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はてなキーワード: 安野モヨコとは

2010-05-08

http://anond.hatelabo.jp/20100508171538

iPhoneとか携帯はどうなんだろう

携帯は割りと自由だと思うけど、iPhoneはだめでしょ。

安野モヨコの「働きマン」が、「主人公の入浴シーンで乳首が見えるからだめ」ってだけで

iTunesStoreだかから性的コンテンツ扱いされて消されるってのに。

2009-10-15

君に届け』でリア充になる。

今期始まったアニメで『君に届け』というアニメがある。

http://www.ntv.co.jp/kiminitodoke/

これは別冊マーガレットで連載中の少女漫画アニメ化したものだが、その内容が素晴らしいので少し紹介したい。

この物語の主人公の黒沼爽子は明るく純粋で感動屋だが、見た目が超陰気なためクラスメイトから『貞子』の名で恐れられていた。だが、風早翔太に恋をしたことがキッカケで、自分が思っていることを周囲に発言するようになり、クラスに次第に馴染んでいく。この漫画では、その爽子を中心にクラスメイトとの友情、及び風早との恋物語が丁寧に綴ってある。

そう、これはいわゆる少女漫画王道ってやつだ。

思えば少女漫画少年漫画と違って、昔から『読者との等身大感』が非常に重要視されてきたように思う。

例えば、私が小中学生の頃読んでいた『りぼん』では、『天使なんかじゃない』、『ママレード・ボーイ』なんかが流行っていて、読者が感情移入するのはもちろん主人公である女の子。男性のサブキャラクターが一部に人気を誇ることはあっても、物語はあくまですんなりと読者が感情移入できるようにと配慮され、『キャラ重視』されない漫画が多かった。また、当時はまだ少女漫画アニメ化ドラマ化すること自体が稀であったため、それらの作品は映像化しないで終わったものが圧倒的多数であった。

それが最近の『イケメン』ブームにより、アニメ化するのもドラマ化するのも、製作側に『とりあえずイケメンいっぱい出るやつがうけるんでしょ』と安易に片付けられ、結果、視聴者が非日常感を楽しめるように、という視点での製作が進んでいったように思う。

確かに『NANA』、『桜蘭高校ホスト部』、『花ざかりの君たちへイケメンパラダイス~』などは素晴らしい出来だったと思うが、何故これらの映像化が受けたのかというのを製作側は深く考えたのだろうか。少なくとも私は、フジテレビ映像化した『メイちゃんの執事』、『有閑倶楽部』は『イケパラ』の二番煎じを狙ったもののように感じられて仕方が無かった。原作者の方には非常に申し訳ないが。

もういい加減『イケメン』路線が飽きられているのも製作側は分かっていると思う。なので、なおさらこの『君に届け』がアニメ化されたこと、またその出来栄えが素晴らしいことが嬉しく感じるのである。

ただ昔と違うのは、『腐女子』や『リア充』に代表されるネットスラングともいえる言葉が、視聴対象となる若者に浸透しすぎているという点だ。言い換えると、このアニメは爽子がいかにリア充としてクラスに打ち解けていくかというものを描いているため、視聴者がこのアニメの話題で、実際の学校生活で盛り上がれるか盛り上がれないかで、その視聴者の取り巻く環境を推察できるように思う。だって実際にあなたがクラスのいわゆる暗いグループに所属しているとして、「超感動した~」と盛り上がっているところを他のグループに聞かれたいだろうか?私だったら駄目だ。『こいつも爽子みたいに本当は打ち解けたいんじゃないか』なんて思われるくらいなら死んだ方がマシだ、と思ってしまうに違いない。中高の頃ってやたらとプライドだけは高かったりするし。

こういう風に書くと、『なんだ結局オタクは見るなって言いたいだけかよ』と思われるかもしれないが、それは違う。むしろオタクこそ見るべきと言いたい。このアニメに登場する人物が、たとえ主人公のライバルにせよ、どこか憎めなくて愛せてしまう性格の持ち主ばかりで、リア充だろうがオタクだろうがそんなものは乗り越えて、見ている側が30分間、自分とりま環境を忘れさせてくれるような作りになっているからだ。

