はてなキーワード: コンドームとは
うろ覚えなんだけどこんな感じ。間違ってたら指摘してくれ。
感染経路はセックス、注射の回し打ちなどの血液感染、母子感染の3つ。
(最近医療器具の使い回しが次々発覚してるけど、あれでHIVが広がってないことを願う。)
HIVは発見当初はゲイの感染者が多くて、ゲイ差別とHIV差別がごっちゃになってた。ゲイがうつりやすいのは避妊を考える必要がなくて生でやっちゃうことと、肛門性交は裂傷ができやすくてそこから感染しやすいから。
日本だとセックスでうつるってだけで差別されてる感じがするね。元カノの元カレがHIV持ってれば感染するので、差別を受けるようないわれはない。(処女信仰とか童貞信仰(あるのかな)の議論はここでは勘弁ね。)
芸能人が「HIV検査を受けました」なんて言わなきゃいけない状況が、いまだに差別があることをあらわしてるよね。ほんとは普通の健康診断で検査やってもいいくらいだと思う。
潜伏期間は5年??10年。その間に細胞の中の免疫を作る機能が破壊されていく。
潜伏期間が過ぎると、日和見感染症と呼ばれる、通常ならかからない感染力の弱い病気に次々とかかる。
多いのはカリニ肺炎とカポジ肉腫。つか連続してこの病気にかかった人が発見されたことが、HIVウイルスの発見につながったらしい。
こういった日和見感染症にかかった時点で、AIDSが発症したことになる。
最終的には脳炎や癌にかかって亡くなる。
HIVと共存し、免疫機能が減らないまま生きながらえる人が数%いるらしい。
治療は意外と進んでて、免疫機能を減らさない(HIVを減らす)薬が開発されてるので、毎日決まった時間にそれを飲んでいればAIDS発症は避けられる。普通の生活も送れる。
帝王切開すれば母子感染を防ぐことができる場合がほとんどで、出産も望める。
当然のことながら、免疫機能が破壊される期間が短ければ短いほどいいので、発見は早いほうがいい。
アフリカでは、「処女とセックスすればAIDSは治る」という誤った言い伝えがあるんだと。赤ん坊をレイプする人もいるらしい...。
後は宗教上コンドームをつけない地域でも蔓延してる。これは中南米のカトリック圏に多い。
日本の場合も、女性がコンドームをつけてと言えないこと、男性が生でしたがることが蔓延を助長してる。
ということで、「気をつけていれば感染しないと言うことと、差別される理由のない病気であると言うことが分かりました」という今まで散々世間で言われていることを再認識しただけで終わってしまったw日和見感染症っていうのは初めて聞いたけど。
日本人同士で固まってる奴らはやっぱりダメだ。バーで日本人のグループを見るとちょっと悲しくなる。
これから留学しようって人は、日本人で固まるのは止めておいたほうが良い。絶対に良くないから。
アメリカ人はやっぱりみんな老けてるね。やたらゴツいし、学生なのにもう額がハゲかかってる奴までいる。
その点、アジア人は華奢だし顔が中性的(こっちの女よりもw)で幼く見られる。
意外だったのはこっちの方が日本にいる時よりもモテる。(白人の奴の方がモテるけれども)
華奢で中性的ってのを好む人は一定数いて、その人達に可愛がられる。日本にいる時はみんなそうだから可愛がられない。
服装もポイントかな。こっちは服装はダサいし、みんな似通った格好。何故ならみんな同じ店で買うから。
それは来る前から知ってたから日本で服を買い込みました。それを着回してるだけで何かオシャレだって言われますw
それとOTAKU文化はやっぱりすごい。日本人ってだけでそういう奴が近寄ってくる。
最新アニメはネットで見てるから詳しい。過去のアニメや漫画は発売されてないのが多いから自分の方が詳しかった。
その人たちからは自分は「L」って呼ばれてる。理由は似ているからw日本じゃアニメのキャラに似ているなんて言われないよね。
それとこっちじゃアニメはしっかりカウンターカルチャーです。
ついでに恋愛関係について。アジア人はモテないって言うけどそれは嘘。日本にいる時よりもモテたり恋愛したりする。
日本人ってだけでオタクな女の子が寄ってきたりする(自分も今そういう子と付き合ってますw)
それがなくても留学生同士でくっついてたりする。カップル率はかなり高い。おそらく日本の大学よりも。
そして、こっちの恋愛は実はあんまりロマンチックじゃない。恋人作ってすることはすぐセックスになる。(でも日本よりも避妊や浮気に厳しいんだよな)
暦の上ではひとつの節目。ほら、と指折り数えるように季節は過ぎ行く。夏と秋の間には確かにのっぺりと横たわるものがあり、それが僕らの気づかない進度で歩を進めた。徐々に徐々に森羅万象、そこかしこにその歩みの影を落としていった。僕らは気づかなかった。何故なら海はまだ青く、膝までつかった水温が迫りくるものが到来する時が遥か遠く先であることを語った。
