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はてなキーワード: クーデターとは

2023-12-29

ぼくのかんがえたさいきょうのVIVANT

 テント偽装加入した憂助に明かされたベキの最終目標、それは日本でのテロ実行と、その混乱を利用し治安維持国家防衛名目としたクーデター実行による独裁政権樹立、それにより日本軍事国家に改造し、バルガと軍事同盟を結びアジア覇を唱える軍事大国日本を作ることであった。

 計画動機を問う憂助にベキは自分たちがかつて見捨てらた原因を日本の軟弱外交軍事力の欠如のためだと決めつけ、強い国家を作ることが国民を守ることであると自らの計画正当化する。国民を守るためと言いながら多くの国民犠牲とする計画に憂助はなおも食い下がる。

 しかしベキは、憂助が丸菱の同僚でテントモニターであった山本日本を守るという美名の元に殺したことを引き合いに出す。ベキは多数を守るため少数の犠牲を是とする点で自分と憂助のどこが違うのだと問うたのだった。自らの人生根底の部分を突かれ動揺する憂助。しかテロ肯定することもできず、計画阻止のために密かにテント内部での情報収集を開始する。

 憂助にも明らかにされなかったテロの具体的計画は意外なところに手がかりがあった。

 テント計画実行後に駐屯地とするためとの触れ込みで買い占めを行っていた土地が、内戦中に活動していたが後に壊滅し現在は残党が細々と活動を続けている、とある武装組織のかつての支配地域と一致していたのだ。この武装組織に何らかの手がかりがあると睨んだ憂助は、ある重大な事実発見する。ソ連崩壊直後、その武装組織によってロシアから小型核兵器密輸入され、その後隠匿されたまま行方不明になっていたのだった。 

 

 テントの狙いはその小型核兵器を奪取し、日本国内での核テロ使用することであった。核テロによって火がついた国民の恐怖心は、クーデターとその後の独裁軍国主義を容易に肯定する。武装組織の残党をテロ実行犯でっち上げ対テロ戦争の名のもとに日本バルカが共に戦闘を行い日本人に実戦経験を積ませ、国民戦争への興奮と肯定感情を植え付ける。そして共に血を流したバルカとの軍事同盟は堅固なものとなる。軍事同盟の下で両国バルカが有する資源実験地として活用可能な広大な領土と、日本技術力を利用し核ミサイルを開発する。アジアの要所であるバルカにそれを配備し他の大国威圧し、日本覇権アジアに広げる、それがベキの目論見であった。憂助は、日本を再び核の犠牲とする父の計画を自らを犠牲としても止めることを決意する。

 

 一方憂助からかにテント計画を伝達された公安野崎も阻止のために行動するが、テントの実力を軽視しつつ、自らの権力拡大のためテントを泳がせ、その脅威を利用しようとする警察上層部政治家たちの妨害に遭う。国家のためには自分たちエリートがより強い権力を持ち国民を導く必要がある、テロによる多少の犠牲国民平和ボケを治すためならやむを得ないとうそぶく、国家のためと言いながら自らの利益しか考えない権力者たちに野崎は憤る。

 

 テントは手中に収めた土地における情報収集により、小型核兵器の隠匿地を発見、確保のための実行部隊を出撃させ、これに憂助も同行する。部隊武装組織の旧根拠地で小型核兵器発見トラックに積み込みを終え自分たちの保管場所へと出発しようとするも、その瞬間に憂助は突如としてトラックを奪取し逃走する。憂助が目指す先はテント資料で密かに存在確認していた、冷戦バル政府により建設され現在は打ち捨てられた核シェルターであった。憂助の目的は小型核兵器使用不能にすること、すなわち地上での放射能飛散を多少なりとも避けられる核シェルター内で起爆する事であった。到着までに捕えられる危険性を冒しての地下シェルター内での爆破は、心を通わせたジャミーンたちの故郷であり、かつて父が愛し、緑に変えようとした土地であるバルカの大地を放射能で汚さぬための憂助最後の一念であった。しかし長年放置された時限装置が起動するか分からない以上、誰かが直接起爆しなければならない。憂助はそれが自分最期の使命である覚悟していた。核とともに自爆することで、日本を守るためとの大義名分の下に人を殺めてきた自らの人生矛盾を精算する。それが父と自分の違いを示す唯一の道と彼は信じていた。

 

 一方、妨害を何とか乗り越えた野崎は憂助から得た情報を元に小型核兵器の隠匿地にチンギス率いる警官隊と共に突入テントとの銃撃戦を制し憂助の逃亡の事実を知る。野崎は彼の真意を察し、国民を守るのが警官の使命、相手が別班でも変わりないと自爆阻止のため憂助を追う。ベキも憂助逃亡の報を耳にし自ら部隊を指揮し小型核兵器奪還のため追跡を開始する。憂助、野崎、ベキ、彼らはそれぞれの信念とともにバルカの砂漠を駆け抜けるーー

anond:20231229024721

追記

日の名残り」の該当部分を抜き出したブログを見つけた。

https://blog.goo.ne.jp/gon_chan_old/e/729be69a41578be15217b17ddebd65ac

この記事では原作映画におけるその評価の違いが比較されているが、どちらにせよ、貴族政治名誉理想を重んじて鈍重なものアメリカ民主的政治=実利重視結果重視の現金ものという見方は変わらない。

銀英伝における同盟帝国の描かれ方とは真逆と言って良いくらい違う。

銀英伝の『帝国主義』は当時の言葉で言う『米帝』のようなイメージを感じるし、それに対する同盟民主主義と言うより社会主義クーデター政権の色が強い。

これを根拠民主主義帝国主義なんて語るべきではない。その手のオタク政治観は実に歪んでいる。

2023-12-23

マイゴジが米国で大ヒットした理由アジア人が最下層であるから

シンゴジラをGMKで割ったような陳腐邦画

アメリカで大ヒットしているらしい。

自分も一応視聴したが安っぽい映画だなと思った。

それでも見所は少なからずある。と言っても猛追してくるゴジラに機銃で挑む場面と高雄砲撃する合計10分に満たない一部分ぐらいしかない。大体映画構成シーケンス上記二作からパクっても換骨奪胎できずまたこの展開かと見てて眠くなってくる。

結論から言うと、高雄が近接で誘爆しても爆風で主人公らの髪すら逆巻かない低予算ロークオリティ映画である。そのぐらい送風機で飛ばせよと述べるしかない。さらに夏の終戦期間によくありそうな戦争ドラマプラスした糞脚本しろ電車内でゴジラに襲撃された浜辺美波SASUKE選手ばりの膂力でぶら下がりコンクリート並の硬度になる高さから海水に落下して無傷だったり、あらゆるところがお粗末で、敗戦した日本さら絶望さらに底に叩き込まれるという話のコンセプトから感情脱線しており作品の肝である緊張感の一抹すら感じられない仕上がりだった。

では何故天下のハリウッドでこんなチープな作品が大ウケしたのか?