男だろうが女だろうが、オタクだろうがオタクじゃなかろうが、この『君に届け』の世界観が、ごくありきたりの学生生活を描いているにもかかわらず、ある意味で非日常空間を体験させてくれる。それも自然に。この点が、このアニメの一番の真骨頂であるように私は思う。

風早に笑われると、まるで自分が爽子であるかのごとくドキッとしてしまうし、クラスメイトが仲良くしてくれると本当に嬉しく感じる。そういう意味では『リア充感』を味わわせてくれるアニメ、ともいえるかもしれない。

かつて、『監督不行届』という本の中で、エヴァンゲリオン監督である庵野秀明が、妻、安野モヨコ漫画を評して語った文章の中に、非常に印象深いものがあるので紹介したい。

嫁さんのマンガのすごいところは、マンガ現実からの避難場所にしていないとこなんですよ。今のマンガは、読者を現実から逃避させて、そこで満足させちゃう装置でしかないものが大半なんです。マニアな人ほど、そっちに入り込みすぎて一体化してしまい、それ以外のものを認めなくなってしまう。嫁さんのマンガは、マンガを読んで現実に還る時に、読者の中にエネルギーが残るようなマンガなんですね。読んでくれた人が内側にこもるんじゃなくて、外側に出て行動したくなる、そういった力が沸いて来るマンガなんですよ。現実対処して他人の中で生きていくためのマンガなんです。嫁さん本人がこういう生き方をしているから描けるんでしょうね。『エヴァ』で自分が最後までできなかったことが嫁さんのマンガでは実現されていたんです。ホント、衝撃でした。


この庵野監督の言っていることがそのまま、この『君に届け』には当てはまると私は思う。例えクラスでこの話題に入れなかったとしても、そんな事はどうでもいいのかもしれない。むしろ『その話題に入りたかった自分』を直視させられるキッカケとなるのが、このアニメなのかもしれない。だって爽子は、そういった自分の内側の気持ち、『皆の輪に入りたい』ということを、ちゃんとクラスメイト勇気を出して伝えているじゃないか。不器用で天然だけど、こちらが恥ずかしくなるくらいに真っ直ぐで、だからこそクラスで受け入れられていくのだ。プライドばかりが高い誰かとは違って…。

私は、あなたがこのアニメを見終わってテレビを消した後に、非常に満ちたりた充実感を味わえることを約束する。現在2話まで終わっているので十分追いつく範囲だ。男も女も、腐女子オタクも、見て幸せになるといい。

2009-10-05

非モテとか言う前に

はてブとか増田とかみてると、男性の非モテ話がわんさかなんですけど「デブとかブサイクとかヲタクとかどうでもいいから、まず清潔な身なりしようよ!」と思ってしまう。

自分は女なので女側から男に対しての意見しか言えないけど、最近のチェーン居酒屋とかみれば分かるように、女性って清潔感重要ポイントなんです。

チビデブ・ハゲ・ブサイクヲタク・低年収には慣れても、不潔には慣れない。

不潔を打破するには、ものすごいイケメンとか、ものすごい金持ちとか、ものすごく頭がいいとか、とにかくものすごい「不潔の打ち消し要素」が必要。

庵野秀明を思い出して欲しい。彼は確かにヲタクで不潔だったけど、エヴァンゲリオンという社会現象にまでなるような作品を生み出した。それが安野モヨコと出会うきっかけになったわけで。

でも、そういう打ち消し要素を持ってる人って、不潔でも清潔でもほんの一握りの存在でしょ?

