黒子のバスケの脅迫の容疑者が36歳の男と報道されて「男かよ」「しかも36歳かよ」「腐女子かと思ってた」「作者と面識もないのになぜ」みたいなことを聞くけど、すごく納得してしまった(彼が本当に犯人だと仮定して)。
まず腐女子は801面相なんて名乗らぬだろうと。ブーメランダメージで致命傷を負いかねない。女を表す文脈で「ま○こ」っていう言葉も、腐女子はあんまり使わない。基本的に自分の性器の存在は忘れているので、言葉攻め用語としての「ケツま○こ」の方が使用頻度高いぐらいだ。もちろん「ち○こ」はものすごく使うわけだが、これも基本的に性器としての意味しかもたない。女の感覚では性器≠人間だからだ。自分のキャラを曖昧にするためにわざと言葉遣いを変えたにしたって、にじみ出るものはある。このあたりはひどく男らしい脅迫文だと思った。
そして黒子のバスケにターゲットをしぼった原因は間違いなく腐女子だろうと思う。ワンピースでもハンターハンターでもなく黒子のバスケだったのは、彼がスラダン世代だからというのもあるけど、「自分が面白いと思えない漫画が何故か人気があって売れてる」→「腐女子が買ってるんだ」→「俺のジャンプを汚した」→「腐女子しね」→「作者しね」というわかりやすいアレで。もうこの論理、腐女子物心のついたころからアホの一つ覚えのように聞かされててお腹いっぱいだ。最近は腐女子が隠れなくなってきてるから天誅を、という発想も隠れてた時代を体感で知ってる人のものだ。グリコ犯をひっぱってくるあたり完全におっさんだ。もう少し若ければ酒鬼薔薇の方を持ち出すんじゃないか(それでも十分におっさんか)。今の子はオウムも知らないというのに。