2014-08-25

尖閣について留学生お話ししてみた

野田元首相の発言がでてきたので、 知ってる人は知ってる話だが、思い出したことをいくつか書いておく。

尖閣国有化について、 中国人留学生の何人かと話したことがある。

彼らは中国政府の行動を基本的には支持していたが、その際にちょっと引っかかる部分がいくつかあった。

 

国際法上の領有財産権としての所有の区別が充分に付いていない(情報として知っていてもまだ感覚理解ができていない)

歴史的関係性が、条約による合法性と同じ位重視されるのが当然と思っている。

領有主張にも国際的合意されたルールがある、という事を習っていない。

④ 本気で国有化を「挑発」だと信じていて、中国石原の摩擦を避けるための配慮だったと知らない。

  http://www.asahi.com/articles/TKY201310210580.html

⑤ ↑という視点が欠けていることに気がついていない。

 

あと南沙諸島問題最近の日米の行動が関係しているって意識もあまり無い。

日本に来て日が浅いとはいえ、日本語は充分にできている社会科学大学生でもこんな感じ。

留学生審査が甘い中堅私大から宮廷クラス留学生とはレベルが違うって言うのはあるだろうが。

あっちの掲示板では政府批判はけっこう盛んではあるし、彼らもそういう掲示板見ていたはずなんだけど、

どうも視点単純化されているのは思っていたより深刻っぽいな。

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