私の回りにいる非モテな人って、この清潔感が凄く足りない。

清潔感は例えば、お風呂にきちんと入るとか、人前に出るときはよれよれで汚れのあるものじゃなくて、下ろしたての洋服みたいなパリッとしたもの(ブランドや値段は関係なく)を着るようにするとか、それだけでかなり改善できる。センスはこの際二の次です。

清潔感が出るよう気を遣うことの方が、不潔の打ち消し要素を得るための努力より、ずっと少ない労力だと思うんですが。

けれども、そういう発想にならないこと自体がすでに非モテなのかなぁ。

2009-09-16

http://anond.hatelabo.jp/20090915043302

久々に本気出して書いた増田にたくさんのブクマを頂き、若干浮き足立っている元増田です。

まずは最後まで読んでくれた皆さん、ありがとうございます。また、例によって皆さんの気を引きたくて、元増田には断定、誇張、挑発を多めに入れてしまいました。それによって気分を害された方も多いと思います。申し訳ありませんでした。

ここで若干の追記というか、補足というか、コメント返しみたいなことをさせてください。

まず、僕の言う、女性基準の「かわいい」とか「女子力」は、モテではありません。元の文章が「女の子がお洒落するのは女の子のためだよ」から始まっているのに注意してください。僕はモテ女子力を切り離したいと考える立場です。僕はただ、僕が観察したある種の乙女心について、その立場から考察および解説しているだけです。なにぶん男の目線で勝手に書き散らしているものなので、至らない部分も多いと思います。それをモテ技術に応用するかどうかは個人の自由ですが、その結果生じた損害等については僕は保障できませんのでご了承ください。

また、結局のところ女子の言う「かわいい」が分からないというご意見を頂きました。僕が思うに、これは分からなくて当然なのではないでしょうか。おそらく、女子の「かわいい」は言語的に分解可能な概念ではなく、情緒や感情の一種だと思うのです。だから、むしろ重要なのは直感でしょう。考えるのでなく、感じるのです。男子の「かっこいい」もそうじゃないですか?少なくとも僕はそうです。ジョジョは絵が個性的だけど、ブチャラティ問答無用でかっこいいじゃないですか!

ただ、いきなり感じろと言われても、それは難しいですよね。だから、応用として「かわいい」という言葉女の子と同じ基準で使いこなすモテ技術は、それなりに難易度の高い高等テクであることを覚悟しておいてください。

ブクマコメで教えて頂いた『「女」が邪魔をする』と『「かわいい」論』はぜひ読んでみたいと思います。教えて頂きありがとうございます。

それから、僕が女性ではないかという疑惑も出ていますが、男です。都内在住の24歳の文系(笑)大学院生です。たまに「モテそう」と言われるけど、実際はモテないタイプです。よって元増田の文章は、純粋に僕の観察と考察偏見によって書かれています。たまたまバイト先に近所の女子大の子が多く、また周りに女子大出身の友人が何人かおりまして、日頃から彼女達と接していて思っていたことをid:nakamurabashiさんのエントリーに触発される形で書き起こした次第です。

最後に取って付けたような結論部分(容姿が云々の部分)ですが、これは以前に安野モヨコさんの「美人画報」という本を流し読みしたときに、何かそんなようなことが書いてある部分があったような記憶が微かにあり、そこから取って付けました。僕もさすがに言い過ぎとは思いますが、ある側面で一理あると思います。「美人画報」は何冊か出ているのですが、どれを読んだかは覚えていません。興味のある方はぜひ探してみてください。内容は完全に女性に向けのガールズトーク的美容エッセイであり、本来男性が読むようなものではありません。しかし安野モヨコさんが漫画オタ系女子にルーツを持つ為でしょうか、語り口が面白いと思うのです。そうゆうの読むのに抵抗があるという人は、モヨコさんが旦那さんの庵野秀明さんとの生活を描いた「監督不行届」を先に読んだ方がいいかもしれません。おすすめです。

2009-09-15

女子力」=「かわいい量」

9/16 追記書きました。

http://anond.hatelabo.jp/20090916040205

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http://d.hatena.ne.jp/nakamurabashi/20090913/1252836093

