2015-09-21

南アに勝った試合見てて泣いた

勝利が決まった瞬間とかじゃない。

ボカが終盤、トライではなくキックで手堅く得点に行って、ブーイングの中で得点したのに、格下の日本が、最終盤の似た場面でキックで同点ではなくてあくまでもトライを取りに行く姿勢に泣いた。

ドライビングモールでボカの選手達を押し込みながら、それでもグランディングさせてもらえずに、キックに逃げてもいい場面でも押し込み続けて、最後トライを取ったシーンはテレビを見ながら久しぶりに吠えてしまった。

南アフリカ人の友人も、きっと母国で吠えただろう。

95年のワールドカップの時は、僕はまだ小学生ラグビーなんてろくに知りもしなかった。まさか将来、自分プレイヤーになるなんて考えもしなかった。

僕と同世代のその南ア人は当時、やはり10歳くらいで、当時のことを決して忘れないと言っていた。

南アフリカ優勝劇の裏では、政変が起こったばかりで、白人の彼は黒人から家族ごと虐殺されると怯えていたそうだ。

この辺は、スプリングボクスマンデラ大統領を描いた映画インビクタス』を見て欲しいのだけど、そんな中で白人を中心とした選手ワールドカップを制したボカは本当に民族融和のシンボルだったそうだ。

友人は、酒を飲んでるときでも当時の選手を控えまで暗唱できた。

そして、当時をリアルタイムで知る、僕らより年上のチームメイト達と熱く語り合っていた。

決勝のオールブラックス戦、その前にオールブラックスに史上最高得点を許し蹴散らされたのが日本だった。

むかし、スポーツコメンテーター日本ラグビー人気凋落の原因を作ったと表した大敗だ。

言葉には出さないが、親友同士だった僕と彼の間でさえ、南アラグビーの一流国で有り、日本は明確に下だとの共通認識があった。おそらく、ほとんどのラグビーを知る日本人南ア人の中にあったように。

今回の勝利、南アにすれば敗北をきっと彼も見ただろう。

いつか彼に再会すれば、今回の試合を一緒に語り合いたい。

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