2014-05-01

技術者ってやつなんだけど、技術漏えい対策技術者待遇をあげるということについて一言いいたい事がある

技術漏えいニュースが流れるたびに、ネット上では日本技術者を軽視しているとか、技術者立場に立ってくれる人たちがいる

技術者自身が書き込んでいることもあるのだろうが、そうでない人たちもそんな空気を感じる

おそらく資源がない国だから技術者がこの国を支えているんだとか、そういう教育を受けてきたかなのだろうと思う。ぼくもそういう教育受けてきたしね

擁護自体はありがたいことだし感謝したいのだが、こういった空気に若干違和感がある。

というのも僕は技術者待遇改善が、技術漏えいを守るとは思わないから

たとえば100億円の価値がある技術があるとする。それにかかわってる技術者100人いたとして、会社技術者漏えいをさせないために給料をいくら払えばいいんだろうか。

たとえば1000万円?それを100人給料として払うと。ということは毎年10億円ということになる。

経営のことはわからないが、100億円の技術を守り、なおかつ技術者の囲い込みは技術革新もできるわけだし悪くはないだろうと思う

でも、東芝新日鉄のような会社は、もうすでに1000万円か、それに近い金額をもらっているんじゃないだろうか。

1000万円はたしか一般的には一流企業の証のようなものだし、魅力的だけど、こういっちゃなんだが金額なんて人それぞれだ。1000万円で満足する人もいれば、いない人もいる

なんだったら2000万円だろうが、3000万円だろうが、不満な人はいるだろう。

なんせかれらは100億円の価値がある技術に関わっているのだから。おれは評価されてないと不満を持つ人がいてもおかしくない。

それに100人の足並みをそろえるなんて大変だ。

その点で、盗む会社は有利だ。

なぜなら抜け駆けした技術者だけに高額なギャラを支払えばいいからだ。

3000万円でも4000万円でも1億円でも払えばいい。そうすえば100億円の技術が手に入るのだから

そしてその一人に支払った金額だけみれば、まるで技術者大事にしてくれる会社のように思われ、また次の獲物がほいほい転職してくる。

日本会社技術者大事にしないけど、海外会社はえらいね!ってね

日本会社100人が力を合わせて開発した技術を、100人に分配するのだから一人ひとりにはそれほど支払えないが

外国企業は漏らした一人に、漏えい料のようなものとして払えばいいのだから高くても問題ない

結局のところ、一人の抜け駆けする技術者がいる限り無駄ことなのだということ。

会社の言いなりになれとは言わないが、のんきに技術者待遇上げれば技術漏えいしないと思ってるのも問題だと思う

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