僕の見聞したところによると、大多数の女の子が「女の子がお洒落するのは女の子のためだよ」と言います。特に女子大に通学する女の子にこの傾向が顕著です。ちなみに女子大学生と交流する機会を持たないであろう増田諸君の為に説明すると、一般的に女子大学生は共学の女の子に比べていわゆる「女の子らしい」服装を好む傾向があり、卒業後に会社勤めなどで男性交じりの職場に入ると拍子抜けしてしまうことすらあるそうです。言ってしまえば、女子大にいるような、女子力の高い女の子は、同じ女の子のためにお洒落しているのです。

女子力を上げたい」とその子は言った - G.A.W.

実際のところ「女子力」という概念が俺にはよくわからない。かりにそれが「女らしさ」の今日表現であるのだとしたら、それは必ずしも男性だけを意識したものではないに違いない。ただ、どうなんだろう、その価値基準に「男性の視線」というものがまるで介在しないときに、はたして女子力というものはそもそも存在しうるのだろうか。理屈とかを抜きにした漠然とした直感として、構造的にそれはないんじゃないかと思われる。現実には「女子力」というものが、男性の視線を抜きにした、女性のあいだのみで共有される価値観であったとしても、その成立過程のどこかでは必ず「男性の視線」というものを組み込んでいるのではないか。論証することはできないけれど、男性優位で組み立てられてきた社会のなかから発生したものは、男性視点を組み込まざるを得ないのではないか、と思うのだ。

女子力」とは何かと聴かれたときに、僕が最も納得のいく答えは「『かわいい』の量」というものです。それも、男から見た「かわいい」ではなく、女の子基準の「かわいい」の量です。

なぜ女子基準の「かわいい」を採用するのかというと、男の言う「かわいい」という言葉意味不安定だからです。男性は「かわいい」という言葉を、女の子に対して言う場合とそうでない場合無意識に使い分けています。男性諸君は胸に手を当ててこれまでの自分を振り返ってみてください。対象が女の子場合は「美人であるか」とか「女性として魅力があるか」を問うていたのが、対象がぬこの場合は「かわいい」に置き換える言葉が見当たりませんね。一方、女性が「かわいい」という場合は、対象が人であってもぬこ様であっても同じです。女性は「かわいい」という言葉を「かわいい」という意味でしか使いません。

よく、「女の言う『かわいい』は信用ならねーよ」とか言ってる男がいますが、それは間違いです。そうゆう齟齬が発生するのは実は男性側に原因があるのです。本物のモテ男はその辺りをよく理解しているので、食い違いが発生することなく、女の子との会話を自然に弾ませることができます。個人的に、「かわいい」という言葉女の子と同じ基準で使いこなせるか否かはモテ技術における結構重要ポイントだと思います。ちなみに、「美人であるか」とか「女性として魅力があるか」については、一般的にむしろ女性の方が男性よりも厳しい基準で見ていると思います。

ここで引用記事に戻って、では、「女子力」には男性の視線は一切介在しないのか?この点について、id:nakamurabashiさんは「その成立過程のどこかでは必ず「男性の視線」というものを組み込んでいるのではないか。」と書いていますが、基本的に同意です。確かに、女子力を構成する服装、装飾、しぐさ、性格などの要素は、男性中心の社会構造の中に起源を持つものがかなり多数を占めるでしょう。しかしそれを「かわいい」とみなして受け入れてきたのは女性たちであり、受け入れられなかったものの多くはとうの昔に衰退して現在は観察不能でしょう。最初男性基準の「かわいい」であっても、次第に女性基準の「かわいい」に織り込むことができたものが、最終的に普及するのだと思います。「女子力」はその形成過程において、女子基準で「かわいい」という一定数以上の合意が必要となるのです。

