと、人に好かれようと嫌われようと、俺は俺じゃん。
と気にしないでいられる。
彼女なんていなくても、旨いものを食えば旨いと感じるだろうし、世界中の人間に嫌われても、物欲に正直に買い物をするのは楽しいと感じるだろう。
それでもって、運動で汗を流して、うまい飯食って、銭湯で広い風呂に入って、冷たいビールを飲んでぐっすり寝れば幸せだろう。
なにをそう思い悩むのだろうか。
デートを誘ってオッケーをもらう確率もなぜか段違いに上がった。
街コンや合コンで知り合った女性とは、まずデートまでは持ち込める。
恋愛工学のなんとか氏みたいにセックスまでは持ち込めないけど、そんなにしたいとは思わないし、それでいい。
彼女にしたいとか、セックスがしたいとかいう気持ちがかなり減退してるので、純粋にデートを楽しめてる。
男同士でワイワイやる遊ぶのも楽しいが、デートは女性が喜ぶ顔を見るのが楽しい。
接待する楽しさというんだろうか。
したい!という気持ちがなくなると、逆に相手のサインがみえるようになった。
何気ない瞬間、こっちの気を引こうとする仕草を女性は無意識にやってる。
気を引こうとする仕草をしたり、それをしようとして恥ずかしがったり、踏み込んだ会話をしようとしたり、それを躊躇したり、よく見るとそれの繰り返しだ。
テンパってるのは女性も一緒だったのかと思うと、優しくなれる。
無視されれば気を引こうとするし、からかってあげればむきになる。
猫と遊ぶようで楽しい。
そんなわけで、フィナステリド、マジおすすめ。
ふさふさになるしね。
確か子供の奇形率上がるんじゃなかったっけ