ネットを定点観察するとおおよそ二論に分別されていた。

ハリウッドポリコレ映画に飽いたアメリカ人には単純な怪獣パニック映画が刺さったか

戦争トラウマを持った主人公というランボー擬きの設定が刺さった

なるほどどちらも頷けそうな凡論である自分はどちらも否定したい。

そしてタイトルの主張に移るが、マイゴジがアメリカ人(主に白人)の心を掴んだ要因は、マイゴジが特段ストレス無く人間スプラッターできる映像が見られるからというのが今回の主張である

そもそもゴジラとはなんなのか?

被爆である日本原産の作品であると思われがちではあるが、ゴジラはどちらの意味でもアメリカ起源である

ゴジラ監督した本多猪四郎満州帰りの日本兵だった。226事件の反乱部隊にいた本田は東條率いる統制派皇道派賊徒名目で一掃した後、クーデターに与した反乱部隊兵卒を全て満州飛ばして島送りにした。事実上死刑宣告であった。それでも過酷戦争経験を経て中国軍捕虜となった本田は程なくして映画監督となった。

本田従軍していたという証拠は初代ゴジラ描写として警察官死体の足を踏んで拳銃を確保するなどの戦争経験がない人間以外には当時では発想できないであろうディティーから見受けられる。

初代ゴジラの根幹は反核反戦であると巷に言わているが、実態上意下達絶対する日本軍の将校に命に渋々従っただけで満州に飛ばされ死の淵に誘われた本田憎悪を込めた日本人と国家への復讐作品であった。

本田憎悪を具現化したゴジラ国会議事堂を粉砕し永田町を焼き払い日本人を火炎放射で再度炭にして、オキシジェンデストロイヤーとご都合な兵器ゴジラを白骨化させ目出目出度とする便利なステーリングゴジラ二面性を浮き上がらせる。

ゴジラは観客の破壊衝動の加害欲の受け皿であり同時に被害者的な意識を発露させて高邁な思想にもシフトできる全く便利な投影生物であった。

この事から本土決戦を叫んでいた日本帝国からあっさり属国に成り下がった戦中派日本庶民は自らが英霊となった者たちを裏切った事への罪悪から焼き殺されるマゾヒズム的な自罰快感戦争遂行を断念した責を政治家政治中央転嫁して他罰できる作品として本田思想とは裏腹に国民感情を射抜かれ初代ゴジラは大ヒット作品となったのである

このステーリングシンゴジラでも受け継がれており、タカ派オタク庵野秀明ゴジラ反日的作品から東日本大震災戦犯として民主党閣僚菅直人らをレーザービーム天誅を下し殺害米軍と共同し巨大生物の如く進化を遂げた軍事大国中国メタファーであるゴジラオキシジェンデストロイヤー的なデウスマキナで倒す火葬戦記的な愛国作品コンバートしてはたまたシンゴジラは大ヒットした。

シンゴジラエンディングゴジラの火炎放射で東京一帯を燃やし尽くすところまでであり無類の戦争オタクである庵野のタバ作戦でAH-64Dやら90式やらの兵器群で攻撃を仕掛けるが核武装国の中国メタファーであるゴジラには全く通用せず火炎放射(核攻撃)で東京を逆に更地にされるリアリティ庵野脳内シミュレーションで前半は幕を閉じた。後は電車特攻を仕掛けというあまりにも荒唐無稽な展開が続く。これはあくまコンテンツである"作品"としての体面を保つためであろう。

このようにゴジラとは自罰他罰生物であり絶妙に使い分ける事で作品としての玄妙さが出る。

アメリカ人に大ウケしたのはアメリカ人として自罰感情ラインが欠落し他罰ライン感情を射抜かれ特にポリコレらの罪悪感情ハードルに足が掛から日本人が虐殺されるスプラッター安心して楽しむことができるからであるシンゴジラと違いマイゴジには米兵死ぬシーンがないのも興行に影響したであろう。作中で浜辺美波が仮に黒人女だとしたらリベラルは悲しむだろうし共和党支持者は黒人女なぞ出すなと怒り狂うに違いない。こういった心理的ストレスパブロフの犬の如く視聴者に影響し鑑賞への妨げとなるがマイゴジではストレスフリーだったに違いない。

アメリカゴジラ作品では体面での反戦反核の要素が極端に低い。

ギャレゴジではビキニ環礁水爆実験からまれアメリカの罪の生物ゴジラから自然発生した恐竜となって一応のモチーフが崩れていたし、その後の米ゴジラ作品では当たり前ように核攻撃がなされる。

自罰ラインを抜いたら単なるスプラッターポルノであり山崎アメリカ人(白人)の特性を見抜いて逆算的に作品製造していたらまさに白眉しか言いようがないであろう。

ポリコレとはあくま白人黒人での適用内でありアメリカではアジア人特に日系人価値が低い人種として見なされていたとこの作品を通じて偶発的に警鐘されているとしか思えないのである

過去アメリカに起きた2021年アトランタ連続8人銃撃事件でも報道したのはCNNでもなく第一報を報道したのはFOXニュースだけであった。BLMの運動に見られるリベラル激情特にアジア人には注がれていないようである

ウクライナに続いて台湾有事などのキナ臭い戦争ネタが続くが、果たしてアメリカウクライナのごとく軍事支援できるか日本攻撃されても防衛し貫徹できるか。してそれを貫けるのだろうかと合衆国憲法にもある万民平等果たして存在するだろうかと頭を擡げざる負えない。