さて、僕の観察では、女の子(いわゆる「女の子らしい」女の子)は「かわいい」=「良い」という等式に対して非常に合理的に行動します。女の子はとにかく「かわいい」ものが大好きなのです。目に入った「かわいい」ものは、取り合えず自分の周りに集めて留めておきたいのです。当然、集めた「かわいい」ものを身につけるのも、「良い」ことなのです。

例えば、様々な化粧のケースを見てください。様々な趣向や装飾が凝らされ、非常にかわいいことに気がつくはずです。化粧をするのが異性の目を引くためであれば、このような装飾は全く必要ありません。実際、飾ることを省いた化粧品もちゃんと存在しています。ドラックストアで牛乳石鹸の隣に並べられているB級コスメです。これらは、化粧品としては充分な品質を持っています。しかし、それでは駄目なのです。なぜならかわいくないから。品質は良くて当然。さらにかわいさが必要なのです。実際、いかに高品質化粧品であっても、かわいくなければ売れないのです。男性は何事も機能にばかり目を奪われがちで、意外とこの点に気が付かないのではないでしょうか。一時期、「スイーツ(笑)」と女性の一見非合理的な行動を揶揄することが流行りましたが、これは非モテ的男の遠吠えでしかありません。特にPCは高性能な自作だけど自分の外見にこだわらないキモオタなんかは、頭隠して尻隠さず的非合理的ルサンチマンです。「ゲームマシン(笑)」。

一方、「かわいい」=「良い」の式に矛盾すると単純に「悪」と見なされるます。この点における女の子の判断はとてもシビアです。

女の子ダイエットにこだわりますよね。お腹の肉が出てきました。かわいいですか?かわいくありません。悪です。ダイエットします。女の敵は女ですよね。男の子の視線ばかり意識して服を選んだりお化粧する女の子は、どこか打算的になりがちです。打算ってかわいいですか?かわいくありませんね。悪です。対立します。とにかく「かわいい」=「良い」という等式をいかに守るかが、女の子らしさの要なのです。


では、元記事のSさんは?

エントリーを読んだ感じですが、僕的にSさんは「悪」というわけではないと思います。

もっと根本的に、「かわいい=良い」流儀からのアウトローです。

 俺は、仕事を終えたあとで、例によってついったーにだらだら常駐していた。そこで「店長、女度を上げるにはどうしたらいいでしょう」と質問された。

 せっかくついったーにいたので、その場でTLに質問を放流してみた。その対応はどうなんだ、という話ではあるが、とにかくやってみた。

 もらった答えをいくつかわかりやすいように噛み砕いてSさんに伝えたなかで、ちはや氏の解答がクリティカルなものだった。ちょっといまついったーにつながらない状況なんで、記憶にもとづいた引用ってかたちにさせてもらうが、要は「かわいいって言われること」っていうのがその答え。これは核心だった。

 ちはや氏のポストをSさんに伝えたところ「あー、かわいいって言われても、ありがとうとは思うけど、別に欲しい言葉じゃないですね」と答えた。

 なるほど、多分、ここだ。

僕もここだと思います。

女の子同士の重要コミュニケーションの一つとして、「かわいい」ものを見せ合うのというものがあります。それはある種の流儀のようなものでもあります。だから、女の子同士でお出掛けするときというのは、化粧や服装に一段と気合いが入るのだそうです。

引用部分での「かわいい」の意味男性基準か女性基準か曖昧で、断定し難いのですが、おそらく彼女はそのコミュニケーションに乗り気でないのです。つまり、アウトローなのです。とゆうか、僕の観測だとこのようなアウトロ女子は少なくないと思います。男子の中に混じって「おめえは女じゃねえ」とか言われてる女の子の8割はこのタイプだと思います。(後の2割は計算高いサークルクラッシャー女子です。男子諸君、気をつけましょう。)

