83歳のうちのばあちゃんの話。みんなは83歳のおばあちゃんというとどんなのを想像するだろうか。
おそらくうちのばあちゃんはみんなの思い描く生活を送っていない。おそらく特殊だ。小さい頃にもう片方のおばあちゃんが死んでしまったため、今も生きているおばあちゃんの生態は常識だと思っていた。でもよくよく考えるとなんかおかしい。というかかなり変な気がする。世間のおばあちゃんも本当はこんな感じなんだろうか。誰か教えてくれ
ばあちゃんは毎朝6時前くらいに起きる。このへんは多分普通のおばあちゃんだとおもう。ただ、理由がいただけない。曰く、「朝アニメ枠を見逃さないために、生活リズムを崩してはならない。」早寝早起きのせいか健康すぎるくらい健康だ。というかそもそも朝のアニメ枠って小さい子供向けのアニメとか特撮じゃないのか…?
朝アニメを見ながら朝食を摂ったばあちゃんは前日に録画した深夜アニメを見る。最近の萌えアニメは気に入らないらしい。ぶつぶつ言っている。でも見てる。ちなみにここ数年だとばぁちゃんはコードギアス、SAO、シュタインズゲートがお気に入りだったらしい。ばあちゃんの家に泊まりに行くタイミングで何度も見せられたので、自分まで好きになってしまったじゃないか。それ以外のアニメは気に入らなかったのか、他のアニメは見せてこない。
昼食を食べ終わるとばあちゃんは出かける。近くの山を毎日散歩することで健康でいるのだという。スマホでランキーパーとかいうアプリを使って毎日時間を計っている。ちなみにうちのばあちゃんスマホの扱いもお手の物だ。LINEとかで泊まりにおいでというスタンプつきのメッセージを送ってきたり、スマホゲームも一時期やっていた。家庭用ゲームに比べてスマホゲームは面白みがないと言って辞めてしまった。ミーハーすぎるだろ。
15時くらいに帰宅すると将棋の研究をする。数十年来の趣味だという。めちゃくちゃ強い。一応2段で一般の中だと将棋には自信があるのだが、俺じゃ歯が立たない。これは非常におじいちゃ…いやおばあちゃんらしいと思う。プロの対戦の最新の棋譜をネットで見つけてきて印刷していつも勉強している。たまに、インターネット上の将棋のゲームで圧勝してばあちゃんすげえだろと粋がってくる。
18時までには夕食を食べるばあちゃん。なんでその時間なのかと聞くとインターネットゲームの人が集まる時間は18時から22時くらいなのだそうだ。その時間はネトゲをずっとやっている。そんな中で俺に常に言っていることがある。「目だけは悪くするな。この歳になるとFPSでだんだん勝てなくなってくる。悔しいから目だけは悪くならないようお前は長生きしてほしい」そういう問題なのか?と心の中で突っ込みつつ、ばあちゃんのテクニックを横からみている。ちなみにやっているのは海外のFPSものだ。チャットが英語だということだけわかる。学がないのでそれ以上は俺にはわからない。
22時にはきっちりばあちゃんは寝る。そしてまた次の朝からアニメを見るのだ。こんなうちのばぁちゃん、15歳くらいになって異端だということに気づいた。だが23になった未だに、変だという確信を持ちきれていない。みんなはこんなうちのばあちゃんをどう思うだろうか。
コンピューターおばあちゃんは1981年の作品である
確かに変わってるとは思うけど、世間一般レベルでは「で?」って話だわな。
日曜朝以外にアニメやってるっけ?
あと倍生きるまで目をもたせるの大変だけど それさえできれば是非そのようにやってみたい(まあ非実在おばあさまの可能性はあるけど)。 あ、年金からLineつかえるだけのスマホ回線...
妄想の設定が甘すぎる・・