遡ること1ヶ月と数日。どこからともなく桜の風が吹いた福井県の某所に、春の陽気と呼ぶにはあまりにも熱すぎる「気」を放つ集団があった。頭上に一足早い入道雲を引き連れた我々は大原みちるの追っかけである。
12時を少し回るころ、雲の後ろに身を潜めただらしない太陽に代わりステージに登場したのは太陽のような笑顔だった。開幕。誕生日なので当然の権利のようにパンを食べながら現れる。そして誕生日なので当然の権利のように食べながら挨拶をする。当然何を言っているのかは一切聞き取れなかったが、それで会場が盛り上がるあたりお互い流石だなと思った。
最初のコーナーは、昨年度の活躍を写真で振り返りつつ、トークするコーナーだ。正月の仕事について、写真には残っていないが巫女服を着ていたと発言し、会場に驚きと悲しみの入り混じった声が響いた。
続くコーナーは福井県のローカルクイズだ。が、会場のオタクの9割はnot福井県産であり、そのままでは難易度が高すぎるため、本日の主役がジェスチャーでヒントを出すシステムだった。図書館のモノマネが個人的にツボだった。
ライブ。ここ最近の新曲からいくつか歌っていた記憶。特筆すべき事は無かった。
シメ。濁ったバースデーソングの合唱に合わせて舞台袖から2m近い高さのケーキが登場した。入場時の暴れっぷりを忘れたように何食わぬ顔でお行儀良く一口。ケーキをガン見しつつ今年の抱負を述べ、閉幕となった。