某温泉県に進学で住んでいる.大学の近くにJRが通っているけど,ディーゼルだし,空気輸送あるし,なんたって本数が少ない.路面電車が懐かしい……
まあ,それはどうでもいいんだけれど今からしたいのはマナー?乗り方の話だ.
こっちにきて常々思っていたのが,何故こっちの人たちは電車の搭乗口の近くのスペースに頑なにとどまろうとするのか.
ぼくはそいつらを「狛犬」と呼んでいる.狛犬の彼らは,どんなに混んでいても決して入口付近から移動しようとしない.
温泉県にある国立大学方面への電車の終電は23:40なのだけれど,週末になると4両編成になる.(もっとあったかも?)
温泉駅から,大学前駅まで3駅,大学前駅の次の駅が終点.その間乗ってくる人はほぼいないと言ってもいい.にもかかわらず,彼らは入口の守備を固めている.
混んできたなら,座席前の通路に行けばいいと思うのだけれどそれをしようとしない.ちなみに,座席は進行方向に向かい座るタイプの座席だ.
先日,京都に行った.バスがコンパクトでかつ本数が多かった.コンパクトなのに,滞在期間中は人が多くてほぼ満員状態だった.
停留所に着くたびに少しずつ詰めて,通路奥に押し込まれながらみんなで場所を作っていた.降りるときは「降ります」と言わないと降りられないけれど.
昨年,東京に行った.山手線はすごく混んでいた.あの時は勝手に押し込まれていった.やばかった.「降ります」が言えずに,2駅逃した.後で2駅戻った.
郷に入らば郷に従え."都"では詰めるのがふつうだった.こちらでは,それが普通ではない.
でも,それは違うと思う.高校生も,サラリーマンも狛犬になる.大学生なんて4年もすればその町からいなくなる.その年の大学生の乗車の仕方がおかしいのではなくて,この町の乗車の仕方がおかしいと僕は思う.
ここまで書いてきて思ったのだけれど,座席の仕組みが悪いのではないだろうか.ベンチシートタイプの座席ならどんどん奥にずれるしかないのかもしれない.