2018-02-09

制作会社が儲かってもアニメーターは儲からない

という構造説明

(ちなみにアニメ業界の中は知りません、ただこういうの考えるのが好きなだけ、勘違いあると思う)

 

例えばある年に通常の2倍の売り上げを得たとして

経営者が取りうる選択肢はいくつかある

・人を増やす

設備増強

給料を増やす

・貯める、借金を返す

新規事業をする

教育する、体制強化するなど

賞与を出す、役員報酬を上げる

 

不安定さを考えると、まず貯める・返済という選択が優先度高くなると思う

そしてより安定して生産できるためにお金が使われる

本数を増やしたり、人を増やしたり

それでも余裕があれば給料を上げるかもしれないが、その時にも気をつけなきゃいけないことがある

 

1.売り上げ<人件費 になってはならない

当たり前だけど、今回の予算じゃなくて、予算の平均で考えなければならない

2.人件費はその時限りではない

減給制度がない限り、減ることがない

3.人は簡単解雇できない

(これは一人親方制度ならそうでもないかもしれない?)

4.1人だけ上げることは難しい

大抵は給与テーブルの変更になるので、数人一気に上ることになる

1万円上げようという時のリスクは、人数×年数×1万円でコストを捉えなきゃいけない

その結果、上げ方が鈍くなる

5.上げなくても辞めないかもしれない、上げても辞めるかもしれない

上げたところでその分働くことは期待できない(ブラック思考

 

こういうケースで最適なのは賞与による調整だと思うんだけど、雇用形態が社員じゃないとそういう制度がまずなさそう

この状況を打破する自体というのは

今の仕事ほとんどを奪う程度の大量の案件を数年に渡って生む必要があると思う

でもそうしたところでアニメーター絶対数が増えるだけという予測簡単に立つ

 

それよりも、一人親方制度撤廃と、個人事業主保護を進めるのが現実的じゃないかと思う

まずは最低賃金を下回らせないところから

 

_

 

雇用関係がない方が報酬が上がらない、上げにくいと思うけどどうなん?

・1案件毎に人が入れ替わると、まず次の案件で高くする理由がない

・1案件成功たからと、後になって追加で支払うなんてあり得ない

・人をかき集めるだけの額があればいいわけから相場に対して少し増す程度でいい

Netflixみたいなところが外注する会社って社員も割りと多そうだから話が複雑そうだな

 

これそこそこ間違ってる自信あるんだけど

労働集約産業において少し高い受注があったとか、仕事がいっぱいあるとかでは報酬は上がらないという話は自信ある

どこでもそうだし

ただし超バブってる会社が現れると話が変わってくるよな、バブってる業界と組むでもいい(パチマネーで結局アニメ業界は潤ったのかね?)

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん