2015-03-19

可哀想母親

私の母親はとても良い母親だった。

体の弱い私を育てるために、当然専業主婦だった。

食事も全て手作り栄養計算完璧

洗濯毎日して、掃除完璧。ホコリ一つない家だ。

布団のシーツも2日に一回は洗濯。いつもおひさま香りのする布団で眠る

弁当も彩り豊かで栄養バランス完璧

学校帰りに塾に行くようになってからは駅で待ちあわせて一緒によるご飯を食べる。

小学生の間は勉強も教えてくれた。

父親にどんなに怒鳴られても離婚しない忍耐強い母。

母が一人で遊びに行くことなんかない。

から友達に遊びに誘われても「娘の面倒を見なきゃいけないから」と家を出ることはなかった。

私が大学生になっても同じことを言っていた。

そんな母親は、母親としては完璧だったのだろうけど、

からしたら子育てのために何もかも失った人間しか見えなかった。

3歳のころには「お母さんは私がいなければもっと幸せなんだろうな 」と思っていた。

十分に愛情は受けていたのだけど、どうしてもそうとしか思えなかった。

お母さんは可哀想な人

私は生まれてこなければ良かった

結婚した今、子育てからは開放されたとは思う。

が、近くに住んでいる娘である私は正月しか帰ってこないし、

いつも寂しい寂しいと言っている。

何もかもを犠牲にして子育てして、還暦過ぎて娘に無視される私の母親はとても可哀想みえしまう。

私が帰らない理由旦那友達と遊ぶのに忙しいから

暇になったのに母親は友だちをすべて失ったから会うこともできない。なんて可哀想母親

私のことをうまければ、もっと幸せになれたのにね。

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