2014-08-19

ベンチャーで働いた感想

前職はとあるベンチャー企業だった。1年半いた。

最初はそれほど社員数もいなくて「丁度よい大きさの会社だな」と思っていたが、あれよあれよと人が増えまくる様はまさにベンチャーって感じで楽しかった。

仕事もかなりバリバリやった。自分が続けてきた趣味犠牲にして仕事に打ち込んだ。そのせいで失ったものも多い。

けど仕事に対するモチベーションがめちゃくちゃ高くて、犠牲にしたものなんて何でもないと思っていた。田舎者自分と違って都会的な人達と過ごすのはそれなりに大変でもあったが刺激的でもあった。

それが突然モチベーションを失って仕事以外の人生を考えるようになった。ある時期にとてつもなく忙しく働いた直後、本気で打ち込んでいた趣味も捨てて土日も出勤しまくって連日終電上等の覚悟仕事した結果、残されたのはどうしようもない虚しさだけだった。

仕事は凄く楽しかった。超楽しかった。

社員の仲も良かったし、前職の元同僚とは今でもお昼を食べたり飲みに行ったりする。今でもあそこで働いていた時間は懐かしく思える。

それでも、自分はこの生き方を続けることは出来ないと感じた。ここで自分人生時間仕事にガン投げして、それで30代になって40代になって、一体何が残るのだろう。

いくらお金を稼いだって、住みたくない場所に住んで乗りたくない満員電車に乗って自分趣味を我慢して、一体何が幸せなのか。

そんなことをひたすら考えるようになった。

また、会社大企業を目指し始めていることに気づき、かつて大企業で辛酸を舐めた自分会社方向性嫌悪感を感じるようになった。

ベンチャーだったかも知れないがすでに「自分が働きたいベンチャー」ではなく立派な大企業だった。

どんどんやることなす事が保守的になっていってつまらなくなっていった。

悩んだ結果、結論として会社を辞めて、地方で暮らすことにした。

幸いにも同じ職種地方で働く機会を与えてくれる会社があった。

少年収は下がるが地方で暮らすのなら十分だ。寧ろあっちの地方ではやや高めだろう。

これから自分仕事趣味バランスを取りながら、自分にとってストレスの少ない生き方をして生きたい。

でも、その一報で、ベンチャーで働いていた頃のワクワク感をまたどこかで味わえたらいいなと思うが、それはまたチャンスが来たら考える。

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