真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。
黒歴史である傭兵時代を思い出すから、私もそのテの話をあまり嬉々として語ることはないのだが、それでも返すならこうだ。
「あなたは食事をするとき、その料理がどれだけの犠牲のもとで成り立っているかを、いつも思い浮かべながら食べていますか」
例えば豚肉なら、その材料に使われた豚がどのように殺され、いまこうして皿の上に乗っているかを想像しながら食べる。
大抵の人間は「いちいちそんなこと考えていない」と答えるだろう。
それと同じで、皆がみんな「どうだったか」なんて普段は気にしないんだ。
君たちはどうも、介入する余地があればそこに善悪を求めたがる傾向があるね。
責めているわけじゃない。そもそも「善い悪いで決めていい話か」ということだ。
戦争を知らない人たちが、戦争の作品を作って、戦争を知らない人たちがそれを遊ぶ。
こめかみに撃たれ、出来た穴から噴水のように血があふれ出る人の姿。
そんなこと、知らないで済むならそのままでいい。
せめて出来ることは、過去を顧みてそれを慰めとするくらいだ。
この妄言シリーズも20を越えたので、今回は振り返り関連。 真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。 Q.20を越えたとのことですが、リンクがないので見つ...