では、Sさんのような女の子がいわゆる「女子力」を身につけるにはどうしたらいいのでしょうか。常日頃から「かわいい」ものに対してアンテナを張っておくことことだと思います。「かわいい」もの好きな女子自然と「女子力」が上がるんだと思います。逆に、面白可笑しいものが好きな女子容姿まで面白可笑しくなるんです。たしか安野モヨコもそんなようなこと書いていました。自分が「かわいい」と思うものを集めれば、自分らしい女子力が身に付くんだと思います。

乱筆で偉そうな長文、失礼致しました。

2009-07-05

俺の碇シンジを返してくれ

ヱヴァを昨日観た。まだ気分がもやもやする。増田で申し訳ないが、世間の絶賛の波に乗れなかった一人として感想を書き留めさせてほしい。(以下ネタバレを気にする人はスルー推奨)


旧作エヴァはとことん愚直に立ち止まって考えるアニメだった。「ぼくが何をやっても人を傷つけるだけだ、だったら何もしないほうがいい」。ロボットアニメの主人公がこんなことを言ってしまったら、物語はどこへも進まないのは誰が見てもわかる。あまりにミもフタもなさすぎる。だけどそこまで言ってしまうミもフタもなさに俺は惹かれた。ロボットに乗って戦う少年少女という「いかにもアニメ」な世界観を提示しながら、そこから視聴者を突き放すのがエヴァだった。

ああ、なのに。それなのに。10年経って帰ってきたのはいかにもヒーロー然とした碇シンジとそれを取り巻く生暖かい級友たち、そして予定調和がいっぱいの「いかにもアニメ」な世界だった。あのメガネ娘が空からシンジに衝突して「メガネメガネ…」と地面を撫で回し始めたところで俺はげんなりした。さんざんあれこれ遠回りして、結局戻ってきた場所がここかと。製作者は「アニメ的なお約束ネタとして楽しめるようになったんですよ」というつもりなのかもしれないが、単に居心地のいい世界に帰っただけにしか見えない。メガネ萌えというカルチャーや、美少女が主人公にぶつかるお約束を知らなければ、そもそもあのシーンの意味すらわからない。昔、あんなに「現実に帰れ」といっていたのは何だったのか。安野モヨコ漫画に対して「現実と向き合っている」とか「EVAでやりたくてできなかったことが実現されていた」と絶賛していたのに、そこから何も学ばなかったのか。

アニメ世界には、主人公にとって都合のいい女の子しか出してはいけないという憲法がある。旧作エヴァはその点を一応押さえつつも、あくまでも他者であるというエクスキューズを忘れていなかったと思う。アスカシンジを最後の一線で拒絶していたし、レイシンジに完全には心を開かなかった。それに比べて今作は、「シンジが望めば普通にやらせてくれそうな女子」が多すぎる。反吐がでそうだ。

そして何より、正真正銘のヒーローになってしまった碇シンジ。俺が思うヒーローの条件はいくつかあって、理由なく周囲から好かれていること、敵を倒すことに疑問を持たないこと、そしてストーリー重要でない人の存在を簡単に無視できることだ。ハリー・ポッターは悪人にもそれ相応の事情があるかもしれないなんて考えもしない。「この卑怯者め!」と言って打ちのめすだけだ。エヴァはそんなアニメじゃなかった。敵である使徒も本来は人類と平等の可能性をもった兄弟であり、一方でシンジの一番の敵は父である碇ゲンドウだという背反する設定こそが、エヴァをのドラマ性を高めていたはずだ。それが今作の使徒の描き方はどうだろう。あれじゃただのモンスターだ。特にあの空に浮かぶ球体のあいつ、シンジに心理攻撃を仕掛けた16話の使徒のエピソードがカットされてしまったのが痛い。使徒は憎むべきモンスターだという、ただそれだけで、シンジの心を映す鏡ではなくなってしまった。そんなの悲しすぎる。

