2011-05-20

行政は全疎開費用捻出できないなら、可能なところから対策を取れ

http://d.hatena.ne.jp/nanjou/20110515/1305416629

ガイガーカウンターで、郡山市の自宅や友人宅などの放射線量を計測。

>■郡山 自宅マンション

>屋内:0.1~0.2

ベランダ床表面:0.4~1.0

>■郡山 友人宅 戸建(木造

>屋内:0.1~0.8

>屋外:1.0~2.6

>庭の土表面:2.4~3.6

駐車場コンクリート表面:2.0~3.2

>ウッドデッキ表面:0.4~0.6(GWに洗浄済み)

>※単位はすべてマイクロシーベルト/時

ここの数値を参考にして、郡山市民の幼児リスク考察しましょう。

【ケースA】

屋外で3時間/日、木造屋内で21時間/日過ごすと仮定し、

計算木造屋内=0.8マイクロシーベルト/時、

屋外=2.6マイクロシーベルト/時と仮定。

(3×2.6+21×0.8)×365=8,979マイクロシーベルト/年

=9ミリシーベルト/年

【ケースB】

屋外で3時間/日、木造屋内で21時間/日過ごすと仮定し、

計算木造屋内=0.4マイクロシーベルト/時、

屋外=1.8マイクロシーベルト/時と仮定。

(3×1.8+21×0.4)×365=5,037マイクロシーベルト/年

=5ミリシーベルト/年

【ケースC】

屋外で3時間/日、RC屋内で21時間/日過ごすと仮定し、

計算上RC屋内=0.2マイクロシーベルト/時、

屋外=1.8マイクロシーベルト/時と仮定。

(3×1.8+21×0.2)×365=3,504マイクロシーベルト/年

=3.5ミリシーベルト/年

郡山市内でも、数百メートル離れると、線量が大幅に変わったりします。

仮にケースA、比較的「ホットスポット」の立地の木造住宅

ヨチヨチ歩きの2歳児がいる場合

単純計算で9ミリシーベルト/年の被曝です

2歳児の場合身長が低いので実際の線量が増加することも考えられますし、

また「土遊びをする」ので、内部被曝リスクもあります

こういう場合、ケースAで通常生活するのは、いささかリスクがあります

(因みに2歳児ですので、学校通ってませんから、今回の校庭土壌入替の影響は受けません)

であれば、郡山市地域において線量検査をし、比較的低汚染のスポット

ケースBの住居に転居すれば、リスクは約半分になります

ケースCのRCマンションに住めば、リスク3分の1になります

(ケースB、ケースCの家屋を行政が確保するなり、家賃補助するなりという次善策)

あるいは、「今の職場」と「乳幼児児童の安全」を両立させるため、

会津地方仮設住宅を設け、パパは磐越西線通勤する、という手法だって考えられます

中通りから全員疎開」という案もありますが、疎開費用の捻出が出来ないのであれば、

このように次善の策、三番目の策を皆で知恵を出すべき、ということを言いたいのです

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