際限なく無限増殖する細胞のような入道雲は今にも落ちてきそうな程低く、僕らの町と空との間には気持ちの優しい屈強な巨人がその四肢でもって落ちてくるものを支えていたに違いない。それほど空の不透明度は低く、ときおり聞こえる巨人の唸り声や大地を擦って踵からつま先へと重心を移動するときの運びまで僕には雑音なくクリアに染みた。巨人が身を呈して守るこの町には軍事基地があり、そのお膝元では軍人の天下となっている。昔からの住人である人々には笑顔を顔に張りつける以外には生きぬく術がなかった。長い長い歴史の中で培われた護身術のひとつである。
今しがた西の方から飛行機が飛び立った。
「あ、また飛行機」
僕は銛を片手に堤防の岩肌が突き出した場所に腰掛けた少女の方を見て、呟くように言った。強い日差しの下でもなお黒い印象的に短い髪を風が撫でた。分け目なく乱れた前髪を手で払うようにしてから、彼女はその褐色に焼けた肌を惜しげもなく露出させたキャミソールに点々とついた水飛沫のあとを人差し指で追った。波礁のかけらが今また振りかかる。
「珍しいね。何かあったのかな?ここんとこ見なかったのにね」
有無は膝丈のジーンズをロールアップしたパンツから出した足をぶらぶらとさせ、パンツのポケットからメンソールの煙草の箱を出して包みのセロファンを開けて言った。
「有無。タバコやめろって」と僕は即座に咎める。
「またぁ。ほんと親みたいなこと言うね、コムは。いいじゃない別に。何がどうなるものでもなし」
フリップトップの箱を開けて、銀紙を取り去る。ぎゅうぎゅうに詰った20本のうち1本を抜き取り、首から提げたヘンプのライター入れから百円ライターを出して火をつけて有無は笑った。
「コムじゃねぇよ。虚無。間違えんな」
僕は口を尖らせて言った。
「知ってる?籠みたいなの被った人が時代劇とかに出てくるじゃない、アレ『虚無僧』って言うんだよ。あんたと一緒。おかたいのよ、あんた僧侶だから」
有無はけらけらと笑っていた。僕は口がたたないのでいつもこうやって最後には有無にオチをつけられてしまう。僕は僧侶ではないのだけど、有無の言うように「おかたい」のかも知れない。確かにうまいことを言うかも知れないがそれでも駄目なものは駄目だと思う。僕はそれ以上は取り合わず、水の中を覗くレンズで水中の魚の動きを追った。前かがみになり静かに刺激しないように獲物の動きを観察した。ふくらはぎの半分ほどの深さしかないこんな浅瀬でも魚はいるのだ。僕は彼らに悟られぬよう体を空気中の成分と同化させねばならない、水上で構えた銛の影だって彼らには察知出来るからだ。自分を狙う者の殺気を読めぬようではとてもじゃないけど自然界では生きてゆけない。僕はそういったことを父から習った。僕の銛が水中に落とされる。
「オオッシャ!」
僕は思わず拳を天に突き出し、歓声をあげた。銛の先には体をよじる反復運動を繰り返す魚がまだ息を絶えずにいた。その大きさは「大物」とは言いがたいが、とりあえずは僕がしとめた。僕は有無の顔を見る。
「すごいじゃない。上達したのね」
彼女は少し感心したような表情で、フィルターの近くまで吸った煙草を指に挟んだまま言った。短く切った髪を耳にかけて露出した耳には銀色のピアスが太陽の陽光を眩しく反射させた。
「その煙草、ポイ捨てすんなよ」
僕は目を細めて、ぴしゃりと言った。
家の玄関の引き戸を音を立てて開け、僕は「ただいま」と言っていつものように帰宅した。玄関先に婆ちゃんが駆けてきて、
「あらあら、おかえり」と迎えてくれた。
僕は獲れた魚が入ったびくを見せ、反応を伺う。婆ちゃんはやはり父には適わない、と言う。だけれど、僕だってそのうち父のように立派に成れるに違いあるまいと思うのだ。晩御飯の食卓にあがった自分の魚を想像して僕はにまりとした。
「虚無、町に行って叔父さんのところに見せてくれば」
婆ちゃんの提案に僕は「そりゃ名案だ」と同意して僕は自転車の籠に魚の入ったびくを載せて跨った。ゆっくりとこぎ出し、加速して町へ向かう坂道を駆け下りてゆく。頬にあたる風が普段の熱風とはうって変わって心地良いものになっていた。僕は心を躍らせて、叔父の賞賛の言葉と大きな手のひらが頭の上にのせられるのを想像してまたもにやりとした顔つきで自転車をこいだ。僕の着ていた白いTシャツはもう脇のあたりが大きな染みになる程汗を吸収し、ショートパンツは海の匂いが香った。汗でも海水でもいずれにせよ塩くさいのだが、僕の着るものがどれも余所行きではなくとも僕はそんなことは気にとめない。僕は頓着しない。
町の中心部にある叔父さんの経営する釣具店へ向けて、僕はひたすら自転車をこいだ。
栄えた大きな通りは夕ともなれば軍人で溢れる。彼らはそこで日々鬱憤を晴らすように酒を飲み、ときには暴力を振るう。そんな空気の中を僕は進んだ。
規模は小さいが売春や買春が行われる繁華街の一角で見慣れぬ光景を発見した。大概、一目でそれと分かる言ってみれば時代錯誤な「売春婦」風の女の人の立ち姿が見うけられるのだが、そのとき僕が見たのは僕と同世代か少し年上ぐらいのあきらかに条例違反であろう年代の女の子の姿である。僕は目を疑ったが真相など確かめる気もなかった。
叔父の釣具店の扉を押すと、「波浪」と客に声を掛ける調子で叔父が言い、
「おう、虚無か。どうした?」
と僕と気づいた叔父は言い直した。
「魚獲れるようになったよ」と僕は答える。やはり期待に違わず叔父は誉めてくれた。
