今日母親が階段で首吊り自殺をしようとしていた。階段のところにあるオペレーター式の窓のチェーンに首を括り付けてそのまま階段から滑り落ちて首を吊ろうという魂胆だったらしい。
私は二階にある自室にいて、やたらバタバタと階段の方が騒がしいな、と思ったので様子を見に行ったら、無表情でチェーンを首に巻いた母親がいた。母親の首には赤い跡が付いていて、「もうこうするしか方法がない」と言った。私は驚きよりも悲しみや怒りや呆れといった感情を強く抱いた。
母親が自殺未遂をしたのは、たぶんこれで5回目。たぶんというのは、嫌な記憶が忘却されつつあって覚えている範囲でも曖昧な部分があるからだ。5回という数字を客観的に見ると、多いなと思うし、でもその数字以上に考えさせられることはたくさんある。
今回の自殺企図をする前も、私は母親と明日通院している心療内科にかかりに行くことを約束した。私の記憶が正しかったら、前にこういうことがあった時にも、もうしばらくは自殺しようとしないと二人で決めていた。「自殺しないとはっきり約束してもらう」という対策法をどこかで見てから実践している。けれど、その決まりごとはは毎回破られる。その度に私の心は折れる。
自殺をしようとする人に対して、掛けてはいけない言葉がある。自分の意見を押し付けずに話を傾聴しましょう、とかこういう対応の仕方をしなければいけないみたいなマニュアルのようなものがあることは知ってる。でも、それを遵守できるのは、心が病んでいない人間だけのように思える。少なくとも私は、繰り返される自殺未遂に疲れてしまって、母親が希死念慮を強く持つたびにもういっぱいいっぱいで、抑えていた気持ちが怒りとなって爆発してしまうようになった。自分がダメなことは分かっているけど、それをどうしていいか分からない。
母親は「うつの気持ちはうつになってみないと分からない」と言うけど、うつ病患者の近くにいる人の気持ちもも、その立場になってみないと分からないと思う。
躁鬱とまではいかないが、母親は気分の変調が激しい。数週間前まではテレビを見て、家事をして、と日時生活を普通に遅れるのに、少し躓くと抑うつ傾向になってどんどん気持ちが落ち込んでいっている。体調が良いときはどこにでもいる普通の母親みたいなのに、体調が悪くなると過去に何度も自殺未遂をした希死観念の強いうつ病患者の顔になる。その変容の激しさも自分の心の波が一定にならなくなってしまった原因のひとつだと考えている。
そして私は、母親が自殺未遂をしたなんてことを微塵も感じさせない笑顔を作って新学期を迎えて、友達に会う。
自殺を試みる人は、何度だって自殺しようとするし、止めることができなくても、それがその人の寿命なんだと捉える考え方もあるらしい。
自殺を止めて、それで苦しみながらも生きて、また死にたくなって。死んでしまうのとどっちの方が辛いんだろうと最近になって考え始めた。
自分ならどうして欲しいかを想像して、思うがままに。 もしそれでどうなっても、自分を責める必要はない。
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他の人のトラバにもあるけど。そう、欝病だとだんだん、この世から存在が消えていく感じ。 僕も、大学時代に実家から離れているときに、父親が過労とアルコール依存から欝病になっ...
親が自殺とか、なかなか話せんよなー。自分はいいが言われる側が気を使うのをめっちゃ気にしてまう。 カウンセリングに思うが、プロのカウンセリング受けるのは当然有効だけど、プ...
(横トラバになってしまいましたね。) 精神科医やカウンセラー(若手)にも、メッチャ引かれたり、それは辛い体験だった、とは言われた。 今まで日本では毎年3万人ぐらいづつ自殺...
左翼叩きですね
セルフカウンセリング。ざっくりと、検索して本や公式団体さんのページもあるのですね。。。 問題が何かを紙に書いて、客観視する、問題を分割して解決がつきそうな点から着手する...
おまえの未練もかなり磨り減っているようだし、着々と死出の旅の準備は整いつつあるな てかさっくり送り出してやれよ
健常者が常にすばらしいからな。マイノリティは黙って死んどけという思想がよくわかる。http://anond.hatelabo.jp/20170402201110
私も、家族(母と姉)の精神的疾患に苦しみましたので、放っておけず。 家族が、鬱状態の強いときの「負のエネルギー」に引きづられてしまうので、かなり辛いだろうと思います。 ま...
ブコメ見たのと自分の過去未遂のタイプで思い出したが、自殺未遂行為が周囲に阻止されやすい場所やタイミングで多発しているのなら、すごく苦しいが行き止まりで生きたいけれど死...
https://anond.hatelabo.jp/20170402201110
https://anond.hatelabo.jp/20170402201110 3年前に書いていたこの匿名ブログの存在は忘れていなかった。でも、読む勇気が出なかった。母親に対して「ひどいことを書いた」記憶だけはしっかり残...
オウムでも買ってみるといいんじゃねー