はてなキーワード: ニセ科学とは
「ニセ科学」「似非科学」という言葉は良くないのかもしれない。
勘違いしている人が多いのだが、科学ではないからニセ科学というわけではない。科学の名を悪用するからニセ科学なのだ。悪用は悪いことであり、どれだけ悪影響があるかは重要なことだ。だからイギリスと日本で「変わり」はある。日本の運用が変わらなければ変わらないが。
(ちなみに、科学ではないからニセ科学なのではないと言ったが、科学だからニセ科学だとも、ニセ科学だから科学だとも、そうではないとも言っていない。ニセ科学ではないから科学というわけではないと言っているだけである)
悲しいことに、日本では有効な利用法より有害な利用法の方が広まってしまった。そしてホメオパシーは必須なものではない。代替しうるものは沢山あるだろう。そういったものに道を譲っていただきたいが、未だ潰れてはいないようだ。悲しいことに。
欲しがりませんカツマーさんがフィリップス曲線に物欲しげな視線を送っていたけれどその期待には応えられない、ということをすぐほぼ日手帳にメモっといてくださいよろしく。
失業率と物価上昇率(もともとは賃金上昇率)が統計的に相関する場合があるというだけで、因果関係やメカニズムを示したものではありません。失業率が改善したら物価が上がるのかもしれないし、賃金が上がれば失業率が改善するのかもしれん。
アメリカやイギリスの一時期において当てはまっただけで、相関しない国や時期はいくらでもあります。
失業率と物価上昇率(もともとは賃金上昇率)が直接の因果関係があるのなら、時や場所を選ばないはず。だけどそんなことはなかったので、擬似相関の可能性が高いです。オランダの統計では赤ん坊の出生数とコウノトリの数に正の相関が見られるらしいですが、そんな感じです。
そんなこんながわかった上でフィリップス曲線からなにかを読み取りたいのなら、それはそれでかまわないんじゃないでしょうか。でももし因果関係を主張するならそれニセ科学ってことで。
それは一つは性格判断が自分のプライドの敏感な部分に触れると感じる人が意外と多いからじゃないかなあ。
つまり差別vs.反差別、ニセ科学vs.ニセ科学批判ではなくて、性格判断vs.反性格判断の対立が血液型性格判断を境にして現れてる。代理戦争みたいな感じで。
NATROMです。「この人たち」の中に私は含まれていますか?というのも、今回のエントリーは、「血液型性格判断はニセ科学である」という主張と「血液型性格診断は差別につながる(こともある)」という主張が異なることを、かなり意識して書いたのですが。だからこそ、最初に癌に罹りやすい遺伝子の話をしたのです。疾患感受性遺伝子の話はニセ科学でもなんでもありませんよね。また、「よしんば血液型と性格に関連があったとしても、血液型について安易な言及はなされるべきではない」とも書きました。血液型性格判断がニセ科学でなかったとしても、安易に血液型の話がされるのは望ましくないと考えています。どのように書けばよかったとお考えでしょうか?
国語は役に立つよー。
知ってたり。
でも、具体的なことが思いつかなかったので、
参考になります。ありがとうございます。
数式の一例をあげて、全然役に立たないじゃんって言ってる人が多いので、
んなもん、文系のおごりだって言いたかったわけです。
役に立たないって何よ。役に立った人がいるのを無視して。
自分が文系だからって、人の得意分野馬鹿にしてひどいって思ったわけです。
自分が国語で飯食ってるからって、みんな同じだと思い込んでる。
数学で飯食う人の芽をつぶしてる。
媒体が目のつきやすいので、ひどいことになってる・・・ようなきがする。
まあ、逆に、科学を信奉して、
それ以外の事を馬鹿にする人もいるけど、
それも、同類でしょう。きっと。
それもなんか、いやですよね。
ニセ科学なんてその走りだ。
「どうやらこのニセ科学はなんの効果もないらしい」ということが判明してしまったような時でも、
「ニセ科学がいけないことなのか」という切り口を変えた擁護をしてしまったりする。
合理的に考えれば「嘘だったんじゃん! くそが!」とニセ科学を捨て去ってしまえばいいのだけど、
過去に振りあげてしまった拳がうんたらかんたら。
もっとも、最初の指摘の仕方次第によってはある程度こうした心理を和らげてあげることもできるんじゃないかと思うけど。
根本的にニセ科学を信じたいという部分は変わってないので、科学的な裏付けのありそうな新情報が出てきたりすると彼らはすぐ飛びつく。
それが間違ったデータだと指摘されるやいなや、またすぐ「ニセ科学がいけないの?」の立場に戻る。
この心理的移行には割と大きなストレスかかるらしいけど、何度もおなじことを繰りかえしてしまう……悲しい生き物やね。
いや、騒動ってほどのことでも無いんだけど。「コミックサイエンス撲滅委員会」とかいうものができて、ちょっと面白い事になってる。
http://comicscience.seesaa.net/
http://b.hatena.ne.jp/entry/comicscience.seesaa.net/
http://comicscience.seesaa.net/article/137779198.html
これを最初見たときは、「この人たち、コラーゲン叩きたいんだなー」と思った。「撲滅宣言」で挙げられてるのもバナー(バナーって標準サイズが決まってなかったっけ?)に書かれてるのもコラーゲン、一覧にはコラーゲンを筆頭に健康関係の項目がずらずらと……。普通、こういう時はホメオパシーとかマイナスイオンとか書かないか?