ゴジラなどという自罰他罰も全て受け止めてくれる都合の良い生命体は現実には存在しないのだから

2023-12-15

anond:20231215085721

組織後ろ盾があったらテロではない」じゃなくて「組織後ろ盾があって政府の打倒を目指してるクーデターなんだからテロじゃないよね」って話。

2023-12-12

おっさん大好き銀英伝

ゴールデンバウム皇帝崩御した時、ラインハルト自由惑星同盟に救国軍会議クーデターを起こさせた

その隙に銀河帝国を把握するべく、リップシュタット戦役で決着をつけた

 

池田大作会長の死亡が発表された時、公明党自民党安倍派のパーティー券問題マスコミ扇動した

その隙に創価学会を把握すべく、お家騒動の収拾をつけた

2023-12-11

鬼頭莫宏作品に出てくる「日乃レポート

在日米軍に対しクーデターを起こし、米軍撤退憲法9条破棄、日本軍を復活させる計画

なるたる世界においては官僚がその計画を温め、軍事力の一つとして「竜の子」を頼ろうとするも実行前に世界が滅ぶ

「ぼくらの」世界は日乃レポートが実行されてから十数年後の世界

軍事力他国に頼るべきではない、他国軍を国内に置くなど不健全というのは鬼頭莫宏自身思想だろう

今は私生活が満たされてだいぶまろやかになっているので変わってるかもしれないけど

日乃レポートの出てくる漫画をまた描いてほしい

2023-12-06

支持者が連邦議会を襲撃してクーデター一歩手前まで行ったトランプ元大統領が、また大統領選出馬するかもしれないという状況が理解できない

2023-12-05

日大アメフト部にすでに一敗地にまみれているのでは

日大アメフト部廃部の問題についてなんだが、あれはどうにも腑に落ちない。

言うまでもないと思うが、現状、日大に求められているのは、アメフト部やその他の運動部への統制を取り戻し、違法行為を防止する、あるいは違法行為があっても発見できる体制を構築することだ。

 

その意味では、廃部はあまり上策ではない。

あちこちで言われているとおり、不祥事発覚が懲罰的廃部につながるのであれば、内部告発を期待できなくなるからだ。

では、理事会ではなぜ廃部が検討されているのだろうか。

 

廃部には色々なデメリットがあるが、それでもどうしても廃部をしなくてはならない状況としては、廃部をしなければ統制を取り戻せない、ということが考えられる。

通常であれば、責任者の交代・管理体制刷新・外部モニタリングの導入などで統制を回復してくのが筋だが、そのような通常の手段ではどうにもならない、という状況なのかもしれない。

まり、「平和的に統制を奪おうとしましたが、アメフト部権威権力が強く、できませんでした。闘争によって打倒を目指します」という、一種のお手上げ状態の表明である

 

常識的に考えて、いち運動部大学執行部を恐れさせるような力を保持しているというのは、ちょっとありえない。

そこらの木っ端大学ではなく、日大のようなマンモス校権力を上回る力をアメフト部が持っているというのは、いささか信じがたい。

しかし、ブコメ諸賢にも「廃部しない限り無理」という意見が多く見られた。それどころか「廃部してもすぐ復活する」という意見さえあった。おそらく日大OB関係者などが近くにいるブクマカだろう。

ブクマカ情報を信じるのであれば、アメフト部日大を上回る力を持っている、というのは本当のことなのかもしれない。

 

しかし、そうすると別のことが腑に落ちない。

それだけの権力があるものを打倒することを表明するのだから、これは一種宣戦布告であるはずだ。

権力があるものを倒すのであれば、クーデターのように、あるいは奇襲攻撃のように、準備を整え相手対応する時間を与えず、一気にその要所を叩くべきだ。もたもたしていては反撃を受けてしまう。

そうであるはずなのに、理事会が廃部に対してあいまいな態度をとっていることは、ちぐはぐな印象を受ける。

宣戦布告をしておいて戦う体制が取れていない、というのはどういうことだろうか。

 

考えられる可能性はふたつある。

ひとつめとしては、「アメフト部日大を上回る力を持っている」などということはない、という常識的ものだ。

理事会は、統制を取り戻すことなんか考えず、世間処罰感情におびえ、情緒的に廃部を検討しているだけ、という可能である

さすがに悲観的すぎるし、前述の通り、ブクマカの知性を信じるならこれは否定してよいだろう。

ブクマカ処罰感情から暴走しているだけ、というのは現実的には考えにくい。

 

考えられるもう一つの可能性は、すでに日大アメフト部に一敗地にまみれている、ということだ。

日大執行アメフト部クーデターを挑み、そして鎮圧された、または鎮圧されかかっている状態ということである

そう考えると、理事会優柔不断というかどっちつかずな態度も理解できてくるのではないだろうか。

日大アメフト部の実力が垣間見える事態である

[] 「ロスト・フライト

歴史に残るような名作では全然ないんだけど、面白かったのでメモ

・冒頭 大晦日空港(後でわかるがシンガポールジェット旅客機ベテランパイロットジェラルドバトラー) 

    遠く離れた(あとでわかるがハワイ大学生の娘と電話している「新年ちゃんと来てね」

 → ①仕事優先お父さんモノ(いつも約束を破って嫌われているけど家族最後に仲直りする)モノっぽい雰囲気提示

 → ②明確なゴールの提示 『ラブ・アクチュアリー』とかみたいに、オチクライマックスはそこなんだと思いながら観客は見ることができる

 → (観客は飛行機事故ることはさすがに知ってる)

・設定の提示

 飛行機旅客は14人(少ないね!)

 一人、刑事マンツーマン護送されている殺人犯がいるよ! 何か起こりそうだね!

・本作のいいところ

 (A)困難から脱出するのを邪魔する足を引っ張るための愚かなキャラクターが(ほとんど)いない

   ☆14人の中には、CA傲慢な態度の偉そうなビジネスマンCEO?金持ってそう) 

    殺人犯ときいてセルフィーにこっそり映り込ませようとする女子二人組(刑事に怒られてやめる)

  これからいろいろな状況に乗客たちは遭うんだけど

   「席を立たないで!」と言われてるのにCAに食って掛かるとか、「残り少ない食料を分け合わなくては」と言われて「おまえがリーダー面してんじゃねーよ」と和を乱したりする描写ほとんどないのね 気づかれないように逃げ出さなきゃならないシークエンスで不注意で物音立ててバレちゃうとかもない。

   ☆飛行機遭難行方不明になって対策チームが組まれるんだけど

    航空会社社長が「状況はもうちょっとなんかわかるまで発表は待とう(叩かれたくないし)」って思うじゃん?

