予備校でいつも髪の毛を弄くって手が動かない生徒を退出させた - Togetter
で、なんか賛否両論なんですけどね。予備校にも大学にも行ってた人として思うことをつらつら書いてみようと思う。
結論から書くと、お金払って授業受けに来てる人に対し、髪の毛弄るくらいでその対価を与えないのってどうなの?っていう意見は大間違いだと思います。
お金を払って来てるの、その髪弄ってる奴だけじゃないんで。その教室内にいる生徒みんなそうですけど。
その髪の毛弄るっていう行為、隣の席の人もそうだけど、その生徒が視界に入る人間全員気になって集中できないんですよね。
ペン回し、髪の毛弄り、机とんとん妖怪、もう本当めちゃくちゃ気になる。夏とか修羅場ですよ。必死こいて汗かきながら受講しにきて、髪の毛いじってる人を視界の端に受け入れ続ける一時間半。あ、この時間は自分の過去の受講時間です。
鼻息荒いのとかはもう気を付けようがないから全然気にしないけど、上の三つって我慢しようと思えば出来るじゃないですか。
どう表現すれば分かりやすいだろう。映画館に行って、前の席の人がぺちゃくちゃ会話してるのと同じかもしれない。
その人達だってお金払って映画見に来てるんだし、映画を見る権利自体はある訳です。
でも、他にも同価格払って同じ空間に来て同じ映画を見に来てる人達いますよね。
すっごい気になりませんか?「話すくらいなら出ていけよ…」って苛立ちませんか?「集中できねえよ…」て思いませんか?「家で見ろよ…」って呆れませんか?
帰り道、その人の印象で「あー、この映画お金払ってまで見たのになあ」って後悔しませんか?
それがあるから、映画の前のマナーフィルムで「えいがーかんではおしずかに!」って注意を促すフィルムが流れるんだと思います。
喋っちゃいけないっていう厳格なルールがある訳ではなくて、そうしないと観に来ている人からのフラストレーションが爆発するからで。
貧乏ゆすりもそれに近いかもしれないですね、視界の端で何かしらの動きをされてるっていうことなので。
じゃあ予備校ではどうなのかって、そんなフィルム流す訳もなく。注意出来るのって、講師しかいないんですよね。
隣の席の人とか、後ろの席の人が「ちょっと、その髪弄るのやめてください」って注意したら、軋轢しか生まないですから。
でも講師が注意したことで、後ろの席の人は少なくとも「うわー、やっと言ってくれたよ」ってなったと思いますけどね。
件の講師の方と、受講生の方にだけ注目したら、「そんな髪弄るくらいで退室させんなよ」って思うかもしれないですが。もう少し視野を広げて、周囲の人達を自分に当てはめてみてください。
社会人の方は、取引先の人がずっと髪の毛を注視しながら髪弄ってる時に「ああ、この人って話聞いてくれてるんだなあ」って思えるんでしょうか。
髪の毛いじるくらいで全員が集中できなくなるなら、受験のときに髪の毛いじりまくる奴を送り込めば周りを全員落とすことができるな。