2012-05-11

開き直りスーパー、『ビ』商会】

いつも思うのだが、

スーパーはどの店も

「鮮度が自慢」「美味しさが自慢」「国産・・・」と宣伝する。

「安さが自慢」とも言ってはいるが、

「当店は多少鮮度を犠牲にしてでも、とことんまで安くします」とまでは

踏み込んだ店は見たことがない。

あの「下品」なドンキですら、

ドンキのおコメは、安くてうまい

と店内放送している。

「あまり美味しくないが、メチャ安い」という表現は、ドンキですらしない。

日本スーパーチェーンが100チェーン以上はあるだろうが、

1つ位

「当店は美味しさ・鮮度を犠牲にしてでも、安さを追求しました、

 ビンボー人の味方です」というスーパーが、あってもいい。

どの店も

「当店は美味しさを追求します」とタテマエを語っているが、

「美味しさは二の次兎に角安さだ、安けりゃいい」という

「ホンネベースの客」を、真っ向から受け止めてくれる「ホンネベースの店」が欲しい。

今までの日本は「総中流社会」なので、

「あからさまな安さ追求は、恥」のような文化存在していたが、

今後、日本も「格差社会社会」になってくるから

「恥ずかしいなんて言ってられない、兎に角安さだ」という客も

増えてくると思う。

で、このチェーン店だが、

名は体を表わす、で、例えば

「『ビ』商会」(ビ、の周りにマル。一時期流行ったマルビ貧乏を表わす)

という名前とか

スーパー質より量」

という名前とか

「安かろう●かろうストア」(一応伏字

という名前とか

ジャンク食品

という名前とか、兎に角「とことん下品な店名」にして欲しい。

キャッチフレーズ

「鮮度や美味しさを求める人は他店に行ってください」

とか

「最低限の品質だけ守っています

のように、自虐的とも思えるコピーを連発する。

当然、店の商品は鮮度二の次で、

明日には賞味期限切れるモノ」とか「缶詰」とか

「ブレンド米」とか「中国産コメ」とか「福島セシウム牛」とか「遺伝子組み換え」とかを販売する。

恐らく、子持ちは買い物に来ないだろう。

子供安全ものを食べさせたい、という親心もあるが、

ママ友に噂になったらタイヘン」という世間体もあるから

メーンターゲットはビンボーな単身者

「どうせ自分が食うものから」ということで、一切見栄を張らない顧客

勿論EDLP(エブリデイロープライス)なので、チラシなんか打たない。

広告なんかする原資があれば、それで値下げだ値下げだ。

店内には激安レシピディスプレイして、

「私はこういうレシピで月1万円生活しています」のような

「ビンボー自慢」のコーナーを設ける。

店に来るビンボー人が、それを参考にビンボーレシピを組み立てる算段。

ついでなので、

日雇い労働者募集中!」とか

債務整理手伝います」のような

「ビンボービジネス」の広告も張っちゃえ。

家賃2万円のアパート」の張り紙とか。

『ビ』のワンストップサービスだな。

・・・我ながら名案だ、と思っていたが、

よく考えると、事業化に向けて3点「超えられないハードル」があった・・・

1.恐らくこの店の周りをビンボー人とか浮浪者がたむろして、

  この店の周りにビンボー人が「住み着く」ので、

  近隣住民からスーパー質より量が出店すると、この辺の地価が下がる」と

  猛反対運動を受ける

2.仕入れが難航する。

  「●●豆腐店さん、あんた『安かろう●かろうストア』に豆腐卸しているの?

   オタク豆腐、そんなに質が悪いの?

   そんな豆腐だと、ウチは買わないよ」と、イオンから仕入れ打切の通告を受ける・・・

  という風に、

  「他の店との正常取引に影響が出てしまう」

3.何よりも、パート正社員を雇えない。

  「『ビ』商会に勤めているなんて、親に話せない」

  「ジャンク食品に勤めていたら彼女なんてできない」

  てな感じで。

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