2024-03-06

障害者支援員の本音追記

知的障害者の入所施設生活支援員をしている。

毎日それなりに楽しくやっている、が、それは利用者尊重しているからではない。

利用者一人一人は好きで、いいところ悪いところをたくさんもっている。ただ、私は、動物園飼育員のようなつもりで仕事をしている。

利用者ほとんどは口がきけない。食事を出し、下げ、風呂に入れ、時々外出に連れていく。意思の疎通がほとんど取れない人もいるし、(物理的に)舐められることも、殴られることもある。

けれどそれは動物から仕方ないし、それも愛嬌だ、という気持ちでいる。

もともとは、障害者差別はだめだ、権利平等!派だったが、支援員として現実をみて、考え方が変わってしまった。

おじさんおばさんになって、頭髪が薄くなったりシワだらけになってもなお、自分トイレに行けなかったり、要求が通らないと奇声をあげる利用者をみて、私は絶対子供を産まないと固く決意した。自分の子供がこうであってはたまったものではない。

職場では障害者地位やら差別根絶やら色んな活動をしているが、全く賛同できない(が仕事なのでやる)。

しかし、絶対にこんな本音は知られてはいけない。だから毎日良い支援員を装って、仕事をしている。

利用者対応をしたあと、事務所に戻ると安心する。言葉が通じるってこんなに有難いのか……と。

支援員は向いていない自覚があるので、近々退職するつもりでいる。しかし、現場を見て1度歪んでしまった意識は、もうどんなことがあっても治らないのだと思う。

追記

久しぶりに見たら想像以上に反応があって驚いた。

批判100%だろう…と思っていたが、案外理解を示していただいているようで、なんだか嬉しい(喜ばしいことではないかもしれないが)。

とくに、ブクマコメで、「心を守るために切断処理をしている」言ってくれたあなたありがとう。本当に心身が限界だったので、この言葉に救われた。利用者に対してこう思うこと自体の罪悪感も軽減した。本当にありがとう

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