はてなキーワード: フォトカプラとは
ダイレクトドライブのフィードバック読み取り部はあの外周のドットではないぞ。あれは人間が見て確認するだけの内蔵ストロボスコープだ。
シンクロナスモータの回転数フィードバック制御は通常、モータからの逆起電力(BEMF)が0Vをまたぐタイミングを見る(ゼロクロス検知)などしてモータの現在の位置を特定する。回転が遅れていればパワーが足りないから電流を増やしたり電圧を早めに上げたりするのだ。調べるとSL-1200ではフォトカプラを使ったと書いてあるからそれを誤解したんだろうが、フォトカプラというのはオペアンプみたいなICの中にLEDと光センサーが密着して組み込まれていてLEDに流れている電気にマイコンをぶっ壊すような高電圧成分が含まれていても内部で物理的に絶縁されているから安心して読み取れるというただそれだけのものだ。
ストロボスコープというのは正確な一定周期で発光するランプで、SL-1200のテーブル外周に描かれた・・・模様は発光周期と選択された回転数が一致している場合はちょうど点滅周期と同期してランプの目前の・に光が当たりピタリと静止して見えるような間隔で刻まれている。メディアの規格に合わせて回転数が標準33 1/3rpm、高音質45rpm、旧式互換の78rpmがあるため3列あるわけだ。ピッチ調整を変えて、あるいはピッチが狂って発光周期と回転が同期しなくなると点が周方向前後に動き、だからスコープそのものが壊れていない限りあれが視覚的に静止していることで回転数が指定と合っている事が分かる。デジタルは信用できない音がおかしいと言ってうるさい奴がいればあのランプを点けてやればどうだピタリ止まっているだろう分かったら黙れと言って黙らせられるわけだ。ちなみに現代ではスマホ用のストロボスコープアプリというのがある。あの模様がないターンテーブルでは印刷した紙とアプリで再現してみることもできる。