はてなキーワード: 高野川とは
お前まともに漱石読んだことないだろ?俺様が親切にもわざわざ引用してやったから読んでみろ。「春はものの句になりやすき京の町を、七条から一条まで横に貫いて、煙(けぶ)る柳の間から、温き水打つ白き布ぬのを、高野川の磧(かわら)に数え尽くして、長々と北にうねる路を、おおかたは二里余りも来たら、山は自ら左右に逼せまって、脚下に奔(はし)る潺湲(せんかん)の響も、折れるほどに曲るほどに、あるは、こなた、あるは、かなたと鳴る。山に入りて春は更ふけたるを、山を極めたらば春はまだ残る雪に寒かろうと、見上げる峰の裾すそを縫うて、暗き陰に走る一条(ひとすじ)の路に、爪上(つまあがり)なる向うから大原女が来る。牛が来る。京の春は牛の尿の尽きざるほどに、長くかつ静かである。」
京都の出町柳駅のそばには、賀茂川と高野川の合流地点がある。土手から対岸の土手まで亀石と呼ばれる、人が乗れる石が点々と置かれているので有名で、通称「三角州(または鴨川三角州)」。
が、なぜか最近の観光ガイドやネットの情報だと、ここは「鴨川デルタ」という通称で紹介されている。はて?
あの場所をそんな呼び方で呼ぶ人なんて見たことないぞ。しかも「鴨川デルタの愛称で知られる三角州では~」といった意味不明な記述もあったりする。前述のとおり三角州も通称であり、正式名称は「鴨川公園」のはず(行けばわかるが、鴨川公園と彫ってある石の看板がある)。
最近、地元のイベントであり、この場所が集合場所となっていたが、ビラには「集合場所:鴨川三角州」となっていたので、自分の周りでしか使っていないというのも考えにくい。あそこは地元では「三角州」の通称で間違いない。
誰が「鴨川デルタ」なんて言い出したの?そして誰が使っているの?