「すごいじゃねぇか。たいしたもんだよ、誰にも教わらずなぁ。銛じゃぁオレも教えられないし。どうだ?この際、針と糸に宗旨変えしねぇか?そしたらオレがみっちり鍛えてやるぞ」
叔父はいつもそう言う。どうにも僕を釣り中間にしたいらしい。
「それじゃぁ、食べられないじゃないの」
と言って共に笑った。
叔母さんの出してくれたオレンジジュースとお菓子を食べながら、叔父さんと話した。
「そういえば、諭くんどうしてるの?オレ昔良く遊んで貰ったよね、銛も上手かった」
「あいつぁ、ダメだ」
急に叔父の顔が険しくなり、僕は余計なことを尋ねた気分になった。叔父は続ける。
「もう、虚無も大人だ。話してもいいだろう。いいか、虚無。おまえはしっかりしてるしそれに頭も良い。おまえだから話すんだぞ」
「うん」と僕は異様な雰囲気に半ば飲まれながら頷いた。
「諭。あいつはなぁ、チンピラだ。軍人の腰ぎんちゃくに成り下がって、ろくでもないことばかりしとる。麻薬の売人とかと組んでおるらしい。最近は地元の子らを軍人に紹介する橋渡しのようなことをやっていると聞いた。要はな、売春の斡旋だ。分かるか?あいつだきゃぁ、クズだ」
「ねぇ、叔父さん。じゃぁもしかして『桜番地』にいた僕と同じぐらいの年の子って…」
僕は恐る恐る尋ねる。
「あぁ、そうだ。昔は『桜番地』はきちんとした風俗街だったけど、今じゃぁ何だ、援助交際っていうのか?すっかり芯まで腐りきっちまったよ、この町も」
叔父が煙草に火をつけたところで叔母が話に入る。
「お父さん、やめなさいな。虚無ちゃんにこんな話。この子はまだ中学生なんだから。そうだ!虚無ちゃん、ご飯食べてく?」
「何を言ってる。虚無はな、そこらのガキとは出来が違うぞ。そこらへんちゃぁんと分かっとる。な?虚無」
僕は収拾をつけられなくなったので、「家で食べる」と言って店を出た。しかし、僕はさっき聞いた叔父の話で頭が一杯だった。僕がこんなにも動揺するのは集団の中に恐らく有無らしき姿を発見してしまったからに他ならない。まさかとは思う。ただ、どうしたらいいかは分からない。
僕は家路に着いた。
いつも魚を狙う場所があって、そこは観光客がくるようなところではなく地形も厳しく地元の子でもおおよそ僕ぐらいしか来ないプライベートな場所であった。今が夏休みだろうとそうでなかろうと、僕はそこで海につかった。 とろけそうな陽気の中有無はけだるそうに切り立った岩の上に立ち、僕を見下ろしている。彼女は紺色のキャミソールを着ていて肩にかかった部分から黒い下着のストラップがはみ出ているのが見えた。僕も彼女の立つところまで岩をよじ登る。爪や指先、そういった箇所が痛んだ。有無はやはり面倒臭そうに煙草を吸っていた。
「今年は客足悪いんだってさ」
彼女は自分の家が営む民宿の話をする。僕の家も観光客相手の商売を多少なりともしているので、そこらへんの話は良く耳にする。今年に限らず年々客足が減ってきているらしい。僕の住む町はそういったことに依った収入が不可欠な町なのだ。切り立った岩のすぐ下の水の中では僕が父から譲り受けた銛が天に向かって真っ直ぐに生えている。それは水没している部分がゆらゆらと正体不明に揺れて、眩しい光りを水面に放った。
「喉乾かない?買ってこようか?」
僕は振り返って有無の顔を見て言った。
「ん」
自分の財布を放り、咥え煙草のまま返事とも言えない返事で答えた。煙草を離した唇から白く風に棚引く煙を吹いて「奢る。あたし炭酸ね」と付け加えた。
ガードレールなどない取りあえず舗装された道路を歩き、生活雑貨から何から売っている商店の前の自動販売機の前に立ち有無の二つ折りの財布を開いてお金を取り出そうとする。銀行のカードや何かの会員証やらが差してあるスペースに異物感を感じて僕はそれを取り出した。僕は思わず絶句して立ち尽くす。コンドーム。男性用避妊具である。丁寧に連なったふたつのそれを慌てて元の場所にしまい、小銭が入るポケット部分から手早く出したお金でジュースを2本買った。有無のいる場所へ戻る最中、ずっと考えていたのだけど僕は僕の妄想を頭から払いのけることが出来はしなかった。
缶を彼女に手渡すとき、偶然とは言いかねるが彼女の服と下着の中に眠るふたつの丘陵のゆるやかなカーブが見えて僕は激しく興奮してしまう。多分原因はさっき財布の中で見た、「性的な行為を行うときの確信」みたいなもので僕のその妄想を確かに現実の場所へ引きづりだすのだ。有無がいくら前かがみの体勢をしていたとしたってそれを覗くのは偶然でなく僕が見たかったからに相違ない。
夏は終わりにさしかかっているようで終わりは一向に見えやしない。まだまだ雲はその力を誇示するかのごとく胸を張って広がりを見せる。空は低く。巨人はさわやかな笑みを浮かべ。
僕は思い切って尋ねた。
「なぁ、おまえ、やったの?」
僕はこれ以上具体的には言えなかった。空気は全ての空間と繋がっていると僕は思っていたのだけど、それは違った。人と人を繋ぐ関係性の濃密によって区切られていたのだ。そして、僕は空気がこれ程硬く固まるものだなんて知らなかった。伝う汗さえも流れ落ちない程度時間が流れた。
「見たんだ?」
