真面目だけがとりえだった
3歳の時、小児がんにかかった。
よくわからないまま個室に入れられた
手術をしたらしい、それは覚えていない
経過を見るために骨髄注射は何度もした。背中に打つ、とても痛い。まだ覚えている。
打った後は気分も悪くなる。
抗癌剤も打っていた、髪の毛は抜けるし気分は悪くなるしで最悪だった。
目の前に並んでる点を見つめてた記憶がある あの機械はなんだったんだろうか、今思うと不思議な機械だった
家にいる時は卵かけごはんが好きだったが、身体が弱いので生卵は禁止だった
卵かけごはんが食べられないのがとても悲しかったのは覚えている。
最初は個室に入っていた、たぶん菌が少なくなるようにした部屋だったはずだ
でも、ある日突然いなくなった
後から聞いた話だけど、亡くなったらしい 癌なんてそんなもんだ
完治するかどうかなんてわからない。。
再発の危険があるので、数ヶ月に一回検査入院をしなければならなかった
その際抗癌剤の点滴をつけっぱなしにする。数ヶ月に一回病院に行くのが嫌だった
激しい運動は禁止されていた、風邪など引いた場合の抵抗力が弱っていたから
たぶん、クスリの治療をしていたから、白血球の数が少なかったんだと思う
小学校に上がっても通院はしていたが、回数は半年に一回、一年に一回と減っていった
三年生になってやっと病院から開放された、もう何をしてもよいと
泳げるようになったのも三年生になってから
ずっと運動してこなかったからなのか、病気になったからかわからないが
体格も、ちょっと小柄だ
なんのせいかはわからない、病気にならなくても元々そうだったかもしれない
みんなとあまり変わらない
なんか色々と病んでて死にたくなる人もいるみたいだけど
生きてなにか取り組んでみたらいいんじゃないかな、なんとなくふとそう思った