2015-04-13

東京都青少年問題協議会にブーたれる仁藤夢乃のアホっぷり。

http://ameblo.jp/colabo-yumeno/entry-12012978757.html

この記事について。まー、わりと、この人なんもわかってないよね。

要するにだ、この手の委員会意味ってのは、ほとんど事務局行政)のプランオーソライズするところにしか意味が無いってこと。ここでできることというのは、行政プランを認めるか、認めないか、ということしかない。どんな行政施策だってメリットデメリットがあり、利害関係者を100%納得させることなんて不可能である以上、どこかでえいやと決めなきゃならない。そこで、行政外部有識者を使って、その施策が正しいとオーソライズする必要があるわけだ。その意味じゃ、こういう委員会やら協議会というのは行政アリバイ工作しかない。

さらに言えば、彼女の言う通りにして、この手の委員会が活発な議論をして、きちんと意見プランをまとめ上げるというのはほぼ不可能に近い。この手の有識者というのは、その選任について利害関係者や政治家意向というのを無視できない。そうなると、この仁藤夢乃みたいなバリバリ福祉ボランティアみたいなのも選任しなきゃならないし、凝り固まった教育ママのなれの果てのようなオバサンや、ゴチゴチの右翼みたいな教育評論家を自称するオッサン、あるいは教育問題について一家言ある大学先生などなど、様々な意向のある人間を集めることになる。そして、彼らの意見を集約しようとすれば、対立の果てに結論が出ないことになるか、あるいは、妥協の果てのキメラのような歪な施策しかまれない。まさに、ラクダとは委員会デザインした馬であるということわざのとおりにしかならない。

ついでに言えば、オーソライズをするという機能を果たすためには、その委員権威性が必要であり、権威がある人というのは忙しく、高いギャラを必要とする(高いギャラそのもの権威標章なのだ)ため、実質的勉強施策プラニングするようなことは出来ないのだ。もし、ここでまともなプラニングをしようと言うならば、委員に今の100倍のギャラを与えて、スタッフを雇わせて、シンクタンク形成し、協議会プレゼンテーションの場にするぐらいしか方法はない。それでも委員報酬無駄だって言うなら、この手の委員会だか審議会だか協議会だかをやめちまえばいいんだが、やめたらやめたで施策オーソライズが出来なくなるので、事務局利害関係者の意向を汲んだキメラを作るか(今でもその傾向はあるが、さらにひどくなるだろう)、あるいはぶっ叩かれて何もできなくなるかしかない。

結局のところ、施策を展開するためには予算必要であり、予算を認めるのは議会であり、議会は様々なバックグラウンド利害関係を背負った議員構成されているんだから、単純な正義が通ると考えているのは愚かを通り越して、最早害悪しかない。

その上で、彼女自分正義を実現したいならば、委員立場を利用して事務局積極的に関与し、あるいは情報提供をしたり、逆に情報提供を受けたりして、事務局原案からいじらなきゃならないのだが、こんなブログ記事を上げた時点で腫物に触るように扱う委員の枠に入ってしまったので、そのやり方も無理だろうね。ご愁傷様なことです。

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