と言って有無は目を閉じて立ちあがった。そしてゆっくりとこちらを向き、太陽に背を向け逆光の中褐色の肌が通常よりもそのトーンを落とすのを僕は見た。明度も彩度もが一段落ちる。そして瞼を開いて微笑んで言った。
「そうだよ。セックスしたよ」
僕ははっきりと滑舌良く発音したその単語と服と下着の中から覗いたふくらみを脳裏に描いて、まるで猿のように際限なく永久機関のように終わりなくオナニーした。マスターベーション、自慰行為と言い代えても良い。そう、十年一日のごとく来る日も来る日も布団の中でそればかりしていた。最低の男であった。他にするべきことも見つかりはしなかった。想像が加速してブレーキが利かず、有無は僕の想定した架空の世界の架空の部屋で日を追うごとに一枚ずつ脱いでゆき、日を追うごとに僕のどんな無理な要求にも応えるようになった。そしてある日の夕方一切立ち寄らなくなった海へ行き、計り知れなく大きい太陽ですらすっぽりと難なく包んでゆく水平線を見て自分が一体何者かを己に問うた。
朝起きると適当な袋の中に水着やタオルそういったものを積め込んで、海へ出かけた。銛は持たず、ただ体ひとつで海を泳ぐ。海水中の塩分が浮力を生み僕の体をまるで拒絶するかのように押し上げ水面に浮かせた。僕が潜ることを嫌がっているようでもあった。体中に蔓延した不健康な老廃物を全て排出する腹づもりで、体の奥深く何処かで息を潜める病巣の中核を探し当てねばならない。そうでもしないと僕は存在異議を失うのだ。夜毎陰茎をしごくだけの「もの」であって堪るものか。自分だけが知る海岸線でなく、公衆遊泳場に来ていた。時期もピークではないので割と地元の若者が多いようである。そういった経緯で日がな泳いだ。
僕はこれ以前にだって自慰行為をしていた。考えていた。ずっと。何故僕はこうまでみっともなくならなければいけなかったのか。何故僕はかさぶたを掻き毟るように。何故。何故。そういったことを呟きながら水中から回答の眠った宝箱を探す、見渡す。遊泳中のカップルの片割れで目的も持たずにふらふらと漂い泳ぐ女が平泳ぎの恰好で股の間の小さな布で隠された部分を晒すのを長い間ずっと潜り続けて凝視していた自分を発見したとき、僕は同時に答えをも発見した。なんのことはない。これが僕だったんだ。塩水で目を擦った。
僕は大人になるまでこの自分自身の下半身的問題を平和的に解決出来ない。要するに女を買えない、ということだ。しかしながら僕は望みもしたが勿論憎みもした。有無が買われるという現実を、この両目ではっきりと見ておかなければならなかった。より深く自分を呪う為に。
町へ降りると、金曜だけあって人は多い。都会の盛り場と比べたら本当にちっぽけなものだ。色町『桜番地』へ近づくにつれ、ぎょろぎょろとした目つきであたりを見まわす。ここの色町は変わっている。それらしい店を全部一角に集めただけで、表の通りから丸見えの場所で平然とさも普通のことのように売り・買いが成される。同時に良くある繁華街でもあるから、例えば僕や同級生やなんかが居ても特に誰も咎めない。
僕は諭くんを見つけた。面影が残っていたのですぐに分かった。その後について歩くのは有無と同級生の友達であった。僕の予想は出来れば外れて欲しかった。全員知った顔で、それもクラスの中でも特に大人びていて顔だちが美しく整った者ばかりだった。そして有無は群を抜いている。
僕は叔父さんの家にお使いに行く名目で町に来ていた、そして恐らく彼女らも似たような嘘を並べて来たことであろう。預かってきたトマトを握りつぶした。
何てこった。あいつらか。
僕は自転車の籠の中のトマトを軍人の足元に投げつけた。そして僕自身、我を失い何事か夢中で叫んだ。自分ですら果たして何を言っているのか分からない。僕は右手の中指を立て、
「間座墓!」
と叫んだ。軍人は首だけで振り返り、それから僕の方へ歩みを寄せる。僕よりも40センチは身長が高い彼の眼光は既に「子供のしたこと」を笑って許すような雰囲気ではなかった。軍人はその上等な皮のブーツで僕のももの付け根をポケットに手を突っ込んだままで蹴った。大人の力の衝撃がその箇所から電流のように地面に抜け、さながらアースの役割でも果たしたかのように僕の左足は焼け焦げて落ちた。立っていられなくなり、地面に倒れ込むとすぐ目の前に皮製の靴のつま先がある。目をつぶる暇もなく鼻から大量の血が流れ出して、息が出来なくなった。口の中が熱くて、鼻水と血が混ざってマーブル模様を織り成しその不自然な美しいコントラストを眺めた。涙で視界が利かなくなると、今度はわき腹に針で刺されるような衝撃が訪れた。正体不明の嗚咽を漏らす僕を助けようなどという者は現れるはずもなく、結局は僕が何者であるかを問われるだけだった。彼の顔は笑っていた。
「坂!…国家!」
僕は片足を押さえ膝を付いた姿勢まで体を起こし再び中指を立てた。彼はそれまで顔の表情は笑った形を作って努めていたがその瞬間には完全に笑顔もおちゃらけた態度もなくなった。ポケットから出した拳で僕を思いきり殴りつけた。僕は誰だ?彼は最早軍人として僕を殴らない。そして笑わない。ならば、立ちあがろうとする僕は一体何者だ?今さっきまで軍人であった男は問う。オレは誰だと。オレは一生陰部を擦り続ける醜い生き物か?そんな男か?退いて生きるか?