今作のシンジは紛れもなくヒーローだった。カッコよすぎるくらいカッコよかった。本当は俺もシンジ君のカッコよさに素直に感動したい。褒め称えたい。でも、最後に一番大事な人の名前を呼ぶのに忙しくてもう一人の重傷者のことを完全に忘れていたところで、俺は動揺してどうしたらいいかわからなくなったんだよ。一番嫌だったのはあの「せめて●●だけは助けたい」ってやつだ。なんだ、その都合よく話をまとめるためだけの安い台詞は。要するに「もう一人の話は次回の映画伏線回収するので、いまはこっちの人に集中してくださいね」ってことか。物語的にはそれでよくても、俺はよくない。そんな製作者のご都合主義が匂ってくる台詞シンジから聞きたくなかった。そうやって感情を整理できるようになったんだね君は。立ち止まって考えるのをやめて、物語のために必要な台詞だけを吐けるようになったんだね。それが「大人になる」ことだって言うのなら、エヴァにハマったあの頃の俺を返してほしい。

幸福の科学アニメじゃあるまいし、あの程度の葛藤を乗り越えたくらいで頭から天使の輪が生えてくるのも気色悪い。こんな鈍感なヒーローが「人間を越えた天使」になるなんて、馬鹿休み休み言え。正直に言えば、旧映画版でもシンジだけが特別な人間として生き残ることには違和感を感じていたんだが、あの時はシンジがあそこまで自己否定して追い詰められた後だったからまだ理解できた。それがどうだ。こんなに易々とカッコよく天使になってしまう今作のシンジ現実世界にどれだけの絶望が転がってると思ってるんだ、もう一度「鳥についばまれて左目の飛び出た弐号機」からやり直して来い!

確かに旧作エヴァは病んでいた。エヴァを真面目に自分に当てはめようとすればするほど、自意識でがんじがらめになっていく感じはあった。だけどそこを出発点にして、みんな別のところに辿りついたはずじゃないのか、と思う。自分の場合、旧作エヴァを観ていた頃は熱に浮かされて「エヴァ的なもの」以外への興味をなくしていた。だけどそのあと、エヴァと全然違う面白さを持つ漫画小説映画とたくさん出会った。現実の生活にも10年分の変化があった。その中でエヴァという作品と距離を取れるようになり、エヴァを咀嚼して自分の血肉にできるようになっていったと思える。あの時エヴァにはまったほかの人も、それぞれ辿りついたんだろうと思っていた。その出発点が、今作で否定されている気がする。昔の友達にもらった手紙を大事にとっておいたのに、久しぶりに会ったら「あれ、なかったことにして」と言われた気分だ。

『序』『破』を見ていて飽きないのはわかる。映像に惹きこまれるのもわかる。だけど皆、こんな切実さのかけらもない馴れ合い世界で本当に満足なのか。スペクタクル萌え要素があればそれでいいのか。こんなものが50年後に残る傑作だなんて、何かの悪い冗談じゃないかと俺は思う。

2008-10-15

http://anond.hatelabo.jp/20081015082602

柴門ふみの『非婚家族』。「新しい家族像」を押し付けてる感じが。

あと安野モヨコ漫画は全体的に好きになれない。

自由な性・恋愛を一点の曇りも無く全肯定してる話が嫌いなんだろうなぁ。葛藤が見れれば良いのでNANAは肯定派なんだけども。

2007-12-16

シュガシュガルーン

シュガシュガルーンという漫画を(安野モヨコ働きマンエヴァ監督庵野の嫁)を読んでいるんだが、

主人公正義サイドは淡い恋心などの良い感情を吸い取って、

敵のオグルというサイドは嫉妬などの悪い感情、黒(ノアール)、を吸い取りエネルギーとするらしい。

敵の方が偉くね?悪い感情吸い取ってくれるんだぜ?それをエネルギーに変えるなんてすばらしい有効利用。

それに引き換え主人公サイドは男をたぶらかして恋心をいだかせそれを盗み取りエネルギーに変える。なんて悪なんだ。

2007-11-13

http://anond.hatelabo.jp/20071113125113

あげられてる雑誌イメージを書いてみよう

特集によって読者層が違うのではないかと推定される。セックス特集と、半年に一度の占い特集はよく売れる。

木村拓哉が抱かれたい男ランキング12連覇をしたところから考えて、メイン読者は10年前から変わってないのではないかとも感じる。

  • MORE(たまに読む)