    危機対策チームのリーダーが「いや、記者会見は早い方が良い。質問も何でも受け付けろ」って。

    で社長も「わかった」っていって実行するのよ。(そこで娘が父の危機を知る)

    危機対策チームが招集されてからこのさきの主な場面は遭難者たちと会社の2場面交代になっていきます

   ☆ほぼ唯一の例外が、杓子定規コース設定を機長に強要するシンガポール上司

    「嵐が来てるんで状況によってはコースを変えてもいい?」という機長に「ダメ。燃料が余分にかかるっしょ」という。

    機長と副機長の会話。機長のバックグラウンドが開示。

危機

   乱気流に巻き込まれ飛行機の中はどったんばったん。不時着水しても泳げないんで手錠外してくれと頼む殺人犯。当然拒否される。

   刑事は頭部打撲、首を骨折して死んでしまう(これも愚行での死ではない)

   手錠の鍵の行方をめぐるサスペンス。動かなくなった刑事が身に着けていた手錠の鍵を殺人犯は狙うが、無事CAが確保。   

   嵐+有視界航行で見えなかったが島を発見、不時着へ!

   爆発しそうなので燃料を捨てる! 右翼の燃料は捨てられたが左翼の燃料は捨てられなかった!危ない!

   着陸後大爆発するのかな?しなかった(伏線だった)

   不時着陸(not着水)

   客は刑事以外無事。殺人犯も逃げ出さない。電波は圏外の密林。

   なんとか連絡をとらなくては…上からみたらなんか建物あったからそこへ行こう!

   「手錠を外すからお前と私で行こう」と機長。刑事からやむなく譲り受けた拳銃もあるし

   戦闘力なさそうなCA女子客、新婚カップルCEOと一緒に殺人犯をおいておくよりはマシだよね…  

   密林を徒歩移動、会話で殺人犯のバックグランウンド開示。根っから悪人ではないことが観客にもわかる。

   途中でいなくなる(ばっくれる)殺人犯。まあ、そうなるな、とひとりで拳銃片手に建物探索する機長。

   なんとか会社への電話をつなげる機長。しか会社電話交換は「は?いたずら電話やめてもらえます?」とけんもほろろ

   やむを得ず娘に電話会社伝言頼む…とそのとき、現地の悪者が!

   殴り合い、件の拳銃の奪い合いなど。絶体絶命のピンチ…とおもったら殺人犯悪者をやっつけてくれた! ありがとう

   建物探索を続ける二人。血痕のある壁・床。なぜか放置してあるビデオカメラ再生できる(できる)。すると、誘拐された白人身代金を払ってくれないと私は殺されちゃいます、と泣きながら訴える映像が。

   残してきた乗客が危ない!

   悪者集団分遣隊(全員死亡)が乗ってきたピックアップトラックにのって不時着現場に戻る二人。移動手段が手に入れて展開が早くなるの、RPGみたいだね!

   悪者集団本隊が乗客接触。新婚カップル(男)が反抗して射殺。泣き叫んだ女も射殺。(閃光のハサウェイで見た!)

 

 一方そのころ危機対策チーム。通信の結果どの島かようやく特定できた。フィリピン政府に助けてくれと頼めばいい、と航空会社社長。あそこは反政府勢力が牛耳ってるからデカいチームじゃないと…それには24時間かかるヨとフィリピン政府の返事。やっぱりな、と対策チームリーダーこんなこともあろうかと民間傭兵みたいなチームを用意していたのだ。

 

   身代金目当ての悪者集団は殺さず乗客を全員ベースに運搬。パスポートのほか、乗客から取り上げるべきもろもろの品を挙げるとき貴金属に加えてiPADも名指ししてたのがちょっと面白かった。

   射殺の銃撃音を聞いた機長ら。物資を奪えと命じられて居残っていた二人を襲撃。一人は死亡。生き残った方をシバキあげ、行先を聞き出す。機長が飛行機メッセージを残している間に生き残りに命じて死体を森の奥に運ばせてるなと思ったら、銃声がして、森の奥から出てきたのは殺人犯ニキ一人。「こいつやっぱヤベーやつじゃん…」(他作品でもときどきある、この手の見せない描写好き。

 人質をぶん殴ってビデオ回して身代金要求準備する悪者たち。乗客韓国人スウェーデン人などだった。

 スターウォーズ帝国軍ファーストオーダー)ほどではないものの、ちょっとだけ緩い警備体制反政府勢力を機長と殺人犯の二人でメタルギアして、牢屋に。

 人質解放に成功からのバレ、大ピンチ

 どうする? そこで傭兵隊味方出現。飛行機に残した機長のメッセージが役に立ったのだ。

 人質を運んできたバスに乗り込ませることに成功するが、逃げ道に反政府勢力がたくさん。

 どうする?

(中略)

 

・本作の不満なところ

 乗客あんまり死なない。

 生き残りが少なすぎるとハッピーエンド感が薄れるからだと思うけど、同じ凶悪護送モノであるオオカミ狩り』と比べると物足りない(こっちは凶悪犯も複数護送する警察官も多数だし、全然違う話だから

・本作の感心鑑賞ポイント

 ・反政府勢力凶悪さ。同情の余地なし。これは『クーデター(2015)』の東南アジア某国国民の暴徒がゾンビパニックゾンビと見まごうばかりの扱いされているのにも通じるので、手放しで褒めるわけでもない。まあ、エヴァ使徒とかネウロイみたいな設定にもできないから。

 ・主人公ジェラルドバトラー(機長)とマイク・コルター殺人犯)に分けたところ

  必然的主人公側が殺しに手を染めることになる。機長も直接相手を殺しているところがあるんですが、あとで頭を抱えたり、苦悩している。

  安心して主人公に観客を感情移入させることに成功している。(間接的にやっつけるところもいいんだよな!)