僕はふいに笑いがこみ上げた。
「オレは海の男だ」
僕は声に出して言った。
彼は飽きたという身振りで友人らしき軍人を連れて、帰っていった。だらりとぶら下がった動かない腕はファイティング・ポーズのつもりだった。
叔父さんの家で目が覚めた。叔父さんは安堵した表情で
「あぁ、良かった。このまま目を開けないんじゃないかと思ったよ。しかし、すげぇ顔だなぁ」
と僕に話し掛ける。叔父さんの説明によると僕は気を失い、そして軍人が帰っていった後で見ていた人達がここまで運んでくれたということらしい。有無がどうなったか知りたかったけれど、そんなことは勿論訊けはしなかった。叔母さんが出してくれたお粥を食べようとして口の中に入れたらすごい衝撃が走って、僕は思わず宙に浮く。
叔父さんも叔母さんも笑って言った。
「虚無の親父さん、未曾有さんもケンカはしたけどさすがに奴らにケンカふっかけるなんざ聞いたことねぇや」
「そうよ。もうちょっと相手を考えなさい。殺されてたかも知れないのよ」
やはり叔母さんは泣き、僕はあとで家族にみっちりと怒られた。
だけれど、僕は自分が何者かを取り戻した。
以前にも増して僕は亡き父のように立派な漁師になろうと強く思う。鋭く切り立った岩壁を背に、汐が引いて膝丈程もなくなった外界から隔絶された知られぬ海で僕は銛を片手に空を見上げた。いつまでも空は夏の様相を呈していて水面に落ちた人影で僕は背後の岩の上に有無がいることを察知する。
「そこだ!」
僕は小指の爪ほどの大きさの小石を放ちながらそう言った。
「久しぶりじゃない」と小石のことには触れずに進める。思わず冗談めかした自分が恥ずかしくなるほど冷静に。
「そうだな」
僕も冷静に。
「虚無、少し変わった?」
「そうかな」
「何してんの?」
「銛の練習。オレはやっぱり漁師になるよ」
「そう」
そんな会話を交わした。有無はメンソールの煙草に火をつけて煙を吐き出すと同時に顔を上げた。僕は相変わらず銛で水の中の地面を形をなぞるように落ちつきなく突ついていた。彼女は指に煙草を挟んだまま、切り立った岩のわずかな取っ掛かりを慎重に滑るように降りた。僕の隣に腰を下ろし尻をつけて砂浜に座る。僕も砂の上に座るが水着が濡れていた為に濡れた砂が尻の形にくっきりとついた。あまりスムーズに言葉が出ない。
「有無は?何になるの?」
僕は沈黙の堰を切るように話し掛ける。
「分からない。あんたのお嫁さんにでもして貰おうかな」
僕が驚いた顔をしていると「冗談よ」と言った。
二人で動きのない海を見ていた。海鳥が遠くの島へ飛んでゆく。すると、有無は立ちあがり
「気持ち良さそうね。あたしも入ろ」
とそのままの姿で駆けて波を掻き分けてその身を浸した。僕があっけにとられ制止する暇もないまま彼女はずぶぬれの恰好で海からあがってきた。
「やっぱ服着たままだと辛いね」
僕の目は彼女の透けた服から浮き出た秘密しか入らず、完全に思考は停止し例えば気の利いたセリフのひとつも出てこないままとめどなく湧いてくる唾で急激に乾いていく喉を潤していた。髪をかきあげる仕草をした後、有無は
「虚無はセックスしたいの?」
と訊いた。
僕は「オレはセックスしたいよ」と答えた。
僕は煮え切らない情欲を抱えて悶々としたままの紳士に分かれを告げた。僕は快楽を貪る者だが、決してそれのみには存在しない。彼女に抱いた幻想や彼女に抱いたいかがわしい妄想、己に都合の良い空想、そういったものを1箇所にまとめて全部破棄した。それから僕は有無と交わった。
鋭く切り立った岩影で、外界から情報がシャット・アウトされた知られぬ砂の上で、落ちかけた太陽に焼かれ背中を水飛沫に濡らし僕は一際大きな声を出して果てた。
僕も有無も裸だった。彼女のお腹の上にはまだ生々しく行為の証が記されたままである。濡れた有無の服は薄いタンクトップですらまだ乾かず先ほどと全く変わらない。時間の経過も感じられない。脱ぎ散らかされた衣類の位置もそのままだ。
「気持ち良かった?」
と一番最後に有無は乾いた服をそそくさと着ながら訊いた。
自転車で海岸線を走っていると、東の方角へ飛行機が飛んでいった。僕が数えただけでももうさっきから一体何台の飛行機が飛び立っただろうか。気体がもの凄い速さで小さくなっていくのを見届けてから、再び自転車に跨りエデンに似た外界から隔絶された場所へ向かう。遠目に有無の姿を発見して片手でハンドルを握りながら大きく手を振った。彼女も体全体を使って信号を僕に返す。
「あ、また飛行機」
有無は上空を見上げて言う。
「オレも見たよ。来るときだけですごい数の飛行機見たなぁ」
「あたしも。何かあるのかなぁ。演習とか?」
僕は「さぁ、どうだろうね」と言い終わらないうちに、すぐ隣に座る有無の乳房を背面越しに触ろうとした。彼女は僕の手をまるで蝿や蚊をはたくような感じで叩いた。僕が彼女に会うのが待ち遠しかったのはいわずもがななのだけど。有無は
「あの時だけだよ。そんなねぇ、都合良くホイホイやらせるわけないでしょうが」
と手厳しく言った。僕はしつこく懇願したが、彼女が要求を飲むことは無かった。岩場に立てかけた銛が太陽の光りを反射して光線を生み出す。僕や有無に浴びせ掛けられた兆しの元を探し、空を見上げた。往き付く先は夏を完全に体現しその大きな両手で包み込むような入道雲。空を支える巨人はやはりその笑みを絶やさずやがて秋が来るまで微笑み続けるのだろう。