20代OLとかが読む雑誌。たまに就活におけるマナーとかファッションとかも載ってるので、大学3、4回生くらいも取り込んでいるのかも。

結婚セックスPMSの記事は毎号ある。割とそこらへんの読者の声が生々しい。

  • JJCanCam(ちらっと眺めたことしかない)

ギャル寄りお姉系。巻き髪がっつり。ゆるふわとか、ブランドとかの単語多し。エビちゃんとか押切もえとかが目標

知り合いの男性(22)は、グラビア誌代わりに毎月買ってるって言ってた。確かに露出度も高いしモデル美人だしな。

正式な表記は「nonno」。ハイティーンが対象。女子大学生や、高校生が読む。割と男性受の良さを意識したファッション特集とか組むんじゃないかな。

「絶対役立つ!チープコスメ」みたいな特集も多く、コスト意識の高い人も取り込めるようになってる。主流の流行はぜったいおさえる。

個性派ファッション安野モヨコや、矢沢あいのような漫画家オサレ漫画を連載するスペースが確保されている。

個性派ファッション大塚あいとかaikoとか好き。

  • mina(読んでた)

ノンノより少し年齢が低い人向けの類似雑誌

このあたりの年齢層以下から雑誌平仮名カタカナが増えてくる。得意な言葉は「安カワ服/やすカワ小物(やすくてカワイイ服・小物の略)」

  • ニコラ

正式表記「nicola」。ローティーン対象。女子小中学生向け。誌面の配色が目に痛い。広告に、カラーペンとかキティ文房具とかが載ってる。

可愛い制服高校特集とかが組まれてる。あと手紙の可愛い折り方とか可愛いメールの打ち方とか。巻末の方には生理用品の使い方。

こちらもニコラと同年齢層対象。女子中学生向けとうたっている雑誌は、よく中学生に憧れる女子小学生が好む気がする。

これも誌面の配色が目に痛い。これら女子小中学生向け雑誌は、読者モデルがその他の雑誌よりも多く登場する印象。

  • ケラ

正式表記「KERA!」。ゴシックロリータパンクファッションメインビジュアル系バンドインタビューとか載ってる。

ゴスロリメイクとか、浴衣ゴシック風に手作りリメイクとか、涙を誘うようなちんまりした工夫をするための特集が多い。

聞いたことない。Layは見たことあるかも。外人とか表紙になってるやつだったか。

どんだけ読んでるんすか。疲れたわ。ていうかニコラとKERA!とJJって貴女、相容れないじゃないですか。

そりゃ知識でしかなくなるわ。きっと女性誌以外にもたくさん雑誌を読む人だ。

でもこれだけ読んでたら楽しそうだなー。たとえば着る服の参考にするのはどれ?めっちゃ聞いてみたい。

2007-06-13

[]男性お薦めする少女マンガまとめ(仮)

なんかいっぱい出てるみたいだけど、だれかまとめてPLEASE!(一段落した頃に)
http://anond.hatelabo.jp/20070613213558

ある程度まとまってきたと思うので、とりあえず仮まとめをつくってみた。あんまり量が多くなってから一気にするのもめんどいしね。

とりあえず、出版社作家、作品別で。作家名だけあげてる人もいたけど作品がないのとか寂しいので、こっちの判断で1つは作品名をリストしてみた。なんか文句とかあったらトラックバックでよろしく。抜け落しとかあったら、困るしね。

条件

条件は1.絵柄がかわいらしいこと 2.主人公少女は活発な性格 3.陰鬱な物語でないこと(身内が死んだりしないこと)。
http://anond.hatelabo.jp/20070613193035

集英社

白泉社

小学館

講談社

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