  一方で殺人犯(と傭兵チーム)はそこそこ割り切って銃撃殺してる。

  この辺の塩梅うまい

2023-12-04

アベが自民が言ってる人たちってクーデターでも起こったらそちら側に付くんだろうか

下手すりゃ国家反逆罪だけど

それとも口だけ番長なんだろうか

ガチテロ分子とかがネットでわらわらしてるってのも怖い話だが

2023-12-03

左翼司馬遼太郎礼賛すんのマジで笑える

麻生安倍ゴミ自民体制が長く続いたのに

あのアホの長州礼賛、クーデター礼賛のクソ捻じ曲がり史観寄与してるんだが笑

2023-11-01

11月オールアンラーキーデイズ

毎年3月11日9月11日不謹慎だという連中や、「何らかの記念日だし普通の日とすべきだ」と書かれたアンサイクロペディア、全てにぶちぎれた増田が1年全ての日付(8月32日11月31日なども含める)を不謹慎の日と扱うリスト

それがオールアンラーキーデイズ(All anrakki days)だ

このリスト著作権なんかねぇから日めくりカレンダー薄い本もなんだってしてもらってもいいぜ


良い月? そんなものこの世にはない

せもまつなリョナゲーが作られている事実を見るんだナ

決め方

以下の順番でその日に起きた出来事をチェック

基本は日本縛りだが、あまりにもデカすぎる事件事象場合や、不謹慎がない場合海外対象に入る

  1. インターネットミーム化したものなどのネット炎上事件増田らしく)
  2. 東日本大震災台風豪雨などの未曾有の自然災害
  3. 世界レベルで起きた戦争の開戦・終戦日(世界大戦及びそれに匹敵するレベルのもの冷戦など)
  4. 1900年以降に起きた戦争テロ等の軍事行動殺人事件ロシアウクライナなど)
  5. 1900年以降に発生した交通事故(空>海>陸の順、死亡しない場合は除外)
  6. 世界的に炎上問題行動を起こした人間誕生日(本当に話題が無い時に書く)

11月一覧

2023-10-15

ロシア中国の躍進について

 ロシア中国の躍進は著しい。


 彼らは民族主義アイデンティティ歴史的経緯、更には政治的アイデンティティを背景に、中東南米の主要国家を糾合することに成功した。

 中東においてはサウジアラビアイランアラブ首長国連邦の三ヶ国が今年八月にBRICs入りを宣言し、中東の主要国の大半が事実上中露陣営への参加を表明することとなった。

 また、南米においてはブラジルに次いでアルゼンチンBRICs入りを果たし、南米の二大巨頭が中露への支持を表明した。更には、政治的アイデンティティを背景にベネズエラニカラグアキューバなどの中南米諸国ロシアに対する支持を表明するに至っている。


 成功著しい南米中東に加え、欧州圏やアフリカアジアにおいてもその影響は波及している。


欧州事情ウクライナ戦

 欧州においては、ウクライナ戦争の背後でハンガリーロシア側への支持を表明している。ロシアハンガリー間のガスパイプラインの破壊に、ウクライナ(と恐らくはアメリカ)が大きく関わっていたことが、ウクライナ支持から離脱きっかけになったようである

 また、ポーランドも同じくして、ウクライナに対する嫌悪感を露わにしている。ポーランドウクライナの西に隣接する旧東欧諸国代表する国家であるが、これまでウクライナに対する大体的な支援を行ってきた。歴史的ポーランドロシアとの関係は決して穏当なものではなく、今年に入り米国から数兆円相当の軍備を購入することを宣言するなど、ポーランドロシアに対する危機感は大きなものであった。

 しかし、国連総会においてウクライナ農作物の輸出を巡るポーランド姿勢批判し、実質的に「ロシアの犬」呼ばわりしたことからその対立は鮮明になっていく。ポーランド外相ウクライナへの軍事支援の停止を一時宣言するなど、ウクライナに対して明確な嫌悪を表明したのである。また、NATO及び欧州内での外相会議において、前述のハンガリーと共にポーランド外相は欠席しており、ここからポーランド西側諸国に対する距離感が読み取れる。

 加えて、これはあくまで噂であるが、ウクライナにおいて不足している将兵を補うために、ポーランド軍が水面下で参戦しているとのことであるウクライナの開戦当初の軍備は二十万人程度であったにも関わらず、ニューヨークタイムズなどの報道機関によると、ウクライナ軍での現状の死傷者数は二十万人を超えている。つまり、元々ウクライナ存在していた常備軍はほぼ機能不全になっていると考えてよい。そのような軍備の不足を補うために、外国義勇軍(要するにNATO軍)が投入されていることは周知の通りであるが、その中でもポーランド軍が大きな割合を占めているとの情報がある。

 そのように実質的欧州各国とロシアとの防波堤であり緩衝国を自認するポーランドに対して告げられた、「ロシアの犬」扱いに等しい発言は、ポーランド民族的アイデンティティを大きく傷つけたと言える。このようなことから欧州においても、ベラルーシハンガリーポーランドを中心に、中露への支持を表明し始める国家は徐々に増え始めている。

 また、これは穿ち過ぎた見解かもしれないが、ドイツもまた潜在的な中露シンパとしての可能性を持っている。ドイツの直近六年間における最大の貿易相手国は中国であり、ドイツ経済面貿易面において国策として米国依存からの脱却を推進していた。つまり、少なくとも経済面貿易面においては露骨中国への接近を示唆していたのであるドイツは周知の通り第二次世界大戦における敗戦国であり、その国内には日本同様に米国の大規模な軍事基地存在している。あるいは、そのような現状に対してドイツが何らかの歯痒い思いを抱えているのではないか、という想像は、現実から乖離した妄想なのだろうか。


アフリカ国家傭兵の暗躍

 アフリカにおける影響力も多方面に渡っている。アフリカ歴史的経緯において欧米からの甚大な搾取を受け続けた国家が多く、潜在的反欧米の機運を抱えている。現状アフリカ大陸における経済大国と言えば、エジプトナイジェリア南アフリカ共和国三国であるが、その内エジプト南アの二ヶ国はBRICsへの帰属宣言しており、ここからアフリカ親中露の機運を読み取ることができる。