で、「もしかしたら、コラーゲンと競合する商品を扱ってたりするんじゃないか」と思いついた。ちょっと調べてみたら、既に言及されてて、「コミックサイエンス」って言い出したのがアプトという会社の社長なんだそうだ。
http://anond.hatelabo.jp/20100110231602
ところが、ブクマとかtwitterとか見ると、「このネーミングセンスはない」という流れになってる。そうか、ツッコミどころはそっちだったか。
↑を見たりさっきの増田を読んだりすると、@Amidalachanというアカウントの人
http://twitter.com/Amidalachan
が言い出しっぺだということがわかる。この対応が拙い。ネーミングの語学的な正しさを主張してる。ネーミングで失敗して「読んだ奴が馬鹿だから失敗した」なんて言ってどうするんだ。これじゃあ、人は集まらないよ。
でも、もしかすると、この反応の拙さは逆に商売っ気がない事を表していたりするんだろうか。うーん。コラーゲンを叩きたい人たちがちょっと風呂敷広げてみただけ「俺たちの飲み会の名前に口出すな」、みたいな?
どうにも意図がわからん団体なんだけど(この時点でこの団体は失敗してる)、それでもここから得るものはあった。
1は、「これまでのニセ科学批判は真面目過ぎて参加しなかったけど、このくらい軽いノリなら参加したい」という層がいることを示している。twitterでタグ付けたり、自分のブログにバナー貼ったり、毎月最終月曜日に四谷で飲んだりするくらいの団体を作ってみるというアイディアは良かったのかもしれない。
2は、これまでのニセ科学批判に足りなかったものだ。これまでは、使命に燃えた人が頑張るだけ。金銭的なメリットが薄いまま活動していた。長期的な活動としては、ある意味不健全な状態だった。でも、これからは、ニセ科学商品の競合他社をスポンサーとして活動する道がある(いや、白金ナノコロイドはどうかと思うけど)。これまでは、ニセ科学側が広告活動にいそしんでいるのに批判側は広告活動がとても少なかった。せいぜいNHKで10分しゃべったくらいだ。どうか、ニセ科学批判をしている方々は、これを機会に心を入れ替えて、真っ当なスポンサーを見つけて、どんどん広告を打って頂きたい。
マイナスイオンとか、良い波動を出す事が健康に繋がるみたいな、一見科学を装ったメタ糞な主張をニセ科学とカテゴライズして批判している人たちが居る。
批判者の多くは、被害者が出なければ良いとか、科学的に正しいと主張していなければ問題ないと話すけど、それって甘くないかい?
そんな甘さがニセ科学増長の一因となっていると思う。
お守りなんて、科学的に効力が無いことは明白なんだから、あんなものに御利益があるとか言って販売するのは即刻禁止にしてほしい。
所謂代替医療なんて、日本では明らかに医療以前の民間療法まで十把ひとからげにして代替医療とか呼んでいるけど、そんな呼び名はさっさと改訂してほしい。
レイキなんてオカルトじゃん。そんなのまで代替医療に纏めるからつけあがるんだよ。
猫カワイイ。
最近はてな界隈で「ホメオパシーと自閉症」論議が賑やかである。
いわく「ホメオパシーが自閉症(を抱えて苦しむ家族)を食い物にしている」
確かに、科学的根拠がない(再現性がない)ホメオパシー治療にブラシーボ効果以上の
効果を期待するのは無理があるし、自閉症家族を食い物にホメオパシーが
金儲けをはかるのであれば、それは糾弾すべきだ。
しかし、一義的に金儲けを意図していない、「善意のホメオパシー共鳴者」に対して、
自分は一方的に非難する気にはなれない。
「先天性だ、治らない、諦めろ」、と冷酷に宣言するしか能がない。
「先天性だ」とあっさり言われて、そのまま家族があきらめきれるだろうか?
