2013-04-25

自民党幹事長「28日は間違いなく『屈辱の日』」

東京小渕内閣官房長官を務めた野中広務自民党幹事長(87)が24日、京都市内で琉球新報など県内2紙のインタビューに答え、政府が28日に開く「主権回復の日」式典について語った。野中氏は沖縄にとっては間違いなく『屈辱の日』。それを祝うというのは私には耐えられない。(閣内に)一人でもこれが主権回復かと問う良識がなかったのか」安倍政権を批判した。開催に関して「日本の在り方を変え、憲法改正の扉を開けていく局面になると心配する」と述べ、改憲に強く反対した。

野中氏は「4月28日は沖縄米軍施政権下に入れた日。その日をなぜ式典にしないといけないか憤りを感じる。県民が怒るのは当然だ。神経を逆なでされ、砂をかけられたような状態だ」と述べた。

さら普天間移転米軍の問題で沖縄は長い歳月苦労している。それを修復するんだという気持ちがなかったら主権回復にならない。記念すべきだと無理に閣議決定し、天皇陛下を利用すべきでない」とした。

安倍晋三首相国会発議要件を緩和する96条改正から着手しようとしていることに関し憲法9条日本人が大きな犠牲を払って獲得した宝物だ。要件から変えようとするのが姑息(こそく)だ。憲法の中身を論議するのはいいが、9条と表現の自由を定めた21条は絶対変えてはならない」特に9条改正などに明確に反対した。国会議員靖国参拝尖閣問題でも安倍政権姿勢に疑問を呈した。

改憲の動き危惧 野中氏、政権を批判 - 琉球新報

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-205796-storytopic-3.html

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