 また、アフリカにおいては2020年代に入って以来軍事的クーデターが頻発しており、その結果として親中政権樹立されることが珍しくない。そのようなクーデター当事国としては、マリギニアニジェールスーダンガボンブルキナファソなどが挙げられる。このような南アフリカの構成国においては、ロシア傭兵部隊であるワグネルの影響が大きいと見られており、クーデター軍の支援としてワグネル部隊戦闘を行うケースも散見されている。このように、中露はアフリカ諸国に対して軍事的な影響力を増しつつある。

 余談であるが、CNN報道によれば、アフリカで暗躍するワグネルとの戦いにおいて、ウクライナ特殊部隊が参戦しているとのことである

 これは陰謀論などではないhttps://www.cnn.co.jp/world/35209273.html

 何故アフリカ戦線ウクライナ特殊部隊存在しているのか? という率直な疑問を抱く人々は多いと思う。とは言え、このような疑問に対する回答は極めて明瞭であり、要するに、アメリカ軍部はウクライナ軍人を訓練し、傭兵部隊としてアフリカ戦線派遣しているのである。これは決して珍しいことではなく、ウクライナ部隊欧州各国で訓練されており、例えば複数レオパルド2戦車構成される第三十三機械旅団などは、典型的西側諸国の影響下で訓練されたウクライナ戦闘部隊であり、このようにウクライナ人を欧米諸国で訓練して戦線に投入する事例は、今回のウクライナ戦争において事欠かない。つまり、やっていることは元スペツナズ部隊出身兵士らによって構成されるワグネルと同様で、傭兵部隊組織アメリカもまたロシアに対抗するべく率先して行っているのであるアメリカ人口が多い割に経済規模の小さく、また今回の戦争において国力を大幅に減退させることが決定づけられているウクライナという国家特産物として、実質的兵士を挙げているのである


アジア地域

 アジアに関しても中露の影響力は増しつつある。中東に関しては上述の通りであるが、例えばベトナムベトナム戦争という歴史的経緯から米国に対する不信感が強く、ロシアとの協調路線が強く窺える。中国とは歴史的経緯文脈対立することが多いが、軍備面でロシアへの依存を強めるなど、ベトナムロシア中国を中心としたBRICs陣営との親和性は決して低くない。

 欧州との接続地点であるトルコも、2016年クーデター未遂以来、親露的方針を採ることが目立ち始めた。まことしやかに、当時のエルドアン政権に対して、クーデター示唆する情報が内々にロシアから提供されていたのではないか、という噂が囁かれている。

 また、見逃されてならないのが、インド存在である2000年代中盤には世界二位の経済大国地位約束されているインドは、中露に対して融和的路線を採ることが多い。2000年代世界経済において確固たる存在感を示しているインド立場は幾分流動的であり、必ずしも中露に対して全幅の信頼関係を結んでいるわけではないものの、少なくともBRICsや上海協力機構といった枠組みの中でインドは中露との連帯志向しており、決して欧米との完全な協調路線を歩んでいるわけではない。

 アジアと言えば当然日本もまた中国の大きな影響を受けた国家である。勿論、日本国内には米国の大規模な軍事基地が点在しており、明らかな西側国家としてのアイデンティティを持っているが、ここ数年の日本における最大の貿易相手国が中国であることは周知の通りである。少なくとも、貿易経済の面において、日本中国との距離を縮めると同時に、アメリカから距離を置きつつある。


まとめ

 また、極めつけにと言うべきか、中国による一帯一路構想において、アフリカアジア諸国に対する多額の資金援助が行われている。中国からの貸付によって財政破綻を起こしたスリランカのような不幸な例はあるものの、これまでのところこの一帯一路構想が完全に破綻したという情報は無く、徐々に中露シンパに傾きつつあるアジアアフリカの国々は増加傾向にある。

 更には、中国2030年代には実質的世界一位の経済大国地位を獲得し、その後長らくそ地位を独占し続けることが、各国のシンクタンクにより報告されている。一部日本シンクタンクなどはそのような中国経済事情に対する楽観的な予想に疑義を投げ掛けているが、しかし大筋で中国存在感が2000年代中盤において増していくことは、明白であろうと思われる。中露の躍進は、更に強まりつつある。

 今回のイスラエル動乱の背後には、BRICs参加国であるイランロシアの影があると言われており、ここにもその影響力の一端が覗える。

2023-09-24

5ちゃんねる・嫌儲板現在

今年夏ごろからスクリプト攻撃が今まで以上に酷くなって、7月にはJaneStyleがクーデターを起こしtalk掲示板サイレント移住をさせるという事件が起きたが、結果的クーデターは失敗して5chの規制も前より緩まったのだが、スクリプト攻撃はその後もほぼ間断なく続き、9月に入ってからは更に巧妙化されたスクリプトに変化した。

今まではレス爆撃して、一瞬でスレを埋め立てる攻撃だったが、今回の巧妙化されたスクリプトは、AI生成の会話レスグロ画像普通のペースで自動投稿し続けている。指定レス番は適当だし、見ればスクリプトだとひと目で分かるのだが、人間ユーザーレスの間に大量に挟まれて非常にうざい。

この攻撃に対して、嫌儲板では名前欄に名前入力して投稿するようにユーザーに呼びかけることで防衛しようとしている。人間ユーザー全員がそれぞれ名前入力して投稿すれば、専用ブラウザNGネーム機能を使って嫌儲板デフォルトネームである番組の途中ですがアフィサイトへの転載禁止です」を非表示設定にすることで、スクリプトレスを全て消すことができるからだ。そこで多くの嫌儲板住民は「安倍晋三」を名前に使いだして、現在嫌儲板は「安倍晋三さんだらけになっている。

今後、嫌儲板書き込みを行う機会がある場合には、名前欄を空白のまま投稿すると多くのユーザーからNG扱いを受けて、自分レスが読まれことな無視されることになることに注意してほしい。現状、「安倍晋三」以外の名前を使っている人も多いので「ああああ」でも「いいいい」でも適当名前をつければ問題はない。しかし今後スクリプト名前欄設定もし始めると、「安倍晋三」以外の名前は全部NG扱いされることになるかもしれない(スクリプト攻撃者は「安倍晋三」を名前欄に使うことに抵抗があると言われている)。

