はてなキーワード: 若貴ブームとは
音楽配信の多様化とか、若年層の嗜好の多様化とか、いろいろ原因が取りざたされている。
で、「10代20代の人口自体が減っている(団塊ジュニア比半減)ので、
市場が縮小して当たり前」とされている。
「人口が減っている」というのは、「市場が縮小する」ということなので、
その意味では正しいのだが、逆の面も見る必要がある。
つまり「消費者側も半減」しているが、同時に「生産者側、アーティスト側も半減している」のである。
いや、メジャーデビューしているアーティストの数は20年前と大差ないのだろうが、
つまり、
「100万人に1人の音楽タレントの持ち主(20代30代)」の数は、
20年前だったら20人いたのが、今なら10人に減っている計算になる。
逆に言えば、「20年前だったらベスト200にしかならないB級タレント」でも、
今ならタレント数半減で「ベスト100に入れちゃう」のである。
今から20年前といえば「イカ天」とかのバンドボームが始まり、
90年代のJ-POPに繋がるのだが、これは「団塊ジュニア層が20代になった」ので、
同様のことは、他の才能世界でもありそうだ。
例えば、大相撲。
20年前に「若貴ブーム」が到来し、それなりに日本人力士も頑張ったが、
これは「団塊ジュニア層が力士になったので、タレントが豊富」だったからだ。
世代が半減した結果、タレントが不足してしまって、空いた枠に外国人力士が入り込んでいるのである。
20年前と比べればレベルダウンしてしまう、ということか?