家族が「1%、いや0.1%」の可能性に賭けて「ニセ科学」に帰依することを、
どれだけ責められるだろうか?
ホメオパシーを「評価」するとすれば、
「治癒の可能性に賭けて、少しでも前向きに努力するひたむきな姿勢」じゃないか、と思う。
少なくとも自分の目には、現代医学は「自閉症の治癒に向けて、前向きな努力を行なっている」とは、
とても思えない。
荒唐無稽な話であるが、脳外科手術等の施術によって、自閉症が科学的に治癒
(完治しないまでも、部分的な改善)が図れるのであれば、現代医学は
しかし、そのような話が聞こえてこないのは、自分が不勉強だからか?
「0.1%の可能性」に賭けて「前向き」に進んでいるホメオパシーの方が、
俺自身は、ニセ科学のどこがニセかを探るために英語の論文当たるような、そういう地道な努力はしてない。パッと見て理屈がおかしいとか、他の熱心な人が探してきたデータと矛盾してるとか、その程度の基準で批判ぽいブクマをつけてる奴。いわゆる尻馬ライダー。
ただ、それは楽しいからやってるわけじゃない。身の周りにニセ科学に結構はまっちゃってる人が居て、そのせいで病気の治療に支障をきたしてる例を見てるから、やってる。
身の周りの人といっても家族じゃないので、俺が無理やりやめさせたりはできない。「それ怪しいと思うよ」とやんわり伝えるのが精一杯だ。当然その程度じゃ全然効果なくて、すごくもどかしい。本人達は病気が辛くて、できることは何でもやろうとしてるだけだって分かるから、嘘っぱちの効能で彼らから金を取ってる怪しい健康グッズが、余計に憎らしい。その憎らしさが、ニセ科学批判の動機になってる。
それならネットなんかで吠えてないで、もっと社会に働きかけろよ、という指摘は正しいとは思う。でも、俺にも一応仕事があるし、一方でそういうノウハウは全然無い。ネットで吠えるくらいしか今できることが無いんだ。
いや、ネットで吠えるのも、結局自分の腹立ちを収めるだけで、何の効果もないのかもしれない。
ネガコメが一気に沢山つくのは、内容と無関係に気持ち悪いってのは分かるので、人によっては俺のブコメのせいでニセ科学批判が嫌いになっちゃって、むしろ逆効果ですらあるかもしれない。
だから言い方はよーく考えようと思う。説得力があって、なおかつ感じ悪くないようにね。
でも、おかしいと思うサイトを見て黙ってるのは嫌だ。
ちょっと話が逸れるけど、俺は社会科は理科以上に苦手だった。特に近代史はまるで駄目だった。
だから、南京大虐殺の話なんかも、前後関係とかどの説が信憑性あるのかとか、全然わからない。
殺された数は何十万人と言ってる奴もいれば、そんな事件自体なかったと言ってる奴も居る。熱心に語ってる奴の中には、そりゃあ酷い言い草のも居る。ただ尻馬に乗ってワーワー言ってるだけのも沢山居ると思う。正直、何だアイツら、と思う。
だけど、南京大虐殺という事件が歴史的に見て重要な意味があること、そして人によって言う内容にすごく差があるから、読んだ話をすぐ信じないほうがいいのは、彼らの紛糾ぶりを見るとよくわかる。
俺は、ニセ科学問題もまずはそうなって欲しい。今は変な健康グッズや眉唾の健康法がそこら中に溢れかえっていて、それがデリケートな問題だなんて一般的には思わないだろ?