2023-09-20

anond:20230920131024

民主主義の根幹である選挙の結果を武力暴力でひっくり返すために議事堂占拠したんやで、準備や占拠後のプランがなくて失敗しただけで、やってるのはクーデターなんやで、それにガチのマジにならなかったアメリカが「マジでガチ」になることが難しいことは明らかやで。

銃が合法なんてのは広大な土地司法を配置しきれてないからなだけだから今回の話とは根本的に別の話やで。

2023-09-18

anond:20230918014047

その昇進は罠だ。

上司は近い将来に、会社乗っ取りを企てていて、

イエスマンのお前を管理職につけておくことで、乗っ取りスムーズに進めようという腹積もりだ。

だが、そのクーデターは失敗し、上司派の一味と誤解されたお前は上司とともに追い出し部屋に送り込まれる。

臭い社内政治に巻き込まれたくなかったら、絶対に昇進は拒否したほうがいい。

2023-09-03

anond:20230903094401

佐賀県幕府海軍があった理由は、大分県鹿児島県硫黄が取れたから(輸出もされていた

 

ここで米国軍リロイ・ジェーンズが海軍顧問にきて英語を教えはじめたけれど、幕府はそのうちジェーンズを怪しみ学校予算を止めた

しか出資者が現れて、学校私塾になった

その流れで鹿児島島津薩摩藩親米になり、大久保利通などが尊王反幕派としてクーデターを起こした

これが明治維新

そもそも米国軍人がどうして水道もない辺境にきたかというと

世界硫黄シェアを持っていたシシリア1940年フランスに寝返ったので、英米硫黄不足に陥っていたため(Sulfer crisis)

で、この歴史の先にジャニーズ問題が起きたわけですね

硫黄目的内政干渉歴史米国にはマズいからなあ

2023-09-02

負け確国家

戦後日本日米同盟思いやり予算で吸われ、売れ残り兵器自衛隊に売り付けられる、アメリカ養分になった。郵貯TPP、どんどん売国されて行く。

その表のカネの残りカス日本人家庭に落ちた余剰金を掠め取る為の仕組みが反日カルト宗教男性アイドル事務所。仮初の平和思考停止した女を狙ってる。共通の、昭和の闇の匂い

日本って敗戦してから負け確してんの。いや、明治クーデターして国際戦争商売デビューしてからずっとかな。維新って売国って意味ですよもう。ずっといいカモなんだよね。まぁデビューしなくても植民地化したら吸われてただろうけど。どうしたら良かったのかね?どうしたら大和民族は滅びなかったんだろう?このままなら100年後にはもう。

愛国を謳う人ほどチューチュー勢力の手下だし、日本人増やしたり日本人のための政治なんかしないからな、これからも。

2023-08-29

anond:20230829115935

  1. 事前合意の懈怠
  2. 予想しうる悪影響

政策の長期的影響が分からなければ実行してしまうということと、説明責任の懈怠は、日本政府にしばしば見られる態度であり、外務省責任は重い

パウリナ・サラスロベルトミランダを殺したのか?(1)

 この度、岩波文庫からアリエルドルマン(昔は、英語風にドーフマン表記だった)の戯曲作品『死と乙女』が刊行された。90年代に一度、英語から日本語翻訳されたものが劇書房から刊行されたが、その後は長く絶版品切状態だった作品である

 「過去に読んだが岩波文庫から復刊したことは知らなかった」という人は、書店に急いで欲しい。

 読んだことの無い人も、やはり書店に急いで欲しい。

 もしかしたら、作品を読んだことは無くても、朴璐美真木よう子などが主演した舞台を、日本国内で観たという人もいるかも知れない。または、ポランスキーによる映画作品を観た人もいるかもしれない。

 ちなみに、これを書いている増田は、ど田舎生活低所得者なので、演劇文化とは縁が無いことから舞台を観たことはない。

 今回の岩波文庫版は、著者の母語であるスペイン語で書かれたバージョンから翻訳となる。翻訳者による詳細な解説があるので、作品執筆の背景となった70〜90年代チリ内外の政治事情を知ることも出来ることから、一読者として有り難い。

 これを目にしている貴方が、書店に赴いて『死と乙女』を入手して読んでくれるならば、もう以下の駄文を読む必要は無い。

 この増田が読むことを勧めている『死と乙女』とは、どのような作品なのか、読んだことは無いが少しだけ興味が有るという人に向けて、以下を記す。

 ただし『死と乙女』の結末に触れる部分があるので、未読で結末は自分で知りたいという人は、ここで一旦、この駄文を読むのをストップしてもらいたい。

 また、直接的ではないものの、性暴力言及する箇所もあるので、精神的な苦痛を喚び起こされる虞がある人は、ここで読むことを止めてもらいたい。

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 物語の大雑把な時代背景と、粗筋を述べる。

 1970年南米チリで、サルバドール・アジェンデ大統領とする政権誕生した。俗に、史上初の民主主義選挙により誕生した社会主義政権とされる。

 しかし、アジェンデ政権を皮切りに中南米地域社会主義国がドミノ倒し的に増加することを怖れた米国ニクソン政権は、チリへの介入を決定する。かくして、米国の後ろ楯を得たピノチェトが起こした軍事クーデターによって、チリ独裁国家となる。

 この独裁政権時代チリでは、多くのチリ国民政治犯として弾圧され、不当な身柄拘束、拷問虐殺対象となっている。

 チリ国外亡命した人間もいる(亡命はしたものチリ国外暗殺されたという人間もいる)。映画『イル・ポスティーノ』の主人公詩人も、そのような逃亡者であったことを、記憶している人もいるかもしれない。或いはまた、ヨーロッパ亡命していたチリ映画監督ミゲル・リティンが、ピノチェト支配下チリへ潜入して取材する姿を、コロンビア出身ノーベル文学賞受賞作家ガブリエル・ガルシア=マルケスルポルタージュ戒厳令チリ潜入記』(邦訳岩波新書)として著したので、それを読んだ人もいるかもしれない。   

 本作『死と乙女』の著者アリエルドルマンも、チリ国外亡命した人間の一人である

 そして『死と乙女』の主人公パウリナ・サラスもまた、ピノチェト政権下で筆舌に尽くし難い苦痛を味わい、生還したチリ国民の一人である

 本戯曲題名は、音楽家シューベルトの曲に来する。

 パウリナの夫ヘラルド・エスコバルは、ピノチェト政権下で、弾圧されている人々をチリ国外亡命させる手助けをしていた。そのためにヘラルドは、ピノチェト政権当局から弾圧対象とされた。