「まったく、言わなくちゃ分からないの?」
有無は胸の高さの水面に左手を入れて、水の中で僕の手を握り引き寄せた。帆を張った舟のように水面に浮かんだ僕の体もその小さな力で彼女の体にぶつかる形で引き寄せられる。お互いに向き合い体の前面を押しつけるように抱き合った。彼女は僕の股間を水中で触る。空は高く広大で、僕たちは身を寄せ合い抗わずそこに含まれた。東の空からまた飛行機が飛んで来て、僕たちの上空を過ぎ去るのを見ていた。
僕たちは飛行機の来た方角の空を見る。空では入道雲とは違う、けれど、ひときわ大きな球体のような雲が風船が膨らむ様を連想させた。心なしか荘厳で見ているものを魅了する何処かで見たことのある形の雲だった。ずっと、ずっと遠くまで、僕は僕の父も祖父もが愛したこの海の果てまで思いを飛ばす。
「わぁ、見て。綺麗」
と有無は水中から出した手をかざし、遥か遠くの海で立ち昇る雲を指差した。
あんだけ消すな消すな言われてたのにまだ消すか、どんだけ頑固なんだよw
「ひょっとしたら今自分が持っているお箸の持ち方は/服は/プレゼントはおかしいかもしれない」
「これは本当に味噌でできた味噌汁なんだろうか」とか思いながら毎朝味噌汁飲めるか。
ある程度の自信がなきゃ発狂するか病院いくハメになるだろうが。
だから他人との意見のスリあわせしながら自分の常識を書き換えていく、違うか?
その過程でムカついたりキレたりもするだろうけど(所詮他人だし言葉しか伝達手段ないし)、
それでも生きてくならだいたいのところで自分の常識の随時変更はやるだろ……。
もしくは「こんな考え方もあるんだ」と思って(注1:こんな考え方もある)ぐらいにしていかないと
常時ピリピリする人になるぞ。
爪楊枝目前で隠さずに使われるのが、世間ではメジャーらしいって知ってびっくりしたし、
(いや最悪手で隠して下向くだろ、とは思ったがそれすらメジャーじゃないらしい)
ラブホのコンドームを使うほど前の客や従業員を信頼できる考え方もなかったし
(信頼できない、ってのをオブラートに包むときにマナーって言葉はマジ便利だなと今ふっと思った。)
いただきますを使わない人がいるってのも初めて知った。
(ごちそうさまは言うのか。いただきますを言わないのはこうしてだんだんメジャーになっていくんだろうねぇ)
めんどくせぇ大人だなぁと思ったが(言いたいことがあればきちんと言ったほうが楽しいぜ少なくともあたしは楽しい)、
こちらはめんどくせぇガキなんだよなぁあーややこしい。
なんで世の中の善意をあっさり信じられるのかがマジで信じらんない。コンドームの件。
おろせばいいとでも思ってるのか。それとも他者の体だから根本的にはどうでもいいのか。このふたつは同じか。
自分女性。
いただきますはだいたい言わない。
爪楊枝は女性が使うのがカッコワルイから使わないだけで、
別に同行の男性が使うのは何とも思わない。
加えたまま店の外に出てシーシーやってるおじさんは、どーかなーと思うけど。
あと、同じように生活レベル?みたいので違いが出るなーと思うのは
歯磨きと爪切り。
自分は絶対席ではやらない。どーしても伸びたのに気付いて切りたくなったらトイレで。
歯磨きも給湯室ではやらずに、トイレでやる。
あと、ラブホのコンドームを使わない理由は、意味不明のマナーとかじゃなく、
「前の人がイタズラして穴を開けてると困るから使わない」という話。
世間って私が知ってるところよりアバウトなところ、という解釈が生まれつつあります。
よくそんなに世界に悪意がないって信用できるな……
他人の目や気分ってそんなに無視されてるものなんだ。
と爪楊枝とコンドームの件では思いました。
「いただきます」と「ごちそうさま」では言わない人間が存在するのを知りました。
なんで言わないかは説明していただけませんでしたが、
それは彼にとって言わないのがルールであり、
それを私は「低い」とみなしたところ「悪い」だと言われましたが、
私の認識では言われてみれば両方なので訂正できません。でもどちらかというと「悪い」ですね。
あと他人の笑顔をすべて優越感に基づくものだ、という新解釈も知りました。
ありがとうがムカつく、というのはこういう感情に基づくものなんだと思いました。
今まで殺精子剤(膣内避妊薬)しか使ってなかった、殺精子剤は他の避妊法と併用が基本らしい。気をつけなくちゃ…。
(※参考:【女性の心とからだを守るために】 花王 ロリエ)
ふと思ったんだけどさ,例えば,っつーか昨日の実話なんだけど,
それをまあ見るとなしに見てたわけよ。
で,ふと気づいたんだけど,俺,ミニスカのすその部分を見てしまってるんだな。
えーと,どう説明したらいいかな,説明しなくてもいいような気もするけど,
ミニスカと生足が交差する部分ね。交差はしないか。まああのへんの,えろい部分だ。
でさ,その女子高生,ぶっさいくなわけよ。
や,まあ,可愛いという人もいるだろうけど,俺の好みじゃないわけね。
なのに俺,その子をえろい目で見てるわけだ。
