多くの企業では、職場の清掃は清掃員が週末や夜間に行うものだが
その職場には清掃員がおらず、社員が当番制で掃除するルールになっていた。
月に2度掃除の時間があり、掃除当番の社員が用具入れから掃除機を取り出し、自部署の掃除機掛けをする。
皆、ダストボックスがパンパンになり、全くゴミを吸えなくなった掃除機を、何も考えずにフロアにかけ続けていた。
用具入れの中もひどいもので、壊れた掃除機が何台も放置されていた。
中には紙パック式の掃除機を、紙パックをつけずに使った結果壊れたものもあり
「他の掃除機が出払っているから」と、その明らかに壊れてボロボロの掃除機を引っ張り出して使おうとする社員までいた。
そこそこ有名な企業の、そこそこ立派な大学を出ているはずの社員たちが
「掃除当番になったら掃除機をフロアにかける」という指示を表面的にこなしている光景は
漫画やアニメに出てくる「人間のしぐさの真似をする怪物」を見ているような不気味さがあった。
こういう人たちが、普段は大企業の業務システムや、公共交通機関システムの開発や保守に携わり
部下に対して「考慮が足りない」「問題の掘り下げが足りない」とダメ出ししているのをみると
何とも言えない気分になったのを覚えている。
君女で 他のやつほぼ男だったりする?
有能な社員しか居ないとそうなる。 心優しい無能なバカが世の中に必要な理由