 しかし、ヘラルドが当局の手を脱して逃亡したので、彼の居場所を吐かせるために秘密警察は、彼の妻であるパウリナの身柄を拘束し、彼女拷問した。その時、拷問者は、目隠しされたパウリナをレイプしながら、シューベルト作品『死と乙女』をBGMに流したのである

 時が流れて90年代に入ると、チリ民主主義国家へと移行する。ヘラルドが逃亡する必要も、パウリナが夫の隠れ場所を吐かずに耐える必要も無くなり、二人は夫婦として、堂々と暮らせるようになった。しかし、パウリナの心には、拷問による拭いきれない大きな傷が残り、それが二人の暮らしに暗い影を落とし続けていた。

 民主主義政権となったチリ政府は、ピノチェト独裁時代に行われた弾圧について、調査究明を行なう国民約束し、そのための調査委員会を任命する。今やパウリナの夫ヘラルドは、その調査委員会のメンバーの一人である。これが、物語の開始の時点で、主人公の置かれた状況である

 物語の冒頭、或る晩、ヘラルドは、パウリナの待つ自宅へと自動車で帰る途中、タイヤパンクにより立往生していたところを、通りがかった医師ロベルトミランダに助けられる。ロベルトミランダの車で自宅に送り届けられたヘラルドは、夜も遅いし助けてくれたお礼にと言って、ロベルトに自宅へ泊まっていくことを勧める。

 結局ロベルトミランダヘラルドの申し出に甘えることにし、ヘラルドが寝室に居るパウリナに声を掛けて、彼女にも客人を泊まらせることを了承させる。

 翌朝。

 ロベルトミランダは、椅子に縛られている。パウリナが、彼にリボルバー拳銃を突き付けている。

 それを見て驚く夫ヘラルドと、狼狽する医師ロベルトミランダに対して、主人公パウリナは告げる。

「昨夜、この男の声を聴いて気づいた。この男、ロベルトミランダこそが『死と乙女』をBGMとして流しながら、あたしを拷問し、レイプした人間だ」と。

 ロベルトミランダ拳銃を突き付けて「洗い浚い罪を吐かせる」と主張する主人公パウリナに対して、夫ヘラルドは思い止まるように説得する。

 チリピノチェト独裁体制を脱して民主主義国家となったとはいえ、いまだピノチェトを支持するチリ国民も決して少ないとは言えない(現実世界2023年現在でも、ピノチェト支持者が残っているのだから民主政権に移行したばかりの90年代前半を時代設定としている物語の中では、尚更である)。独裁政権時代弾圧活動に関与した人間たちの全てを、罪に問うて処罰しようとしたならば、親ピノチェト派の有権者からの反発を招き、まだ体制も盤石とは言い難い民主主義政権が倒れることになりかねない。最悪の場合内戦が勃発して、更に血で血を洗う国民同士の殺し合いともなりかねない。

 そのため、現実世界チリで行われた調査も、調査対象事件を「被害者殺害されたという重大なケース」に限定し、尚且つ、真実を綿密に明らかにした調査報告書を作成する代わりに、弾圧関与者の氏名公表や厳しい処罰免除するという、謂わば折衷案の形をとらざるを得なかった。

 処罰免除するという条件を餌にした、一種司法取引によって、ピノチェト独裁政権時代弾圧に関与した人間に、己の罪を自発的告白するように促したとも言える。

 しかし、もしも調査委員の一人であるヘラルドの妻パウリナが、ロベルトミランダ殺害してしまったとしたら、いや、殺害せずとも、拳銃を突き付けてロベルトミランダ自白強要したこと世間に知られたならば。

 民主化した政権も、真相究明も、全てが水泡に帰すことになりかねない。

 パウリナは、ロベルトミランダの命までは取らないことを条件にして、今ここにいるパウリナ、ヘラルド、ロベルトミランダの三人で"裁判"を行なうことを強引に承諾させる。かくして、現実チリで行われた真相究明の動きを追体験するような、緊迫の一夜が、舞台上で演じられることとなる。

 以下では、物語の結末に触れているので、未読の人は一旦ここで増田駄文を読むのを切り上げて、まず『死と乙女』を読んでもらいたい。

 ロベルトミランダに罪を告白させること(供述テープレコーダーに録音した上で、ロベルト自身の手で文字起こし原稿を書かせ、さらに「自発的真実を語った」と宣誓する署名までさせること)が出来たミランダは、ロベルト監禁する前に家から離れた場所へ移動させておいた彼の車を、返すために取りに行くようにと夫ヘラルドに頼む。

 そして夫ヘラルドが家を出て二人きりになると、パウリナはロベルトミランダ銃口を向け直す。

 「真実告白すれば命を助けると言ったのに、約束が違う!」と抗議するロベルトミランダに、銃口を向けるパウリナ。

 パウリナは、ロベルトミランダの語りを聞いて、心の底から反省や悔悛が彼には見られないと判断したのだ。

 ここで演出として、舞台には幕が降り始め、パウリナとロベルトミランダの姿を隠すとともに、その幕は鏡となっており、演劇『死と乙女』を観ている観客たち自身を映し出す手筈になっている。

 再び幕が上がると、物語ラスト場面であり、パウリナとヘラルドは、二人で連れ立って、音楽演奏会に出掛けている。演奏の休憩時間では、他の観客と、調査委員会による調査の成果について、夫ヘラルドは語り合っている。

 休憩が終わり、演奏が再開される。

 すると、その演奏会の会場にロベルトミランダが入って来て、主人公夫婦から離れた、ずっと後方の客席に彼は座る。

 夫ヘラルドは気づいていないが、パウリナはロベルトミランダ存在に気づいて、しばし後ろを振り返り、ロベルトミランダを見る。ロベルトミランダは、何も言葉を発すること無く、ただ、主人公パウリナに視線を向け続ける。やがてパウリナも、ロベルトミランダから視線を外し、前方(演奏会舞台があると設定されている方向)を向いて、物語は終わる。

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 パウリナ・サラスは、ロベルトミランダを殺したのだろうか?

 この増田は、殺したと考えている。(続く)

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