そのときふと思ったのが,なんか2ちゃんのコピペであるじゃん,
「童貞が許されるのは??までだよねー!」とかいうやつ,
ああいう感じで,若い女の子が,俺の視線を感知して,俺を馬鹿にする光景を思い浮かべたのね。
「女子高生えろい目で見てんじゃねーよ,馬鹿じゃねーの」って感じで。
ああ,気をつけないとなと思ったと同時に,実は俺,
「そういえば,若い女の子って,なんで男のえろい部分を毛嫌いするんだろう」と思ったんだよ。
で,はっとしたんだ。男のそういう部分を否定する女って,処女かもしれないって。
つまりだな,えーと,今俺には彼女がいるんだが,
普段はそういうことおくびにも出さない彼女なんだけど,ベッドの上では燃えるわけよ。人並に。
そんな彼女にとっては,俺がえろいということは,どちらかというと肯定要素なのね。
このへんのニュアンス分かってもらえるかなあ。分かってもらえる人も結構いると思うんだけど,
そういう経験をきちんとしてきている女にとって,
男がえろいということは,別に否定する要素ではなくて,むしろ肯定できる部分というか。
なぜかというと,自分に対して男が燃えている(「萌え」ではなくてね)というのは,
女にとって嬉しいことだからなんだけどね。
うちの彼女も,俺に対して隙とか愛してるとか言うのは,大抵そういう行為の後なわけよ。
っていうことをさ,踏まえた上で,俺らさ,女にえろいと思われるのって恐怖じゃんか。
少なくとも怖かったよな。えろい自分が表出するのは。
むしろそういうこと興味ない自分を装ってこなかったか?俺はしてきた。
もしかしたらそれは,周りの女が処女だったからかもしれないなって思ったわけよ。
えろいということは否定されるべきものという感覚は,
世の若い男にとってはステレオタイプに近いものだと思うし,
女にとっても言わずもがななんだが,
実は,世の中のある層においては,
えろいということはむしろ積極的に肯定されるという,
そういう議論ってあんま聞いたことないなーと思ったから今こうやって投稿してんだけどね。
またふと思い出したけど俺昔えろ本親父に見つかって,無茶苦茶怒られたことあるわ。
あのときは怒られて当然とか思ったけどさ,
その1??2年後かな,親父のタンスから大量のえろ本を発掘したのは。
いや別に「てめーも持ってんじゃねーか」ということが言いたいわけじゃなくて,
自分も隠し持ってるえろ本を,息子が持ってるって分かって,
そのとき自分はどう動くべきかって,結構難しいと思うんだよね。
親父はあのときこっぴどく叱るって選択をしたわけだけど,
俺だったらどうするかなあ。ちょっと男同士語ってみたいような気もする。
別に下ネタトークをするってわけじゃないぞ。
「お前もこういう年齢になったか」みたいなさ。
なんというか,今回の話題にもかぶるわけだけど,
あんま忌避すべきものとして捉えさせたくないかもという気はする。
コンドームとかがんがん宣伝して,エイズの恐怖を植えつけて,避妊しろしろという一方で,
実は社会は避妊なんかしないでどんどん産んでくださいという思いもあるわけだよな。
少子化が叫ばれてるってのはそういうことだ。
少子化問題なんてほんとそうでさ,要するに「もっとセックスしろ」ってことじゃんか。
でもオブラートに包むんだよな。まあ包むわなとは思うけど。
エロを排除するということは,責任ある企業への第一歩という感じだ。
でもえろって超大事なんだよな。国にとっても,個人にとっても。
男のえろさを否定する女が,成長するに従って,えろくない男を否定するようになるんだよ。
女はそんな自分の成長,発達をどう受け止めるんだろう。すごい葛藤だよな,それは。
日本って国は,「死」に向き合ってこなかった国って言われてるわけよ。
いかに死ぬべきかってことが議論されない。議論されないから,分からない。
大人が分からないものが子どもに分かるわけない。
実際は30代で死んだとしても,価値ある人生とすることは可能なんだけど,
日本に蔓延してるのは,「長生きすることはいいことだ」という,
まあぼちぼち,ただ長生きすることの恐ろしさが顕在化してきてるようにも思うけどね。
ああ,で,死の話はともかく,死と同じぐらい,エロもタブーだよなと思ったのね。
youtubeとかが,「うちはエロくないですよー」ってのを売りにしてがんがん稼ぐ一方でさ,
「うちは無茶苦茶エロいですよー」っつって,社会理念に反した企業形態をとって,
それなりに稼げるんだけど,後ろ指差されるというか,そういう仕事してる人もいるわけじゃん。
お前らが例えばAV男優だったとして,その仕事に誇りを持ってたとしてもさ,
いとこの結婚式のスピーチでそのこと言えるか?って話だよな。
死とエロス。日本人が一所懸命目をそらしてきた,人間にとってすさまじく重要なこの2つの要素。
考えるということがどうやら加速し始めた現代において,どこかで必ずこの議論が紛糾すると思う。
お前らはどう考えるんだ?エロとは何だ?死とは何だ。
お前らはそのことを自分の子どもにどう伝える?
自分の死に様をいかに飾るつもりか,考えたことあるか?愛しい人の死に際にどう立ち会うつもりだ?