騒ぐ連中が一定程度いることで、「これはもしかしたら、ホイホイ信じないほうがいいのか」って誰かに思ってもらえたら、大きな前進だと思うんだ。
南京大虐殺の話については、俺が意見を求められる事はまずないし、直接生活に関わってこないので、態度を保留しておく事もできる。
でも健康関係のニセ科学はそうじゃない。少なくとも俺にとっては、今目の前にあってどうにかしなけりゃいけない問題だし、誰にとってもそうなる可能性は十分ある。っていうか、人生を通してみれば多分かなりの確率で問題になる。だから、保留にはできないんだ。
まあ、今の所関係ない人は保留しててもいいかもしれないけど、冷静な判断ができる立場のうちにちゃんと考えて欲しいとも思う。いざ病気になると、本当に判断力って落ちるからさ。
それでもって、やっぱりニセ科学批判が気に入らんて人も、実際にその健康法とか健康グッズがどうかってのは、ちゃんと判断して欲しい。批判者自体は「脳味噌空っぽのイナゴどもめ」と馬鹿にしてもいいから(よくないけど)、不誠実な商品は不誠実だって見抜いて欲しいんだ。
安心を与えてればいいって訳じゃない筈だ。セコムに金払って家のあちこちにセンサーつけてもらったけど、実はそれは中身の無いただの箸箱でした、じゃ酷いだろ? 「安心は得られたはずだし、ステッカーが泥棒避けになってるから無意味ではない」とか言われたって、納得できないだろ? そういう話と、ニセ科学を同じに扱って欲しい。
何だか取り留めない長文になっちゃったけど、こういう言い方のほうが伝わる事もあると思って書いてみた。
ちゃんとデータを調べてくださってる、ちゃんとした批判者の皆さんには、いつも感謝してます。なるべく足を引っ張らないようにしますから、どうかこれからもご活躍ください。
http://anond.hatelabo.jp/20090728063423
に対する反応がひどすぎる。
現在では性同一性障害は脳の性別と体の性別が一致していない病気だと理解されている。
少し前までは、「生まれてから3~5才位までの間に精神の性別は獲得されるものでその時に性別の正しい獲得ができなかったのではないか」という説と、動物実験などから「脳の性別の分化は胎児期に起こり何らかの原因(母体へのストレスやある種の薬物など)が、それを妨げたのではないか」という説の2つがありました。しかし、生まれつきに曖昧な性別になってしまうある種の病気の人達の研究や、子供の時に事故でペニスを失ったため、女性として育てられたが上手く適応できなかった人の例から、近年では、前者の説は少々不利になっています。そして、最近の研究で脳の性差が少しずつ解明されてきており、胎児期の障害ではないかという後者の説が有利になってきています。
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Labo/7835/gid/rikai/rikai_1.html#03
言い換えれば気の持ちようでどうにかなる問題ではないということ。だから手続を踏めば国内でも性転換手術を受けられるようになったし、戸籍上の性別も変えられるようになった。性同一性障害は性格の問題ではなく、きちんとした病気なのだ。
それにもかかわらず増田の反応はひどい。性同一性障害についてきちんとした知識がないと思われる反応がいくつか見受けられる。いつもは声高にニセ科学を叩いている人たちが多いのに不思議だ。
叩く専門って何?法律用語の誤用を叩く専門っているの?むしろ、そういう誤用を正したいのなら、叩いてどうするの?根気よく啓もうしていく以外、道はないよ。叩いて誤用が正せるんだったら誰も苦労しないよ。
あと宗教だからといって論理が飛躍硬直してるとも限らないわけで「論理が破綻してるから宗教のようにみなす」という姿勢こそ批判されてるんだけど。
いろんな意味で突っ込める一文だよ。まず、論理の飛躍・硬直ぶりが、悪い意味で宗教の信者みたいだと言ってるのであって、宗教だから論理が飛躍硬直してるとも限らないなんて、それは当たり前、んなことは誰も言ってない。百歩譲って「論理が破綻してるから宗教のように見なす」という姿勢を認めるとして、じゃ、論理が破綻してるのは認めるんだね?
誰もそこまで言ってないよ。法律用語の誤用があってそれを認めてるからって、法律なんか理解しなくて当然なんて話にはならんでしょう。全然別の問題を絡めてるよ。
それは大変な作業で、君が考えてるほど簡単な話じゃないのは、法律用語の誤用と比べてみればわかるでしょう?改善しようとする姿勢は確かに大事、だけど一般の誤用を正そうとする努力は賽の河原で石を積むようなこと。根気がいるよ。
正しく使える気がないならわざわざ無理して使わず平易な言葉だけ使って話せばいい。そーかる事件か何かじゃあるまいし何で無理してわかってもいない言葉を使うんだか。単にかっこつけたいだけで使ってるのに誤用したらかっこ悪いんじゃなかろうか。
言いたいことは分かるし、無理せずに平易な言葉を使えばいいじゃないかというのは分かる。だけど、君は何様のつもりだ?結局は、理解している自分はエライって自己顕示欲だけじゃないの。理解している自分たちだけが使ってれば、それでいいんでしょう?なら、自然科学の専門用語に限らず、ニセ科学批判で使われる言葉、いちいち定義されて、みんなの合意の上で利用されています?一時期、「ニセ科学批判」という言葉の定義そのもので紛糾した人たちなのに?自然科学者だって、言葉の使い方はかなりいい加減な部分があるんだよ。
専門用語は確かに難しいから、一般には誤解があったり誤用があったりする。だけど、そういうものとは根気よく付き合うしかないんであって、叩く専門がいればいいとか、分からんのだったら使うなとか、そんなことをのたまう権利はたとえ専門家であってもない。んなこといってるから、だから科学教だって言われるの、分からんか。