一番は自分の就職先として、自分がブラック企業で働くかもしれないということ。
「ブラック企業には入りたくないな……」ってやっぱり思うよね。
けど、最近だと某居酒屋とか某牛丼チェーン店とかがヤバイってことで報道されてるし、
ちょっと前だったら、某衣料量販店とかが「ブラックだ」と話題だった。
どれもこれも有名な企業で、誰もが一度はお客さんとして利用したこともあるだろう。
こういう報道に出てきたものだけがブラック企業なのかといったらそうでもなくて、
「会社に入ってみたらブラックだった……」なんて話はネットでもよく目にする。
ここまでくると、日本中であふれかえっているといっても言い過ぎではないよね……。
そんな状態では救いようがない。
だから、ブラック企業に「待った!」をかけるものはないのかとふと思ったわけだ。
そうして一つ気になるものをみつけた。
その名の通り、エステ業界を中心に働き方の改善に取り組む団体だという。
実は知り合いにエステとかマッサージとか、そういう業界で働いている人がいるんだけど、
この団体、今は「たかの友梨」を相手にいろいろやっているみたいです。
僕はたかの友梨を利用したことないけど、ここも名の知れた大手だよな。
具体的にどういうことがあったのかというと、残業代の不払いとかパワハラがあったと。
これを受けて、従業員が労基署に通報し、行政指導が入ったそうなんです。
ところがここから先がまだあって、「法律通りにやっていたら潰れるよ?」と開き直ったと。
加えて、通報した人を精神的に追い詰めるようなこともあったそうです。
どういうことですか、それ。
それで、法律をきちんと守ること、公益通報者へ不利益な取り扱いをしないことを約束させる要望書を会社に出したわけですね。
そして、その回答が先日きて、法律の遵守とかが書かれていたと。
なんか、サービス残業とかパワハラって、どこにでもあるような感覚があって、これにきちんと「待った!」をかけた一例ですよ。
法律通りにやっていたら経営が成り立たないとか、経営上の責任まで従業員一人一人が背負うのはおかしいですよね。
そういうおかしいという声を集めて、きちんと提示したのがエステ・ユニオンの取り組みだったと思うんです。
実はまだ最近の動きなので、今後も何かしら新しい動きがあるかもしれませんが、こういう取り組みがどんどん出てくるといいなと思います。