>その世代になったら自分で考えろと言いたい。だいたい中学入ったら「エッチする時はコンドームとかいうのをつけるらしい」なんてどこからともなく自然と入ってくるだろう。
>それに今だって保健の授業で性教育やってるだろ?試験管をペニスに見立ててコンドームの装着練習とかやってると聞いたが。
いや、ぜんぶ親に任せたらって話で。
30才魔法使いが童貞を捨てにソープに行ってみたので、その体験記を書こうと思う。本当は出会い系でやろうかと思ったんだけど(相手には断る自由があるしね)、やり方をよく知らないので却下。
場所は新宿。三連休でにぎわう歌舞伎町だったのに、その一角にはなぜか人がいなかった。童貞を捨てようってのに、なんかさびしいよなこれ。指名とかよくわからかったのでなしで。女の子が出てきて手を握りつつ部屋に連れていってくれたんだけど、手がやわらかくてなんか嬉しかった。名前はYさん。想像していたより結構かわいい子が出てきてびっくりした。あとでホームページを見たら癒し系の女の子とか書いてあったような気がする。で、部屋で服を脱ぎつつ、風俗初めて、童貞と素直に話すと、じゃあサービスするねといってくれた。こんな客は来るのかと聞いたら、たまには来るそうだ。
最初に風呂でサービス、次にマットプレイ。でマットの上で騎乗位で挿入。知らないうちにコンドームがつけられていて、なかなか見事なもんだなぁと思った。入れた感覚はあんまりなかった。本当はここで一発するらしいんだけど、遅漏だと素直に話すと、じゃあベットの上でいじめてあげるとのこと。んで体がぬるぬるになってしまったので、体を洗ってもらってからベットの上でひと休憩。ここまで10分も経ってなくて、意外と時間があるもんだなぁと思った。
僕はスキンシップの類がしたかったので、ベットの上でちょっとお願いして、川の字になって後ろから抱きしめさせてもらった。肌がすべすべしてて、やわらかくてなんだか気持ちよかった。あとは肌を撫でたりしつつ、しばらく雑談してた。彼氏はいないのか聞くと(マナー違反だな)、いたらこういう仕事はやってないとのこと。彼女いないと言うと、友達に紹介してもらえばとか、職場はどうかとか言ってくれた。ここが一番楽しかったかな。
次にいよいよ本番で、教えてもらいながら正常位で挿入。ここも意外と挿入してる感覚が無かった。AVみたいに動こうと思ったんだけど、なかなかうまくいかないもんなのねあれ。横に動くのが精一杯で、縦に動くなんてとてもできなかった。あれが出来る人はすごいよね(みんなできるって)。正常位をしつつ、おっぱいをなめたりしてたんだけど、なんか楽しかった。個人的には女の子には楽しんでもらいたいので、相手のマネをして肌にキスの嵐をしてみたり乳首を優しくなめたりした。Yさんは一応喘いではくれてたけど、そういうのに慣れてるお仕事だろうから、実際のところはわからない。でもすこしでも楽しんでもらえていたらいいなぁと思う。
いつも挿入する前にはいつの間にかコンドームが装着されているので、見事なものですねと言うと、「心配しないでね」との返事が。何を?性病?こういうところは衛生には気を使ってるだろうからさほど気にしてないし、女の子を前にしたらそんなことは考えないんだけどなぁ・・・
もっと肌が密着してるほうが好きなんですと言うと、じゃあという事で体を入れ替えて側臥位に。僕はきれいな肌をみつつ挿入できたから嬉しかったけど、相手は背中を反らせていたので結構大変だったかもしれない。そうしないとやりにくいのかな?で仰向けにされて、騎乗位とかフェラとか素股?でイカせようと頑張ってくれたんだけど、結局イケなかった。遅漏で申し訳ないと言うと、初めての人は緊張してるから結構あるとのこと。別にイケなくてもいいからと言って、止めてもらった。じゃあ私がオナニーしてるのを見つつオナニーしたらイケる?とか言ってくれたんだけど、かわいい女の子を前にしてそれはちょっとね。なんか失礼だし。んで体を洗ってもらって、時間がすぎるまで雑談して、お金を払って終わり(結構はしょった)。最後は出口まで(寒いのに)見送ってくれた。
で感想。やっぱりね、彼女たちはプロだよ。客が嫌がるようなことはまず言わないし、だいたいの客の希望には拒否しないし。僕みたいなオタ風のおっさんの相手なんて良くしてくれるよ。尊敬する。でも個人的には、セックスそのものよりスキンシップのほうが好きな上に、女の子に何かされるよりも何かしてあげたい(気持ちよく楽しくしてあげたい)性格なので、向こうがなんでもしてくれるソープはあんまり合わないように思った。どこかにそんな希望をかなえてくれるサービスはないかなぁ・・・あ、普通に彼女作ればいいのか。失念してた。要は普通に彼女を探せばいいんだよね。オタの相手をしてくれる人はなかなかいないだろうけど。
ソープが合う合わないかはともかく、セックスに対する過剰な思い入れみたいなものをある程度打ち消すことができたように思うので、経験してみてよかったと思う。なんだこんなもんなのかと。これから女性にももっと普通に向き合えるような気もしてきたし、非モテから脱却できるような気もしてきた。(何をするってわけじゃないけど。)
そんなことは置いといて。Yさんのことは多分一生忘れないわ。向こうはすぐに忘れるんだろうけど・・・。最後にお礼を言うタイミングを逃しちゃったのでこの場で言っておきたい。Yさんありがとう、楽しかった、本当に。これからも愛に飢えた男どもに、少しの愛を振りまいてあげてください。
http://anond.hatelabo.jp/20071219123103
34年続ければ100%こえますか?
その資料、オギノ式とか膣外射精をそれ以外の避妊法と並べて書いている時点で信憑性がない。
コンドームは正しく使用すれば PI 3% 。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%A0
正しくって言うのが曲者かもしれないが。