図書館司書が蔵書転売したっていうニュースだけど、どうして待遇が悪いとかって擁護するような意見が出てくるのだろうか。職業倫理という観点から すれば、風俗産業でバイトしてた高校教師よりよっぽど悪辣だと思うのだが。だって本が好きで図書館司書になっただろうに、その本を転売するって、 もう何が何だかわからない。
「給料は安くていいから自由な時間が持てる仕事を!」とか言うくせにさ、いざそんな仕事を用意したら、「専門職にはそれなりの待遇を!」だって。 ばかばかしくって付き合ってらんねーよな。
図書館司書なんて20年前から食えない仕事の代名詞だったろうが。俺も高校生のころ一瞬考えたけど、ちょっと調べたら「ああムリムリ」ってなったもん。それをまあ「本に囲まれた静かで知的な仕事」くらいのゆるふわイメージで資格取って、もちろん正規職に就ける能力も運もなくそのあげくが本の転売って、どこに同情できるというのか。
だってなあ、俺の知ってる子なんてタフだよー。司書バイトやりつつ、本に関係するアフィサイトきっちり軌道に乗せてるもんね。読書運動?だかやっ てる小学校は生データの宝庫だそうだ。こいつ以前はせどりでぶいぶい言わしてたし、アフィがだめになったらどうするの?って聞いたら、何かしら本で食ってけますよって自信満々だし、そこまでやって本当の専門職=プロフェッショナルなんじゃないの? 司書資格さえ持ってれば学校図書館のパートタイムだけで専門職だとか、どこの夢物語なんだろうというお話でした。