2021-03-06

男女の寿命差は差別ではない

男女の寿命差はわりと「生物学的」にも説明がつく。

女性ホルモン動脈硬化を抑える

女性ホルモンであるエストロゲンには血圧を下げ、悪玉のLDLコレステロール血中濃度を下げる作用などがあり、高血圧動脈硬化に対して予防的に働く。ほとんどの先進国で50歳未満の男性の死因は心筋梗塞などの心血管疾患が多いが、同年齢の女性では目立って少ない。

動脈硬化を抑えるアディポネクチン

脂肪細胞から分泌されるタンパク質であるアディポネクチンには、動脈硬化を抑える作用があり、メタボリックシンドローム2型糖尿病、がんなどに対し予防的に働く。長寿女性の多くはアディポネクチン値が高く、男性の2倍以上の量が血液中に分泌されているという調査結果がある。

アディポネクチン内臓脂肪が増えると分泌量が低下するため、男性でも内臓脂肪肥満を減らすことが長寿秘訣となる。

女性心臓病の発症が少ない

心筋梗塞などの心臓病は、高齢者では男女ともに死亡原因の上位に入っているが、男性では40歳から死亡率が上昇していく。一方、女性では心臓病を発症する年齢は統計的男性よりも10年遅く、50歳を過ぎるまで発症率は上昇しない。エストロゲンの働きにより、女性は閉経後まで心臓から守られているといえる。

女性の方が突発的な行動が少ない

男性ホルモンであるテストステロンには精神面での作用があり、行動を積極的にする働きをするが、ときには思慮の足りない衝動に駆り立てることもある。米国疾病予防管理センター(CDC)の調査によると、男性の死因の上位に不慮の交通事故が入るが、女性では大幅に少ない。

基礎代謝量が少ない方が長生きする

 女性の体は体脂肪が多く基礎代謝量が少なく、男性筋肉質で基礎代謝量が多い。このことは、女性が少ないエネルギーで生きていける効率の良い体をもっており、余分なエネルギーを浪費しないで環境の変化に適応でき、生理学的に優れた能力を備えていることを意味する。

マウスサルなどの動物実験では、基礎代謝量が少ない個体の方が長生きする傾向が示されている。同様に、基礎代謝量の多い肥満の人よりも、標準体重の人の方が長生きしやすいと考えられている。この肥満率も男性の方が高いが、これは基本的容姿に関する社会的圧力の差だと考えられている。

女性社会的ネットワークをつくるのが上手い

米国ブリガムヤング大学研究によると、女性男性よりも社会的ネットワークを築くのが上手である傾向があるという。男性高齢になると一般的に、社会的関係を築くのが苦手になり、孤独生活をおくりストレスや悩みをためやすい。結婚している男性の方が、独身男性よりも健康的という調査結果もある。

同大学の調査によると、友人や家族、隣人、同僚に恵まれ高齢者は、孤独高齢者に比べ、長生きできる可能性が1.5倍も高いという。高齢化した男性社会的なつながりを失い孤立状態に陥りやすく、健康状態悪化やすい。

要は男の方が寿命が短いのは差別の結果ではない

  • 女性だけ出産や妊娠もあるのももしかして差別じゃないってこと?

  • ついてませんよね。 6歳差にもなる生物学的な論文はいまだにありません。 おそらく社会的な要因だからね。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん